世界的なツル飛来地出水平野
今年も1万羽を超える。
世界的なツルの越冬地・出水平野で今月9日早朝、今季初の羽数調査があり、荒崎休遊地(出水市荘)と東干拓休遊地(同市高尾野町下水流)に、計1万468羽のツルの飛来が確認された。17季連続の“万羽ヅル”となった。
出水市では、11月1日から翌年3月第4日曜日までの間、毎年「ツル観測センター」がオープンし、大勢の見物客で賑います。
2階建ての同観測センターの目玉は、なんといっても360度の大パノラマ。そこに広がる大自然のおりなす一大風物詩ともいえるツルの美しい舞。間近でツルの生態を見ることが出来ます。また、パネルやビデオによるツルの情報にも一見の価値があります。まるで、ツルのものしり図鑑といったところでしょうか。館内には食堂や売店も完備され、出水の冬の観光スポットとして人気があります。
ツルは、シベリア地方から中国を南下して韓国に渡り、さらに南下して壱岐を通り、長崎半島から八代海を通って、当地に渡来してくるといわれています。天空を乱舞するツルの姿は雄大で、しかも神秘的で思わず息をのむシーンです。また平成8年6月には、環境庁の「残したい日本の音風景百選」にも選ばれています。
出水地方に渡来するツルは、ナベヅル・マナヅル・クロヅルで、時にはカナダヅル・ソデグロヅル・アネハヅルなども渡来することがあります。 平成16年には、タンチョウの幼鳥1羽が37年ぶりに渡来しました。
ツルの恩返しを期待するといけませんが、今年も何か幸運を運んでくれることを期待してます。
かごしま業家交流協会 hpp//www.kagoshima-kigyouka.com/
かごしま暮らしネット hpp//www.kagoshima-kurashinet/