とうとう到着しました>最終日です。
は~長かった(?)五日間ですが、本日で最終日です。
うはー!と騒ぐ前に、まだまだ大変なことが山積み。
長い長い(マジ長い)一日でございました。
まずは朝、昨日の集合場所である南部の曲がり屋で集合。
本日は台風一過の快晴とはいきませんで。
それがかえって、屋外活動の我々には助かったわけですが。
うす曇でも十分暑かった本日。
まずは、班ごとに「実習」開始です。
当初は「竃に火入れ」の実習とかなっていましたが、人数が多いため、
班ごとに分かれて、それぞれの家屋周辺での、作業となりました。
家屋内の掃除や、野外清掃、その他もろもろの活動ですが、
わたしの班では午前中は曲がり屋の周辺の野外清掃でした。
池上曽根遺跡の草取りはありませんでしたが、
ここはまさに大自然の竹やぶの中なので、落ちてるもの、
刈らねばならぬもの、捨てるべきもの、たくさんたくさんあります。
とりあえず落ち葉拾いやら、ジャングルになっている密林地帯を
ちぎっては投げ(?)、払っては捨て、ゴミ捨て場をパンパンにしました。
約二時間近くの肉体労働は結構きつく、
「学芸員は雑芸員」を自らの体を持って知ることとなりました。
やり終わった後は、自画自賛満載の達成感。
「キレイになったねー☆」
マジ、自分で自分を褒めたわ。
その後昼食。
この日は一日「労働」だと思っていたので、昼休みくらいは涼みたい!
ってことで、博物館を抜け出して近くの喫茶店で食べましたわ。
学芸員さんに教えてもらったんだけど、喫茶店の割には、
食べ物関係は充実していて、結構ココいいかも(気になる方は要チェック)
そして午後は再び肉体労働です。
とりあえず今度は一時間くらいの労働で。
昼過ぎにはかなりのよいお天気になってきたので、
本格的な活動は午前中にやっておいてヨカッタヨカッタ。
今度は、屋内清掃。
ハタキをかけて、雑巾拭きして。
普段は全然足りない「男手」ってものがたくさんあった本日。
ボランティアの中のボス的存在のおばちゃんが
「あれ動かすのに、手伝って~。これ××したいねん」と
男性陣をこき使うこき使う…。
それだけ普段は人手が足りないってことですね。
とりあえず清掃活動が終了後は、合掌造りの二階で、
実際のボランティアさんが普段やっている説明を聞いてみよう、です。
二組に分かれましたので、我々は後のグループで。
その待ち時間に、カルチャーはっとりという、敷地内唯一の冷房完備のプレハブへ。
そこでは現在、この博物館設立に尽力された鳥越教授の業績を
まとめた展示がされていました。
壁に掲げられたパネルや、ガラスケースに入った資料を眺めているうちに、
学芸員さんの一言に電気ショック。
「これは、入場者から応募していただいた写真コンテストの写真なんですが。
この博物館がにぎわっていた時代の頃の写真ですね。
どの写真にも多くの人が写りこんでいて、とても楽しそうです。
この博物館の青春時代ですね」
青春って言葉が持つ甘酸っぱさなんだろうか、それを聞いた瞬間、
なんだか涙が出そうになった。
その写真、合掌造りの家の前でお弁当を広げる、和服姿のおばあちゃん。
みんな一張羅を着て、お弁当持って、一家総出で、ここへ来ている。
みんなみんな楽しそう。
今は点在する家の間は静かだけど、昔はあの空間にひしめき合っていた
多くの人たちがいて、ここは「娯楽の空間」だった筈。
そんなこんなで失礼ながら、博物館にも『旬』ってあるのかな…って思ってしまった。
その後、合掌造りの二階でレクチャーの番。
二階自体は昨日も登ったけど、今日は建築が本業の方の、
休日を利用してのボランティアの説明を聞くという方がメインだからして。
合掌造りの屋根自体は、でっかいクレーンを持ってきたら、
屋根だけぽこっと取れる構造になっているとのこと。
住居部分は大工仕事だけど、屋根は村のみんなで葺いたらしい。
屋根だけ見れば、縄文時代の家と大差ないもんな>合掌造り。
