九州の自動車生産、今年度計130万台弱
2年連続で減少
九州の自動車生産2年連続減少へ。とても気になる減少である。
2014年度の自動車生産台数は13年度比5%前後減り、合計130万台弱となる見通しだ。
2年連続で前年実績を下回ることになり、今後の展開がとても気になる。輸出車の生産の海外移管が進むことに加えて、消費増税前の駆け込み需要の反動減も響いたと、言われている。
定着した円安を受けて既存の輸出用車種の生産は堅調だが、生産移管などの影響を補えない。
完成車メーカー4社が担う九州での生産は12年度に約142万台を記録し、東日本大震災後の需要落ち込みの反動増などの影響で過去最高になった模様だ。逆に、13年度はこうした効果が薄れて137万台弱になったようだ。
具体的に各社の14年度の生産は、
日産自動車九州 45万台程度、13年度より1割弱少ない。
ダイハツ九州 40万台弱程度 13年度より8%前後少ない
日産車体九州 12万台強 ほぼ13年度並み
トヨタ自動車九州 31万台程度 13年度並み
14年度は、前年度に更に生産減が続くと、部品など関連産業への影響も出てきそうだ。製造業の中でも、一番好調と言われる自動車生産だが、九州では気になる状況である。
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