会員企業で、鹿児島大学大学院生の教育実習を行っています。
今回は、インドネシア出身のアグス・スカルト・ウイスモグロホさん。東洋ツール工業とダイツール技研での実習でした。
両社の本社は大阪、鹿児島工場で受け入れてもらい、切削工具の製作、及び金型製造の現場で体験をしてもらいました。
特に、ダイツール技研では、同工場の下橋清美工場長の自宅にホームスティさせてもらい、8日間にわたり、金型の設計から加工・製造まで、インドネシアに持ち帰って、実際現地で使える金型のモデルづくりにチャレンジしています。
彼は、今月末には、鹿児島大学での博士課程を修了し、母国へ帰り、インドネシア政府の物理研究所に職場復帰するとのことです。今回の実習で、日本の技術や装置だけでなく、工場現場で働く技術者の仕事に臨む精神面までをも学びたいと意気込んでいます。
彼には、今回の実習成果を持ち帰り、ぜひ、鹿児島とインドネシアとの架け橋役を期待したい。
まだ、鹿児島大学院の理工学研究科の院生の受け入れは、スタートしばかりですが、今後、2人、3人と実習を重ね、企業と大学との人材育成の良好な関係が構築できるこよう、当協会でもバックアップしていきたいと考えております。
かごしま企業家交流協会
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