よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

販売開始/鹿児島での活動(91)

2010-09-13 06:08:42 | 鹿児島での活動

ようやく始まりました。鹿児島まるごと体験パッケージツアー商品販売。

近畿ツーリスト鹿児島支店が販売開始

いつでも、誰でも、どこからでも(東京、名古屋、大阪)参加できる「鹿児島でのまるごと体験」パッケージ旅行商品が、やっと近畿ツーリストから販売されることになりました。

このパッケージ旅行商品は、当協会が昨年度から、鹿児島県から補助金を戴き、関西をモデルに取り組んできた都市圏域から鹿児島の農家や畜産・企業の工場などでの体験ツアーを企画し、近畿ツーリストが旅行企画商品として、販売をはじめることなったものです。

当初は、4月の早い段階で販売開始を目指しておりましたが、宮崎で発生した口蹄疫問題が4月から8月まで収まらず、結局9月から販売を始めることになりました。

県外の鹿児島県人会や観光関係者など、これから幅広くPRすることが大事だと思っています。ぜひ、多くの方々が、自然豊かな鹿児島で、理想のスローライフを体験いただけるようお待ちしております。

 詳しくは、「かごしま移住ナビ」 (kagoshima-iju.com) をご覧ください。

             

かごしま企業家交流協会 

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屋久島の翁杉が倒壊/コーヒーブレイク(18)

2010-09-12 11:46:33 | コーヒーブレイク・・・

びっくりしました。あの翁杉が倒壊とは残念です。

縄文杉登山の際の魅力ある屋久杉の1本でした。

自然遺産である屋久島の魅力は何といっても屋久杉が主役です。屋久島の登山の際には、1000年以上延々と生き続ける屋久杉の勇姿が見られるのが、何と言っても魅力です。ちなみに、屋久杉と呼ばれる杉は、樹齢が1,000年以上を屋久杉と呼び、それ以下の樹齢の杉は小杉と呼ばれています。

私は、これまで約30回以上の屋久島の登山をしましたが、その中で一番多いのが縄文杉登山、屋久杉に会いに行く登山です。 その屋久杉の登山の魅力は、屋久島の自然を堪能しながら、切り出した屋久杉を運んだトロッコ道を2時間程度延々と歩くことも魅力ですが、何と言っても、縄文杉に会いにいく途中で、翁杉(高さ23.7メートル、幹回り12.6メートル)や夫婦杉、そして、ウイルソン株など、屋久杉の切り株などを見ながら登山することです。

樹齢2,000年と呼ばれる翁杉は、縄文杉や、紀元杉、弥生杉などに比べそれほど知られていない屋久杉ですが、縄文杉登山の際には、登山道から身近に見られ、翁という名前からも、多くの登山者に親しまれた屋久杉の1本だったと思います。

報道によると、折れた3mの部分の中は空洞で、その上の杉の重さに絶えられなかったようです。ここ、6,7年間は屋久島登山が途絶えていますが、何とか又登山をしたいと思っており、その際に、翁杉の勇姿にはもう会えないのはとても残念でなりません。

翁杉として2,000年間の歩みに対し、心から感謝をささげたいと思います。

             

               翁  杉                 倒壊した翁杉(屋久島管理センター提供)

かごしま企業家交流協会

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タイが注目されている/どうなる日本経済(73)

2010-09-09 06:18:40 | どうなる日本経済

日本自動車メーカーのタイへの生産投資が急加速

タイが世界への輸出拠点として期待されている。

今週の日経ビジネスに「気がつけば、タイが自動車王国に」という標題で記事が掲載されている。世界への輸出拠点としての期待から、国内とは対照的に大型投資が相次いでいるとのこと。

これからの自動車王国といえば、何と言っても世界の工場中国だろうという認識があったので、以外といえば以外であったが、新聞各社の報道でもタイへの日本の自動車メーカーの投資情報が相次いでいることを考えると頷ける。

日産自動車が新型マーチをタイから日本に逆輸入し始めたことは有名だが、マツダが米フォード・モーターとの合弁会社オートアイランド・タイランドに約300億円を投資すると発表しており、三菱自動車も11年度には1000~1200cc程度の世界戦略車を約400億円投資しタイで生産する。

この他にも、スズキが12年春の稼動を目指してタイに200億を投じて新工場を建設中、トヨタもプリウスの生産を年内にもタイで開始する見込みだそうだ。記事の言葉を借りると「怒涛の勢いで投資を加速」ということらしい。

