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コジキジゲン

魔鏡・摩境・磨経

2014-01-29 21:27:04 | 古事記字源

 ・・・「鏡の中のアリス」・・・「魔鏡!?」 of 「卑弥呼」・・・「魔鏡!?」・・・
ーー
 「銅鐸・銅鏡・前方後円墳」へのボクの妄想の「家頁」デス・・・
     ↓
http://www42.tok2.com/home/nikorao/tokepe/hime06b.htm

ふしぎの国のアリス02 白ウサギを追って ーーーーー↓NHKニュース
 「卑弥呼」の「魔鏡」の機能・・・?
 三角縁神獣鏡に「魔鏡現象」 最新技術で判明
 1月29日 18時35分・NHKニュース
 古墳から出土した古代の鏡、「三角縁神獣鏡」を復元して光を当てると、反射した光が裏に描かれたものと同じ文様を映し出す現象が起きることを、京都国立博物館などの研究グループが明らかにしました。
研究者は、当時の権力者が神秘的な鏡を使い権威を高めたのではないかと注目しています。
 京都国立博物館の村上隆学芸部長などの研究グループは、古代の鏡の三角縁神獣鏡が、作られた当時、どのような性質を持っていたのか調べました。
 発掘された実物はさびついてほとんど光を反射せず、磨くこともできないため、比較的保存状態のいい愛知県犬山市にある「東之宮古墳」から出土した三角縁神獣鏡にレーザー光線を当てて、形を精密に計測しました。
 そのうえで、実際と同じ銅などを使い、3Dプリンターと呼ばれる装置で複製し、表面を磨いて、作られた当時の姿に仕上げました。これに太陽の光などを当てると、反射した光が、鏡の裏に描かれた物と同じ文様を映し出すことが分かりました。
この現象は「魔鏡現象」と呼ばれ、鏡にごく薄い部分と厚い部分があることで、反射面にごく僅かな凹凸ができて起きるとされています。魔鏡現象を起こす鏡は、最も古いものでは紀元前1世紀ごろ、古代中国の前漢の時代に作られたとみられる「透光鑑」と呼ばれる鏡が見つかっています。
 日本では江戸時代、キリシタンの人たちが、ひそかにキリストの像などを映す鏡を信仰に使っていたことが知られていますが、復元した古代の鏡でこの現象が確認されたのは初めてです。
.高度な技術が必要
 「魔鏡現象」は、鏡に光を当てたとき、反射した光が鏡の裏側の文様を映し出す現象です。
この現象が起きるようにするには、鏡の裏に立体的な文様を作ったうえで、光を反射する表の面を丁寧に磨きます。
表と裏の間の厚さが薄いところで1ミリ程度になるまで磨くと、文様のために分厚くなったところは、薄い部分よりもよく削れるようになり、1000分の1ミリ単位という、目では見えないごく僅かなくぼみができます。
