月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

やまどりたけもどき

2015-07-08 21:35:05 | キノコ
ポル様のお出ましっ!

やっぱり梅雨のキノコでこれは外せないねぇ。

イタリアでポルチーニと呼ばれるヤマドリタケは、ヨーロッパの野生キノコにあっては王様的地位。ヤマドリタケモドキはそれに近い種類で、本家には及ばないながらも、香り・旨み・歯触り・ボリュームをあわせ持った貴重な存在なのだ。
しかし、なぜこんなステキなキノコが日本ではまったく知名度がないかって言うとそれは

すぐ腐るから(/_;)

高温多湿の日本の梅雨はキノコを急速に生長させ、しかるのちにハエたちが卵を産みつけるので、今度は急速に傷む。食べ頃のヤマドリタケモドキを手に入れるのは、たとえ生える場所が分かっていても至難の業なのだ!


幼菌はかわいすぎて採れないのも難点(笑)
ほっとくと超巨大化するが、そうなると美味しくない。ていうか中に虫が(-_-;)