新年度がスタート
新入社員へのトップの言葉
2014年度が始まり、日本企業では多くの企業が新入社員を迎えたことが報道された。
各社トップのメッセージでは「変化」や「グローバル化」など、日本企業がビジネス環境にダイナミックな動きに対応できる「柔軟性」を求めていることがわかる。
それなりに毎年の経営環境を反映していて興味深いものがあり、新聞各紙の報じた社長訓示は、全体的な傾向としては、例年どおり「若さ」・「チャレンジ」・「変革」・「創造」・「失敗をおそれず」といった言葉が目立つている。
大手を除き、まだまだ経済の低迷と経営の不振が続く中で、なんとか現状打破を図りたいという「自立」とか「自己啓発」、「プロフェッショナル」といった言葉も目につく。
型破れのものとして、4月1日から組織再編される「みずほホールディングス」が、3月31日に一足早く入社式を行なった前田晃伸社長の訓示は、「マニュアル通りにやるな、上司のいうことを聞くな、責任は上司にとらせろ。の3条をおくりたい。ということだったとのこと。そのまま聞くと、どうなっているの?ともとれる。
モノづくり企業では、松下電器の中村社長は「日本文明の最大の強さ、特徴である『小さなものを巧みに作る力』はバイオやナノで新たな力を発揮する」と表明。
キヤノンの御手洗社長は、「日本全体が『平等』という非競争の哲学から、『公平』という競争の哲学に転換していかなければならなくなった」と訓示しているという。
私も常々主張しているが、トクヤマの中原社長の訓示は、これだけは絶対に忘れないでほしいと前置きして「社内外問わず、大きな声で元気にあいさつをしてほしい」だったそうだ。
ユニークなのは、ミサワホームの三沢社長の「以前は『出る杭は打たれる』だったが、今は『出ない杭は抜く』だ」という訓示。
最後に、今年はどの企業も画一的で平凡なものが多い中、日産自動車のカルロス・ゴーン社長の、「日産は楽で居心地のいい変化のない職場を希望する人には期待はずれだが、将来に向け課題に挑戦したい人にはふさわしい場所だ」。という訓示にはなるほどと頷ける。
さて、2014年度は、どういう年度になるのか、不安でもあり、楽しみでもある。ハーフ、ハーフと言うところだろうか。
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