よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

島津斉彬生誕200年 / 鹿児島の話題・情報(21)

2009-09-28 09:05:47 | 鹿児島の話題・情報

今年は、島津斉彬(1809年生まれ)生誕200年である。

島津 斉彬とは、幕末きっての開明君主であったと言われている。

島津 斉彬((1809年4月28日~1858年8月24日)は、江戸時代後期から幕末の外様大名で、薩摩藩の第11代藩主で、島津氏の第28代当主である。

斉彬は、下士階級出身の西郷隆盛や大久保利通を登用して朝廷での政局に関わらせ、明治維新を成し遂げる人材を育成したことで有名である。

だが、幕末きっての開明君主として、功績を残している。

藩主に就任するや、藩の富国強兵に努め洋式造船、反射炉・溶鉱炉の建設、地雷・水雷・ガラス・ガス灯の製造などの集成館事業を興した。土佐藩の漂流民でアメリカから帰国した中浜万次郎(ジョン万次郎)を保護し、安政元年(1854年)、西洋式帆船・いろは丸を完成させ、西洋式軍艦・昇平丸を建造し徳川政府に献上している。

又、日の丸を日本船章にすべきだと献策し、同年に幕府に正規に採用された。以後、日の丸は日本の国旗となっていく。また、帆船用帆布を自製するために木綿紡績事業を興している。

残念なのは、藩主になって7年という期間の短さで、病死したことであり、彼がもう少し長生きしておれば、明治維新も変わったものになっており、西南戦争も起きなかったかもしれない。

いずれにしても、今の経営者にも参考になる藩主(トップ)であり、科学者(技術者)であり、将来を見据えた経営者でもあったのではないだろうか。

かごしま企業家交流協会

◇ http:// www.kagoshima-kigyouka.com/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする