よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

業態転換の成功例/どうなる日本経済(382)

2015-03-17 08:28:44 | どうなる日本経済

「業務用ガスレンジの『火力調節つまみ』」から

「エネ機能付き『水道部品』」へ 

業態転換の成功した企業がある。町工場が集積する大阪府東大阪市にディージータカノという会社である。

既存設備を生かし、従来比100倍の単価の事業へ進出を果たした東大阪屈指の“業態転換成功企業”だ。と、日経ビジネスに紹介された。

きっかけは、2005年頃から中国や韓国から低価格部品が流入。その際に活きたスキルは、高い加工精度と設計力だった様だ。

2009年に発売した「バブル90」は蛇口に搭載するだけで、水の勢いを変えないまま水量を10分の1にできる。その省エネ性能の高さに消費不況に悩む多くの飲食業者が飛びついた。と言うことらしい。

「あるラーメン店では年間120万円かかっていた水道代が66万円になった」。そんな口コミが2014年に一気に全国の飲食業者の間で広がり、累計販売個数が5万個を突破。2014年度の会社全体の売上高は2013年度の20倍に当たる2億円に到達したのだそうだ。

「他の水道部品と異なり、バブル90の製造には高い加工精度と設計力が必要。海外勢には真似できない」と、同社の社長は説明している。

成功の秘訣は、「宝は成長分野にある。」と、日経ビジネスは評価している。成功と言っても中小企業の2億の規模の事例だから出来たとも言えないでもないが、それでも業態転換を図った社長の決断、勇気にはやはり感心させられる。

皆さんはどう思いますか。

            

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