『一夜だけのワルツ』 作:鳥居コデルマ
初夏のそよ風に 草葉はざわめく
ゆらめく木陰が きらめきに混じる
日の長い夏は 夜が短いのよ
でもその夜のため 私は生きてきた
たそがれを待って わたし着飾るの 今宵きり
いずれ枯れるものなら せめて綺麗でいさせて
一夜だけのドレスで
夜更けの舞踏会 解き放つ心
月のように満ちて 星の中を巡る
ねえあなた 一緒におどってくださらない?
軽やかなワルツが ふたりの中を響く
朝になればわたし 影に溶けちゃうの インクのように
できるならあなた その溶けた黒い私で
恋文をしたためて
一夜きりの愛をこめて おねがい
初夏のそよ風に 草葉はざわめく
ゆらめく木陰が きらめきに混じる
日の長い夏は 夜が短いのよ
でもその夜のため 私は生きてきた
たそがれを待って わたし着飾るの 今宵きり
いずれ枯れるものなら せめて綺麗でいさせて
一夜だけのドレスで
夜更けの舞踏会 解き放つ心
月のように満ちて 星の中を巡る
ねえあなた 一緒におどってくださらない?
軽やかなワルツが ふたりの中を響く
朝になればわたし 影に溶けちゃうの インクのように
できるならあなた その溶けた黒い私で
恋文をしたためて
一夜きりの愛をこめて おねがい