日本の自動車メーカーは中国、インド、ブラジルなどへの投資も進んでいるが、それらはあくまで現地市場の販路拡大であり、タイへの投資は、世界各国への輸出が前提だそうだ。日本の生産拠点の代替をタイに求めている最大の理由が、タイ政府による優遇策が投資の呼び水ということらしい。

国内、とりわけ地方が自動車メーカー及び関連企業を誘致することが、税の減免など様々な優遇措置を用意していることだとしたら、残念なことだが、タイの国策に地方がとても太刀打ちできるものではないといわざるを得ない。ひとえに国策としての施策が問われるが、どうもこの流れを、もう「止めることはできないのではないでしょうか。

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電動バイクブームがくるか?/どうなる日本経済(72)

2010-09-08 06:20:49 | どうなる日本経済

電動バイク元年?電動バイクが相次いで発売される。

ホンダ、ヤマハ発動機など、低迷する二輪車に変わり、国内市場に新たな波を起こせるか。

ヤマハは「電動バイク」を9月1日首都圏で「EC-03」を先行発売した。騒音・排ガスを委細出さず、6時間の充電で43kmの走行が可能なものだ。価格もガソリン2輪車との性万~10万ほどの2「5万2千円と割安感を打ち出している。ホンダも電動スクーター[EV-neo」のリース販売を12月から国内で始める。

2輪車の国内出荷台数は2009年、ピークだった1982年のおよそ9分の38万台まで減少した。世界トップ2社の電動車の製品投入は、長期低迷する国内の2輪車市場で久しぶりの明るい話題として期待感が高まっている。

特に、鹿児島県は離島を抱え、ガソリンの高騰等を考えると非常に電動2輪車に対する関心は高いと思われる。

ただ、大手メーカーの狙いは、むしろ巨大な海外市場に向いているといわれる。ヤマハはEC-3を来年には台湾と欧州でも販売する。ホンダも、水準から物価水準からすると、新興国との見立てだ。それは企業戦略からするとやむを得ないものだと思われる。

一方、国内でも電動バイクは、環境、利便性で、社会に貢献できる乗り物として、イメージ刷新の切り札となる可能性があるといわれており、ぜひ、それを期待したい。

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流通・サービス業界の小型店の拡大/どうなる日本経済(71)

2010-09-07 06:23:04 | どうなる日本経済

流通・サービス業界での小型店を拡大する動きが広がる。

地方の流通・サービス業は生き延びていけるのかどうか。

外食では、すかいらーくが従来の半分のサイズの「ガスト」を駅前に集中出店、セブン&アイ・ホールディングスは今秋から都市部で生鮮食料品を充実させた小型スーパーを多店舗展開する方針だそうだ。初期投資を抑えながら、狭い商圏でも集客が見込める場所に小型店を機動的に出店し、収益の底上げを狙っていく。こういう考え方だそうです。

これから小売店や外食チェーンなど流通・サービス業界で小型店を拡大する動きが広がってくると、地域で生き残っている個性ある地域の小売店が、長引く消費不振に加え、ますます競争が厳しくなり、生き残りは難しくなるのだろうか?

今後、全国展開のスーパー.ファミレスが地方を制することになると、益々、地域の個性ある店舗が淘汰され、全国統一の店舗のみが生き延びることにならないだろうか。

逆に言うと、大型店は大型店で、グローバル化の流れの中で、米欧の大型店と日本の主要都市での熾烈なマーケット・ユーザーの確保について、争いをしている。この流れの中で、地方の小さな町での小型店の展開の話が出てきているということは、いよいよ地方都市でも、グローバル化の波を避けて通れない現実として、受け止めるしかないのではないだろうか。

モノづくりの世界でも、地方の中小の製造業が世界のモノづくりの競争の波を大きく被り出したのと同じ現象が、流通・サービス業界でも起きようとしていると見るべきだと思われる。今後、この動きも注目して行くべき流れではないでしょうか。

 

かごしま企業家交流協会

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京セラ国分工場用地取得要請/鹿児島の話題・情報(58)