 ここに光が当たると反射した光が収束し、壁などに投影したとき、裏の文様が映し出されるというわけです。
今回の研究成果について、国内でただ1か所、魔鏡現象が起きる鏡の制作を手がける京都市下京区の工房の職人、山本晃久さんは、「古代のことを想像するのは難しいですが、限られた道具で作るには高度な技術が必要で、すごいことだと思います。当時どういう目的でこの技術が生み出されたのか、興味深いです」と話しています。
最先端技術で鏡を復元
 今回の研究は、最先端の技術を使って古代の鏡を複製し、作られた当時の姿に復元して行われました。
 はじめに2枚の三角縁神獣鏡にレーザー光線を当て、形を精密に計測しました。
 また、もとの鏡を傷つけない方法で成分を詳しく分析し、使われた銅やすずなどの比率を明らかにしました。
 そのうえで、「3Dプリンター」と呼ばれる、立体的な物を指示どおりの形に作る装置を使い、計測したままの鏡を複製します。
さらに、姿を映す表の面を手で磨いて仕上げ、作られた当時の形や輝きを復元しました。
 これに光を当てると、鏡の裏の文様が映し出されることが分かったのです。
 研究を行った京都国立博物館の村上隆学芸部長は、「古代の鏡の研究はこれまで文様を中心に行われてきたが、最新の技術を使うことで鏡の性質が分かり、新たな研究の方向性を提案できたと考えている」と話しています。
 「信仰や神話の源流につながる成果」
 三角縁神獣鏡は、3世紀を中心に作られた直径20センチ前後の青銅製の丸い鏡で、近畿地方を中心に初期の古墳などから出土しています。
 裏側は三角形で縁取られ、神や想像上の獣の文様が描かれていることから、この名で呼ばれています。中国の歴史書『魏志倭人伝』には、邪馬台国の女王・卑弥呼が中国の皇帝から100枚の鏡を贈られたという記述があり、三角縁神獣鏡はこの鏡だとする説があります。 一方、これまで国内では500枚余りが出土していますが、中国では1枚も見つかっていないことから国内で作られたとする説もあり、論争が続いています。
 また、1つの鋳型から複数の鏡が作られるため、同じ文様の鏡が離れた場所の古墳から出土することがあり、鏡の分布を分析することで当時の権力構造などを明らかにする研究も進められてきました。今回の研究成果について、古代の鏡に詳しい大手前大学の森下章司准教授は、「高度な技術で作られた神秘的な鏡を当時の権力者が祭りで使い、権威を高めたのではないか。鏡の用途を知る手がかりになる」と話しています。
 また、日本の宗教の歴史に詳しい国際日本文化研究センター名誉教授の山折哲雄さんは「日本人の信仰や神話の源流につながる成果だ」と評価し、鏡の用途については「魔鏡現象が起きる鏡で太陽を反射させ、人間の力を超えるものを感じさせる役割を果たしたのではないか」と話しています。
ーーーーー↑NHKニュース

