企業マネー200兆円がじわりと動き始める。
中小企業の設備投資3四半期連続で2ケタ増
昨日の日経新聞に標題のような記事が掲載された。
実は、昨日のブログで「日本のモノづくりの地位低下は歪めない。それは慎重すぎる設備投資など、守りに入る経営姿勢がその傾向に拍車をかけた。」と記したが、日本企業が預貯金の形で抱える200兆円のマネーがじわりと動き始めた。と掲載された。
それによると、中堅・中小企業を中心に設備投資が上向く兆しがあるほか、収益改善で人件費も下げとまりつつあり、大企業は海外のM&Aに乗り出したためだという。企業がようやく「守り」を重視する経営から一歩踏み出しことになる。ただ、これもじわり動き出したもので、本格的なものではない。円高など不安要素もあり、新卒採用など本格的な事業拡大にはなお慎重だそうだ。
また、昨日の日経新聞の社説のタイトルは、「政策と経営で韓国への巻き返しを急げ」と期されている。
韓国企業が世界市場で存在感を一段と強めているという。それは、今年初めて、日韓企業の世界シェアが「リチウムイオン電池」で入れ替わると見られているそうだ。このことは、私も以前このブログでふれたことがある。ただ、これだけではない、日本が韓国に追い越されそうなのは、テレビなどの液晶画面に貼る偏向フイルムや半導体用のシリコンウエアなど、素材部分でも攻撃を受けているという。
この社説で、「日本は真剣に韓国に学ぶべきだ」、そのうえで、国際競争力を取り戻す方策を採っていく必要がある。と述べられている。
来年こそ、日本が戦後驚異的な復興を果たしたあのエネルギーを思い起こし、更なる「モノづくり日本の復興」へのチャレンジを期待したいものです。
かごしま企業家交流協会
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