進出企業同士の工場長によるネットワークを形成する。
進出企業が鹿児島県内へ定着し、少しでも大きく成長いていくための情報交換、ビジネス交流を展開する。
色々な方々の努力のお陰で鹿児島に進出されてきても、これまで何社も鹿児島に定着できずに撤退を余儀なくされた企業があります。
撤退理由としては、人材確保の問題や仕事の受注など様々な問題があるようですが、建物が今でも空き工業として残されている状況をみると、誘致活動に関わった者としては、非常に残念で寂しい気持ちがします。
進出して戴いた企業に、何とか鹿児島に定着し、少しでも大きく育って戴きたい。これが地元誘致市町村の願いでもあります。
ただ、願っているだけでは、何も変わらない。少しでも何か動きをしないといけない。そのために何をするか、出来ることから何かやろう、ということで「かごしま企業家交流協会」が昨年から始めたのが次の活動です。
・進出企業の工場長のネットワークを形式する。
・定期的な工場長会議を開催する。
・お互いの工場見学と意見交換を行う。
この活動の一環で、9月3日(水)、今回は
鹿屋市吾平町にある「㈱サクラクレパス鹿児島工場」の見学会と意見交換会を開催しました。
サクラクレパス鹿児島工場
○見る側の工場長にとって、自社以外の業種の違う工場を見学することで、
・生きた経営の教材、ヒント、情報に触れることができる。
・又、人脈づくり、ビジネス交流への発展へのきっかけになる。
など大いに役立つそうです。
○異業種の工場長等に工場を見学される側は、
・工場内の整理、整頓、挨拶、そして、質問等に対する回答など、いろいろ
な面で工場内の見直しを行う機会になる。
・受入準備などを行うことで、従業員の方々がいい意味での刺激を受ける。
とのことです。
サクラクレパスの製品
サクラクレパス鹿児島工場は、㈱サクラクレパス(本社:大阪市)の生産会社として、昭和46年2月に鹿屋市の吾平町に設立されました。
文具・描画材料の総合メーカーとして、全国的に有名な企業で、昭和58年には、全国で最初の水性マーキングペンのJIS表示許可工場となり、サクラクレパスのメーカー類であるサインペン、プラスチックペン、ヒグマ等の水性マーカー、ボールサインペン、ソリッドマーカー等油性マーカーを年間約8、000万本製造しています。
鹿児島工場は、従業員全員地元・近隣の町からの雇用で、地域密着型の典型的な鹿児島に貢献戴いてる企業です。
製造現場の様子 意見交換の様子
このような地域密着型の企業が、地元にどっしりと根をおろし、今後も少しでも拡大して戴くことは、地域にとって非常に大事なことです。
今後更なるご発展を心から期待しております。
かごしま企業家交流協会
◇ http://www.kagoshima-kigyouka.com/