よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

ネイチャーテクノロジー③/どうなる日本経済(92)

2010-12-09 08:29:19 | どうなる日本経済

生き物の秘技を製品に・・・日経ビジネス11月29日号

昆虫パワー、未来を変える?・・・日経新聞12月5日

標記の2つは日経ビジネス、日経新聞に最近掲載された記事のタイトルである。

ここ1,2年で、この分野に関心を持つ企業が増えたという。IT機器や自動車部品等が、韓国や中国などのアジアに追われ、既に追い越されたものも多く、環境技術や省エネ性能で日本は、差別化を図ろうとしているが、この分野もアジア勢にキャッチアップされつつあると言われる。

日本がこれまでと違う製品作りで、他にリードしなければという危機感から、ネイチャーテクノロジーへの関心が高まっていると言われるますが、当協会の企業の中にも、以前からこの技術に着眼し、取り組みをされている企業がある。そんなものが研究開発になるのかというようなものに目を付け、今も研究開発を続けておられる。いつか、このブログでも紹介をさせていただく日がくると思います。

さて、このネイチャーテクノロジーの今回の紹介は、「ヤモリを参考にした粘着テープ」を開発した日東電工の話です。

ヤモリは垂直に壁を上り、下ったりすることができる。足裏に強力な粘着力がある動物ですが、この粘着力に着目し、ヤモリの足裏を分析し、その繊維構造を解明して、カーボンナノチューブ形状を最適化して、強粘着のヤモリテープを開発した。

ヤモリテープには、「剥がしたい時に剥がせる」「どんな物体にも接着できる」「接着面を汚さない」といった特徴があるという。

これまで紹介した3例は代表的なものですが、今後この分野の可能性を示唆していると思われる。人間にとって、自然界には不思議なものが多い、どこにでも開発の材料はあるのではないでしょうか。

                    

かごしま企業家交流 協会
hpp//www.kagoshima-kigyouka.com/
 
 
 
 

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