そして、3時からは水野センセのまとめのお話。
「博物館実習の時に、『学芸員なんて資格とったってなれませんよ』とか
いう非常勤講師がいて、やる気がある人に向かって何を云うか!って
烈火のごとく怒った」ってお話がありました。
うーん。
何度と無く、講義やガイダンスの最中で、「学芸員資格は持っていても
博物館に就職なんてできませんよ。ましてや学芸員なんて…」とは云われたからな。
そんな幻想は最初っから持ってないからいいんだけど。
まさに、やる気の有る人に対して、失礼なものいいなのではないかと。
私も、某教授がそういう発言をしていて、「うわっ、のっけっからヤな感じ」
って思ったものですが>今でもその教授に対する見方は変化してない。
ま、学芸員資格なんて、持ってたからってなれるもんではないけれど、
持ってなかったら、絶対になれないんだから、そのためにも、
持っていて損はないっていうか、逆に持ってないことを悔やまないためにも
あった方がいいんではないかえ?ってなもんで。
(ま、アタシのように、学芸員の職がないなら、
自分で作り出せばいいじゃないかってヤツも少ないだろうケド(謎))
その後、まとめのお話があって。
参加者全員からの感想や質問を述べる時間。
感想っていうから、簡単なものかと思ったら…結構みなさん喋る喋る。
あ”ー。みんな真面目に喋っているから、私も頑張って喋らないと
いかんなあなんて感じになって一生懸命喋っちゃいましたよ。
案の定というか、時間オーバー。
4時半までの予定なのに、気がつけば5時も越えていて、あららのら。
新幹線の指定席をパーにした方や、時間が時間だけに気が気でない方も。
終了の後は、有志だけあつまって、水野先生も入れて記念撮影。
すべてが終了したのは5時半ってなもんでした。
☆
長い長い実習五日間が終了しました。
これで、レポートをまとめれば、とりあえず実習(二)は完了。
残るはテキスト科目三つ受けて、卒業できれば(!)
学芸員資格は取れるところまで来ました。
ここまで長かったな~。私はテキスト科目が合格せず、
二年目に実習にこれませんでしたが…。
でも、近つ飛鳥の実習は今年からのものだったそうで、
(去年までは「弥生博」と「民家集落」だけだったらしい)
行くのは大変だったけど、三館見比べられたのはラッキーだったかな、と。
ま、一年遅れでしたが、どうせ卒業も見送ったクチだし(でへ)
焦るこたぁ~ない状態でしたから。
普通のスクーリングよりも長丁場で、季節も夏なので、
どうなることかと思いましたが、なんとか終了です。
充実した五日間でした。
は~長かった(?)五日間ですが、本日で最終日です。
うはー!と騒ぐ前に、まだまだ大変なことが山積み。
長い長い(マジ長い)一日でございました。
まずは朝、昨日の集合場所である南部の曲がり屋で集合。
本日は台風一過の快晴とはいきませんで。
それがかえって、屋外活動の我々には助かったわけですが。
うす曇でも十分暑かった本日。
まずは、班ごとに「実習」開始です。
当初は「竃に火入れ」の実習とかなっていましたが、人数が多いため、
班ごとに分かれて、それぞれの家屋周辺での、作業となりました。
家屋内の掃除や、野外清掃、その他もろもろの活動ですが、
わたしの班では午前中は曲がり屋の周辺の野外清掃でした。
池上曽根遺跡の草取りはありませんでしたが、
ここはまさに大自然の竹やぶの中なので、落ちてるもの、
刈らねばならぬもの、捨てるべきもの、たくさんたくさんあります。
とりあえず落ち葉拾いやら、ジャングルになっている密林地帯を
ちぎっては投げ(?)、払っては捨て、ゴミ捨て場をパンパンにしました。
約二時間近くの肉体労働は結構きつく、
「学芸員は雑芸員」を自らの体を持って知ることとなりました。
やり終わった後は、自画自賛満載の達成感。
「キレイになったねー☆」
マジ、自分で自分を褒めたわ。
その後昼食。
この日は一日「労働」だと思っていたので、昼休みくらいは涼みたい!