2010-09-06 06:57:50 | 鹿児島の話題・情報

京セラ国分工場が霧島市に工場増設の用地要請

国分工場の隣地に11haを霧島市が取得、造成

京セラ国分工場が、工場増設を見据え、霧島市に用地取得を要請していることが9月1日に明らかになったとの報道がなされた。この不況時期に増設の用地要請は朗報である。

明らかなになったのは、現国分工場の西側の国分上小川の農地約11haで、地権者90人程度、交渉先は200人程度と見られているようだ。霧島市が2012年度夏ごろをめどに取得を終え、工場用地として造成、京セラに引き渡す計画らしい。増設時期は未定となっている。

同工場は、取得予定地の約半分を市民にも開放できる多目的グランド、千台以上収容の社員・来客用駐車場に充て、残りを工場用地とする予定だそうだ。

今回の京セラの要請は、昨年来の大型企業の撤退など、厳しい雇用情勢の受け皿としても、鹿児島県にとって大きな期待が寄せられる。

ただ、今世界の動きは速い。2年後の動向は今はなかなか予測つかない面がある。願わくは、一刻も早く実行に移されること期待してやまない。

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中国古典の活用②/コーヒーブレイク(17)

2010-09-02 06:43:11 | コーヒーブレイク・・・

中国文学者「守屋 洋」氏の進める中国古典の3冊

「論語」「孫子」「韓非子」をぜひ読むべきだと言われている。

この3冊は、これまでいろんな場で、何回も聞いてきたが、すべてを読み通したことはない。同氏は、次のように薦めている。

まず、1冊目の論語は、一番基本の古典である。論語からは信頼される社会人や、説得力のあるリーダーには何が必要かを学ぶことができる。

2冊目の孫子は、戦いの駆け引き、戦略、戦術のエッセンスをまとめた本である。

日本人は、戦略・戦術という言葉が非常に好きだが、いざ使うとなると世界で一番下手だと言われる。でも、リーダーは駆け引きの基本を知っておくべき。駆け引きには2つある。1つは、仕事を成し遂げるための駆け引きで、これはきちっと心得ておかなければならない。もう一つは、人を騙したり、陥れたりするための駆け引きです。これを使うと一遍に信用をなくします。ただ、これを使わないからといって、相手が使ってこない保証はない、そういう手口くらいは心得ていないと簡単に相手の仕掛けにはまつてしまう。汚い駆け引きも一応、心得ておかないといけない。

それからもう1冊は、韓非子です。

ものの見方には昔から性善説と性悪説があり、日本の社会は基本的には性善説でやってきた。ただ、一歩国の外に出るとそうではなさそうだ。性善説の欠点は、脇が甘くなることであり、その脇の甘さを突かれるとひとたまりもない。簡単にやられてしまう。人間というのは、信用ならん生き物だという人間前提に立って、リーダーとはどうあるべきか、それを説いているのが韓非子だそうです。

これからのグローバルな世界の中で、生きていくために、中国古典を下地にたくましさを身につけよと、言われる守屋氏の言葉を信じて、1回ぜひ読んで見られたらどうでしょうか。

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中国古典の活用①/コーヒーブレイク(16)

2010-09-01 06:12:20 | コーヒーブレイク・・・

「中国古典」は、日本人の教養の根幹である。

今こそ中国古典を下地に「たくましさを身につけよ」

中国文学者の守屋 洋氏が、標記のことを薦めている。今、中国なしには日本の経済を語れない状況の中で、とても気になる中国古典の薦めである。同氏によると、今、日本の政治や企業の第一線で苦労している30代から50代の皆さんに中国古典をぜひ読むように薦めている。

中国古典は、江戸時代の後半から末期にかけて、藩校や私塾で人材育成が行われた際に、1つの例外もなく、この中国古典を教えたそうです。中国古典から日本の先人が学んだことは、大きく次の3つだそうです。

1つは、修己治人。己を治め人を治めるです。上に立つものはどうあるべきか、リーダーの心得です。

2つ目は、経世済民です。国や組織をまとめていくにはどうすればうまくいくのか。政治や経営についての心得です。

もう一つが、応対辞令です。人と会って話をする時の受け答えです。人間関係についての心得であり、外交交渉など交渉ごとの心得です。

決して、先人たちは、、中国古典を鵜呑みにしたわけではなく、日本の伝統の中にうまく取り入れたとのことです。守屋氏は、大事なのは、知識を少しずつ実行に移していくことであり、単なる知識では駄目、そんなものは付け焼き刃です。自分の体験の上に立って納得しなければ、そういうものが強いと言われています。今の時代にも適応できる薦めではないでしょうか。

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