びっくりしました。あの翁杉が倒壊とは残念です。
縄文杉登山の際の魅力ある屋久杉の1本でした。
自然遺産である屋久島の魅力は何といっても屋久杉が主役です。屋久島の登山の際には、1000年以上延々と生き続ける屋久杉の勇姿が見られるのが、何と言っても魅力です。ちなみに、屋久杉と呼ばれる杉は、樹齢が1,000年以上を屋久杉と呼び、それ以下の樹齢の杉は小杉と呼ばれています。
私は、これまで約30回以上の屋久島の登山をしましたが、その中で一番多いのが縄文杉登山、屋久杉に会いに行く登山です。 その屋久杉の登山の魅力は、屋久島の自然を堪能しながら、切り出した屋久杉を運んだトロッコ道を2時間程度延々と歩くことも魅力ですが、何と言っても、縄文杉に会いにいく途中で、翁杉(高さ23.7メートル、幹回り12.6メートル)や夫婦杉、そして、ウイルソン株など、屋久杉の切り株などを見ながら登山することです。
樹齢2,000年と呼ばれる翁杉は、縄文杉や、紀元杉、弥生杉などに比べそれほど知られていない屋久杉ですが、縄文杉登山の際には、登山道から身近に見られ、翁という名前からも、多くの登山者に親しまれた屋久杉の1本だったと思います。
報道によると、折れた3mの部分の中は空洞で、その上の杉の重さに絶えられなかったようです。ここ、6,7年間は屋久島登山が途絶えていますが、何とか又登山をしたいと思っており、その際に、翁杉の勇姿にはもう会えないのはとても残念でなりません。
翁杉として2,000年間の歩みに対し、心から感謝をささげたいと思います。
翁 杉 倒壊した翁杉(屋久島管理センター提供)
かごしま企業家交流協会
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