今日、版画教室が終わってから、県民会館へ寄って来ました。
1階の美術館では、院展をやっていて、地下では、美術連合作家の7人展をやっていました。
個展・・・となると、今までの総生産の作品・・・・(県や市からお買い上げになった作品)を借りてきて(?)展示している方や、今までの作品を7~8点並べて、あとは、スケッチを飾ってる人・・・・(スケッチが・・・・人物やらくだなのだけど・・・・下手なの)作品の人物も全然形ができていないものだから・・・・きっと、デッサンできるのかな?(人物をしっかり描けるのかな?)と思ってたら・・・・案の定!!
他に、水彩でいつも、壊れそうな民家を80号や100号ほどの作品を出しておられた人が、アクルリで、電車の中の吊り輪にぶら下がっている人物を沢山描いて・・・・ドミノ倒しになってるのも、全部人物・・・そのドミノを倒しているのも、吊り輪にぶら下がった大きな人物・・・・真ん中からそのボックスの中央の床に、黒いテープで線路(?)のイメージで、遠近をつけて、奥に細くなるように貼り付けてあった。
人物は・・・・・顔のなかに、大きな目がある・・・・ちょっとぶきみな人物になってた。
何十人の乗客を書いたのか・・・そのすべての乗客が同じ顔をしていた。
廃車になった車ばかりを、青と緑いろで書かれた絵。
初めて見た時は・・・・・面白い絵・・・版画にもなりそう・・・・と思って、見てたけど・・・・これで、10年あまり同じテーマで書かれた廃車になった車の絵・・・・飽きてきた
自由に遊んでみた・・・・という青系(透明水彩)のいろで描かれた絵・・・・・
そのなかに、赤や黄色で描かれた絵。
「遊んだ絵」にしては、・・・・・とても、真似の出来ない・・・・・絵。
その色の塊のところから、面相筆で、細かい渦や蔓の流れのような・・・・または、花のような・・・・・模様が書かれていた。
鉛筆で描いたあと色をのせたものと、いきなり面相筆で書いたものと両方あったが、鉛筆で描いたほうは・・・・やはり、硬い(枠からはみ出さないように色を載せようとするから硬くなるのでしょう)
厚手の紙を水張りして、真っ白の紙の上に、薄い色(透明水彩)を乗せて、その上から次第に濃い色を載せて、所々、テッシュで吸い取ったような・・・・・感じ。
そして、画面の中で一番濃い場所を作る・・・・・
色を載せては、テッシュで、ところどころ色を吸い取る。・・・・それの繰り返し・・・・で面白い情景が出来上がる。
この作品・・・・・とても気に入りました。
個展といえば、今までの集大成の作品を見ていただくのも、ひとつの展示方法だが・・・・新しい模索した作品を展示して、皆様の評価を聞いて、また、新たな作品への意欲を見せるのもひとつの方法かな???と、考えさせられました。