九州新幹線 9~10月に認可申請
JR九州社長が8月25日に記者会見で明らかにする。
いよいよ待望の九州夕新幹線のフル操業の詳細が明らかになってきた。
JR九州の唐池恒二社長は8月25日の定例記者会見で、来年3月に全線開業する九州新幹線の運賃について、9月下旬から10月にかけ、国に認可申請する方向で調整していることを明らかにした。
新大阪までの運賃については、航空機より低く設定するとの見通しを示した。現在、大阪(伊丹)-鹿児島の航空運賃は、通常期で片道2万6800円。
最速で3時間47分とされる新大阪-鹿児島中央の運行時間については、「4時間を超えるか超えないかで、(航空機と)シェアが50%を切るかどうかに影響する。何とか4時間を切れるよう作業をしている」と述べた。
さらに時間短縮するには、時速260キロの最高速度を山陽新幹線並みの300キロまで上げる必要があるとして、「設備を増強しなければならず、現状では難しい」と話した。
今回の会見では、まだ見通しの情報だが、1ヵ月後の認可申請時には、具体的なダイヤや料金等が明らかになるだろう。そうなると、鹿児島市内や南薩・北薩地区の航空機利用者の新幹線へのシフトが増えるだろうし、新たな新幹線・航空機競争時代が到来することになる。
これが、鹿児島県内の経済や観光にどういう影響を与えるのか、注意深く注視する必要があるのではないでしょうか。
かごしま企業家交流協会
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