鹿児島市に国内最大級の太陽光発電
鹿児島市七ッ島の埋め立て地で稼働
1986年3月、 IHI(当時石川播磨重工)が進出し、2002年撤退した跡地の鹿児島市1号用地に、京セラなど3社が計画したメガーソーラーが建設され、今月初めオープンした。
県職員として、大阪事務所勤務時代に大型企業の誘致を試みたが、うまくいかなかった難問の土地に、国内最大級の大規模太陽光発電所が建設された。
この「鹿児島七ツ島メガソーラー発電所」は、IHIが所有する遊休地127万平方メートルに、京セラ製の太陽光パネルおよそ29万枚を設置。京セラやIHI、鹿児島銀行など7社が出資した会社が運営。総投資額はおよそ270億円、出力は7万キロワットと国内最大級。
年間発電量7900万キロ・ワット時と、一般家庭およそ2万2000世帯分をまかなう見込みです。(鹿児島市の全世帯の8%分・県の消費電力の2.2%分)
入口付近には、発電所を一望できる展望コーナーや、発電量を確認できるモニターなど太陽光発電の仕組みや発電所の概要などを紹介する、入場無料で事前予約制の見学施設も設置。
観光客や修学旅行生も立ち寄れる施設として、地元の地域振興に役立てることも期待されており、事業期間は、20年の予定。運営する「鹿児島メガソーラー発電」では、この間、桜島の降灰、台風、塩害対策など太陽光パネルの耐性に関するデータを蓄積し、今後に生かす拠点にもしたいとしています。
*鹿児島七ツ島ソーラー科学館は6日開館、休館日は月・火曜、年末年始
かごしま業家交流協会 hpp//www.kagoshima-kigyouka.com/
かごしま暮らしネット hpp//www.kagoshima-kurashinet/