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オンボロ賂論・音襤褸論

2014-01-29 04:41:04 | 古事記字源

 ・・・「リュウグウノツカイの漂着や捕獲は大地震の前兆」・・・一概に「迷信」とは云えないだろう・・・深海魚「竜宮の使い」生け捕り・秋田沖・地震の前兆ではありません・・・秋田県男鹿半島沖の日本海で深海魚のリュウグウノツカイ(竜宮の使い)が捕獲され、28日に男鹿水族館GAOに運ばれた。海岸に打ち上げられることはまれにあるが、生きたまま捕獲されるのは極めて珍しい(産経ニュース・1/28)」・・・
 「竜宮城の乙(音)媛様のお使い」は浦島太郎の「カメ(亀・日目・甕・瓶・鹿目・噛め・咬め)」だろう・・・深海魚の「リュウグウノツカイ」は、白い肌と赤い髪を備えると描写されている日本の「人魚伝説」の根拠らしい・・・
 ウイッキペデアによれば、
ーー
 深海魚「リュウグウノツカイ」は全身が銀白色で、薄灰色から薄青色の線条が側線の上下に互い違いに並ぶ。背鰭・胸鰭・腹鰭の鰭条は鮮やかな紅色を呈し、和名である「竜宮の使い」にふさわしい外見となっている。全長は3mほどであることが多いが、最大では11m、体重272kgの巨体が報告されており、現生する硬骨魚類の中では現在のところ世界最長の種である。
 体は左右から押しつぶされたように平たく側扁し、「タチウオ(太刀魚)」のように薄く細長い。体高が最も高いのは頭部で、尾端に向かって先細りとなる。下顎がやや前方に突出し、口は斜め上に向かって開く。鱗・歯・鰾をもたない。鰓耙は40〜58本と多く、近縁の Agrostichthys 属(8〜10本)との「鑑別点」となっている。椎骨は143〜170個。
 背鰭の基底は長く吻の後端から始まり、尾端まで連続する。すべて軟条であり鰭条数は260〜412本と多く、先頭の6〜10軟条は鬣のように細長く伸びる。腹鰭の鰭条は左右1本ずつしかなく、糸のように著しく長く発達する。腹鰭の先端は「オール(櫓・櫨)状」に膨らみ、本種の英名の一つである「Oarfish」の由来となっている。この膨らんだ部分には多数の化学受容器が存在することがわかっており、餌生物の存在を探知する機能をもつと考えられている。尾鰭は非常に小さく、臀鰭はもたない。
ーー
 深海魚「リュウグウノツカイ」はそのインパクトの強い外見から、西洋諸国におけるシーサーペント(海の大蛇)など、世界各地の巨大生物伝説のもとになったと考えられている。その存在は古くから知られており、ヨーロッパでは
 「ニシンの王 (King of Herrings)」と呼ばれ、
 漁の成否を占う前兆と位置付けられていた。
 属名の Regalecus もこの伝承に由来し、
 ラテン語の
 「regalis(王家の)」と「alex(ニシン)」を合わせたものとなっている。
 中国・台湾では
 「鶏冠刀魚」や
 「皇帯魚」と呼ばれる。
ーーー
 「alex」が「ニシン」?・・・「にしん(鰊=魚+東(ひがし・トウ)」→「魚+柬(えらぶ・カン・ケン)」で、異名、別名が「春告魚(はるつげうお)」であり、異字は「鯡=魚(まな・真名→漢字)+非(あらず)」である・・・「二心」か、「二進」、「二審」で、「似振」の、「似る榛名(はるな)」→「似る榛(はしばみ・はり・シン)」だろう。「はるな(榛)」は軍艦の名でもある・・・一般的にはアレクサンドロス3世(Αλέξανδρος, AlexandrosⅢ)大王(前356年7月〜前323年6月、位前336〜前323年)の名前の短縮されたニックネームの「Alex」である。
 「イスカンダル (Iskandar)」とは、「アレクサンドロス」大王を指すアラビア語・ペルシア語で・・・もともとは「Aliskandar」であったが、語頭の「al-」が「定冠詞」と勘違いされ、「Iskandar」 と呼ばれたらしい・・・アラブでは、「ズルカルナイン=Dhū al-Qarnayn(二つの角をもった王・双角王)と呼ばれる・・・
 そもそも、「にしん」は「鰊・鯡、学名:Clupea pallasii)・ニシン目ニシン科の海水魚」で、欧米で
 「ヘリング(Herring)」とは
 「にしん」も含むが、普通は
 タイセイヨウニシン(C. harengus)のこと
 二種を区別する時は、
 「にしん」は
 「パシフィックヘリング(Pacific herring)」
 「タイセイヨウにしん」を
 「アトランティックヘリング(Atlantic herring)」
  という。
 種小名は、ドイツの生物学者
 「ペーター・ジーモン・パラス」にちなむ・・・とある。
