中国新車販売台数が2000万台超
世界の販売台数の4分の1を超える。
ビックリする販売台数である。さすが中国は「世界のマーケット」だと、改めて思います。世界の新車販売台数は8000万台の中で、中国の販売台数はずば抜けています。
昨日の日経をご覧になった方は同じくビックリされたことと思います。朝の通勤時の洪水のような自転車の波は、つい最近の気がしますが、今や、中国の新車市場の規模は米国の約1.4倍とみられています。
中国の新車市場を引っ張るのは、内陸部での自動車の普及がすすんでいるとのこと。これまでは上海や広州といった沿岸部が主な購入層だったが、都市化が進む内陸部でも新車需要が拡大しているようです。
ただ、それでも中国の人口に占める自動車の保有割合は、まだ1割未満。日米欧の普及率が6~8割であることを考えれば、これからの中国の普及はまだまだ今からでしょう。
フォルクスワーゲン(VW)や米ゼネラル・モーターズ(GM)は、中国内陸部で工場の増設に動いており、中国でのシェアが1割を切った日本勢も、10月には反日デモが起きる直前の18.6%に迫るまで中国シェアを回復しているといいます。
日本で気になるのは、中国で走っているの車の性能の方。現実は新型車が多く、特に自動車の性能が悪いわけではなく、むしろ大気汚染の理由は中国で流通する粗悪なガソリンが原因と指摘されています。
これからも中国への各国の車の販売競争はむしろ激化する気配です。日本は中国との政治関係が気になるが、生きた経済は動きを止めない。
このような動きの中で、世界のマーケットである中国に対し、しっかりした認識を持ち、鹿児島のモノづくり企業が中国とどういう関係を作り、自社の製品を売りにでるのか注目していきたい。この経済の企業の動きと絡ませて上海路線の維持も考えていくと、又違う展望が見えるのではないでしょうか。
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