日本のスーパーはどうなる「スーパーの最終戦争」
今、日本に欧米勢が次々に上陸し、戦線を拡大している。
今、日本の製造業は、中国資本に迫られ、資本提携で日本技術が取り込まれているが、流通業界、スーパーの世界でも、極限まで次々と体力を使い果たした日本勢は敗れ去り、本土内に外資の資本が入り込んでおり、欧米勢が急拡大している状況らしい。
ここ10年で次々に参入してくる外資スーパーに対し、日本の流通業界は冷ややかな視線を投げかけていたが、世界小売業ランキングトップ10のうち、4社が日本で店舗を展開している。日本勢では、最大手のセブン&アイ・ホールディングでも世界14位。価格競争に持ち込まれれば、勝ち目はないそうだ。
最大の防波堤は、消費文化の違いだったそうだが、この壁を打ち破るために、外資系スーパーは10年近い歳月をかけてきており、この不況による消費停滞で、世界の調達網を駆使した「低価格路線」を取る外資が支持を集め始め、厚い日本市場の壁が崩れかけた好機を見逃さず、外資が一気に戦線を拡大しているのが、今の状況のようだ。
ちなみに、世界小売業ランキング10位内のうち日本への出店数は
1位 ウォルマート・ストアーズ(米) 372店
3位 メトロ(独) 6店
4位 テスコ(英) 149店
8位 コストコホールセール(米) 9店
日本国内が外資の看板で埋め尽くされてしまうのか。その迫りくる最終決戦もそう遠くない時期に迫っているようだ。
かごしま企業家交流協会
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