「中国古典」は、日本人の教養の根幹である。
今こそ中国古典を下地に「たくましさを身につけよ」
中国文学者の守屋 洋氏が、標記のことを薦めている。今、中国なしには日本の経済を語れない状況の中で、とても気になる中国古典の薦めである。同氏によると、今、日本の政治や企業の第一線で苦労している30代から50代の皆さんに中国古典をぜひ読むように薦めている。
中国古典は、江戸時代の後半から末期にかけて、藩校や私塾で人材育成が行われた際に、1つの例外もなく、この中国古典を教えたそうです。中国古典から日本の先人が学んだことは、大きく次の3つだそうです。
1つは、修己治人。己を治め人を治めるです。上に立つものはどうあるべきか、リーダーの心得です。
2つ目は、経世済民です。国や組織をまとめていくにはどうすればうまくいくのか。政治や経営についての心得です。
もう一つが、応対辞令です。人と会って話をする時の受け答えです。人間関係についての心得であり、外交交渉など交渉ごとの心得です。
決して、先人たちは、、中国古典を鵜呑みにしたわけではなく、日本の伝統の中にうまく取り入れたとのことです。守屋氏は、大事なのは、知識を少しずつ実行に移していくことであり、単なる知識では駄目、そんなものは付け焼き刃です。自分の体験の上に立って納得しなければ、そういうものが強いと言われています。今の時代にも適応できる薦めではないでしょうか。
かごしま企業家交流協会
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