アジア40億人の巨大な市場
現地での意志決定が成否を分ける。
アジアに駐在し、実績を残したリーダーが社長に上り詰めるケースが増えているという。
「日本企業にとって現地での挫折や達成感が、経営哲学や戦略構築の土台を築く」。このようなアジアを経験した人物が、その経験と実績を引っ提げて本社の社長に就任する傾向が出てきているようだ。
考えてみれば、世界人口70億人の内、アジアの人口は40億人。実に巨大な市場だからだ。日本企業の進出は中国2万社超、インドは1,000社、真の競争はこれからだと言われる所以だろう。
「一刻も早くアジア全体の最適化を考えてビジネスモデルを構築することと、経済水準や文化の違いに対応すべき、国毎のきめ細かな現地化も欠かせない」。この2つの戦略を両立させられるかどうかが成功のカギを握ると言われる。
こういう背景から、アジアを経験した人物が今日本企業には必要、いや、今や日本企業が生き残っていくために必要だといううことだろう。
アジアは、まだ、法律や規制、インフラが未整備で、市場環境が刻一刻と変化する、そんな中のバックグランドを持つチームをまとめながら、素早く意志決定をする必要がある。過去の成功パターンは簡単には通用しないので、走りながら考えるマネジメントが要求される。次々と生まれる課題を、迅速、的確に、解決していく。経営者を育てる環境として、アジアは最も適していると言われる。
これから日本企業が今から成長著しいアジアを取り込んで生き残っていくためには、こういう経験をしたリーダーが日本本社のトップにも求められているということだ。
ただ、こういう日本企業の傾向は、鹿児島ではまだ全く見えない。アジアに近い鹿児島。鹿児島の企業が生き延びていくには、全く同じことがいえるのではないかと思われる。一考すべきことではないだろうか。
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