 「経得他亜・字異文・ばらす」である・・・かな・・・
ーー
 明治末期から大正期の最盛期には北海道・サハリン系を主対象として「百万t(屯)」近くの漁獲高があり、北海道のニシン漁の漁獲量は1897年に、百三十万石(約97万5千トン)を記録し、ニシン漁での成金漁師による「ニシン御殿」が建ち並んだ・・・
ーー
 英語で「にしん」の「燻製(Red herring)」とは、「注意をそらすもの、偽の手がかり」という意味で、これは燻製が強い臭いを発して、猟犬が獲物の通り道を間違えたり、見失ってしまうことによる(燻製ニシンの虚偽)・・・
 燻製ニシンの虚偽(くんせいニシンのきょぎ・red herring)は、重要な事柄から受け手(聴き手、読み手)の注意を逸らそうとする修辞上、文学上の技法を指す慣用表現・・・
 「Red herring」は
 「人の注意を別の方に向けるもの」という意味
 議論と無関係なもっともらしい考えを出して人を誤謬に誘導したり、
 推理小説で読者の推理を惑わせたり、
 国民の関心を別の方に向け、問題の本質をズラして人々を別の方向へ誘導する意味・・・
 いわば、国内問題を国外問題にすり替える手口である・・・
ーー
 「red herring」の直訳は「赤いニシン」だが、
 「燻製ニシン(smoked herring)」のコト・・・訓所為(くんせい)のニシンである・・・紅い乾物かも・・・
 魚種の名ではなく、濃い味付けの「キッパー(イギリス料理で、塩漬けや燻製の加工料理)」のこと
 加工によって、
 魚には独特の鼻につく臭いがつき、
 濃い塩水を使うことで魚の身が赤くなる
 この、濃い味付けのキッパーという意味での
 「red herring」
 英語における慣用表現の
 「red herring」は
 猟犬の訓練手法に由来する表現であると考えられていた
ーー
 「本題から目をそらさせるための偽情報、本題からかけ離れた紛らわしい情報」というような意味
 「人の注意を他へそらすもの・人を惑わすような情報」
ーー
 英語 herring
 ドイツ語 Hering
 オランダ語 haring
 古英語の har 「灰色」
 古高ドイツ語 heri 「多数」
 語原は・・・「速い(hurry up!! )」か「髪の毛(hair) 」、あるいは、「兎(うさぎ・rabbit・hare・coney・cony)」の「hare」だろう・・・「the Hare and the Tortoise.」は「ウサギとカメ」のモノガタリで、「ウサギとサメ」は「因幡の白兎」である・・・
 そして、ニシンは「白波」のように押し寄せて来るから・・・カモメもウルサク海の上で空中を飛び回り急降下してニシンを捕獲するだろう・・・
ーー
 フランス語 hareng
 イタリア語 aringa
 スペイン語・ポルトガル語 arenque
 ルーマニア語 hering
 セルボ・クロアチア語 haringa
 アルバニア語 harenge
 ギリシャ語 regga(ρεγγα)
 トルコ語 ringa
 スカンジナビアでは
 「種をまくもの・seitlo-」を語源とする語が
 「にしん」を意味
 デンマーク語・ノルウェー語・アイスランド語 sild
 スゥエーデン語 sill
 フィンランド語 silli
 ロシア語 seljdj (сельдь)
 チェコ語 slei
 ポーランド語 sledz
 ブルガリア語 selda(селда)
 ケルト語属
 アイルランド語 scadún
 スコットランド語 sgadan
ウェールズ語 ysgadenyn
マンクス語 skeddan
 ・・・以上は「eigo21」さんのブログ記事からの抜粋でした・・・
ーーーーー
 北原ミレイ
 石狩挽歌
 作詞:なかにし礼
 作曲:浜圭介

 海猫が鳴くから
 ニシンが来ると
 赤い筒袖の
 ヤン衆がさわぐ
 雪に埋もれた
 番屋の隅で
 わたしゃ夜通し
 飯を炊く
 あれからニシンは
 どこへ行ったやら
 破れた網は
 問い刺し網か
 今じゃ浜辺で
 オンボロロ
 オンボロボロロー
 沖を通るは
 笠戸丸
 わたしゃ涙で
 にしん曇りの
 空を見る

 燃えろ篝火
 朝里の浜に
 海は銀色
 にしんの色よ
 ソ-ラン節に
 頬そめながら
 わたしゃ大漁の
 網を曳く
 あれからニシンは
 どこへ行ったやら
 オタモイ岬の
 ニシン御殿も
 今じゃさびれて
 オンボロロ
 オンボロボロロー
 かわらぬものは
 古代文字
 わたしゃ涙で
 娘ざかりの
 夢を見る
ーーーーー

石狩挽歌(語り付) 北原ミレイ 1985

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