ってことで、博物館を抜け出して近くの喫茶店で食べましたわ。
学芸員さんに教えてもらったんだけど、喫茶店の割には、
食べ物関係は充実していて、結構ココいいかも(気になる方は要チェック)
そして午後は再び肉体労働です。
とりあえず今度は一時間くらいの労働で。
昼過ぎにはかなりのよいお天気になってきたので、
本格的な活動は午前中にやっておいてヨカッタヨカッタ。
今度は、屋内清掃。
ハタキをかけて、雑巾拭きして。
普段は全然足りない「男手」ってものがたくさんあった本日。
ボランティアの中のボス的存在のおばちゃんが
「あれ動かすのに、手伝って~。これ××したいねん」と
男性陣をこき使うこき使う…。
それだけ普段は人手が足りないってことですね。
とりあえず清掃活動が終了後は、合掌造りの二階で、
実際のボランティアさんが普段やっている説明を聞いてみよう、です。
二組に分かれましたので、我々は後のグループで。
その待ち時間に、カルチャーはっとりという、敷地内唯一の冷房完備のプレハブへ。
そこでは現在、この博物館設立に尽力された鳥越教授の業績を
まとめた展示がされていました。
壁に掲げられたパネルや、ガラスケースに入った資料を眺めているうちに、
学芸員さんの一言に電気ショック。
「これは、入場者から応募していただいた写真コンテストの写真なんですが。
この博物館がにぎわっていた時代の頃の写真ですね。
どの写真にも多くの人が写りこんでいて、とても楽しそうです。
この博物館の青春時代ですね」
青春って言葉が持つ甘酸っぱさなんだろうか、それを聞いた瞬間、
なんだか涙が出そうになった。
その写真、合掌造りの家の前でお弁当を広げる、和服姿のおばあちゃん。
みんな一張羅を着て、お弁当持って、一家総出で、ここへ来ている。
みんなみんな楽しそう。
今は点在する家の間は静かだけど、昔はあの空間にひしめき合っていた
多くの人たちがいて、ここは「娯楽の空間」だった筈。
そんなこんなで失礼ながら、博物館にも『旬』ってあるのかな…って思ってしまった。
その後、合掌造りの二階でレクチャーの番。
二階自体は昨日も登ったけど、今日は建築が本業の方の、
休日を利用してのボランティアの説明を聞くという方がメインだからして。
合掌造りの屋根自体は、でっかいクレーンを持ってきたら、
屋根だけぽこっと取れる構造になっているとのこと。
住居部分は大工仕事だけど、屋根は村のみんなで葺いたらしい。
屋根だけ見れば、縄文時代の家と大差ないもんな>合掌造り。
そして、3時からは水野センセのまとめのお話。
「博物館実習の時に、『学芸員なんて資格とったってなれませんよ』とか
いう非常勤講師がいて、やる気がある人に向かって何を云うか!って
烈火のごとく怒った」ってお話がありました。
うーん。
何度と無く、講義やガイダンスの最中で、「学芸員資格は持っていても
博物館に就職なんてできませんよ。ましてや学芸員なんて…」とは云われたからな。
そんな幻想は最初っから持ってないからいいんだけど。
まさに、やる気の有る人に対して、失礼なものいいなのではないかと。
私も、某教授がそういう発言をしていて、「うわっ、のっけっからヤな感じ」
って思ったものですが>今でもその教授に対する見方は変化してない。
ま、学芸員資格なんて、持ってたからってなれるもんではないけれど、
持ってなかったら、絶対になれないんだから、そのためにも、
持っていて損はないっていうか、逆に持ってないことを悔やまないためにも
あった方がいいんではないかえ?ってなもんで。
(ま、アタシのように、学芸員の職がないなら、
自分で作り出せばいいじゃないかってヤツも少ないだろうケド(謎))
その後、まとめのお話があって。
参加者全員からの感想や質問を述べる時間。
感想っていうから、簡単なものかと思ったら…結構みなさん喋る喋る。
あ”ー。みんな真面目に喋っているから、私も頑張って喋らないと
いかんなあなんて感じになって一生懸命喋っちゃいましたよ。
案の定というか、時間オーバー。
4時半までの予定なのに、気がつけば5時も越えていて、あららのら。
新幹線の指定席をパーにした方や、時間が時間だけに気が気でない方も。
終了の後は、有志だけあつまって、水野先生も入れて記念撮影。
すべてが終了したのは5時半ってなもんでした。
☆
長い長い実習五日間が終了しました。
これで、レポートをまとめれば、とりあえず実習(二)は完了。
残るはテキスト科目三つ受けて、卒業できれば(!)
学芸員資格は取れるところまで来ました。
ここまで長かったな~。私はテキスト科目が合格せず、
二年目に実習にこれませんでしたが…。
でも、近つ飛鳥の実習は今年からのものだったそうで、
(去年までは「弥生博」と「民家集落」だけだったらしい)
行くのは大変だったけど、三館見比べられたのはラッキーだったかな、と。
ま、一年遅れでしたが、どうせ卒業も見送ったクチだし(でへ)
焦るこたぁ~ない状態でしたから。
普通のスクーリングよりも長丁場で、季節も夏なので、
どうなることかと思いましたが、なんとか終了です。
充実した五日間でした。