奈良大好き☆お勉強日記

奈良大学文学部文化財歴史学科(通信教育部)卒&奈良まほろばソムリエ検定のソムリエを取得したヒトの色々な勉強の日記です♪

朝から夕まで東博トーハク

2011年08月25日 | 色々・モシクハお勉強
青春18きっぷがどうやら残りそうなので、
「そうだ!トーキョー、行こう」
ちゅうわけで、夜行急行ムーンライトながらに揺られて上京してきました。

目指すは東博。
まずは朝イチから並んで平成館へ。
「国宝率98.9%!」という触れ込みに笑っちゃいましたが、
入った当初からどこ見ても「国宝!」「重文!!」
「この夏、マンダラのパワーを浴びる」というキャッチフレーズどおり、
浴びまくってあてられちゃった感が強い。

実家が真言宗なので、空海さんとは縁があるはずなのですが…。
「字、上手いよね、うん確かに」(感動薄い)
「あのブツゾーなまめかしいわ」(ドコ見とんのじゃ)
なんちゅう感想ばかり。

醍醐寺の大威徳明王が乗っている牛は「チョッパー@ワンピース」に似てるとか、
東寺の帝釈天像は「美男子」もしくは「美丈夫」だわとかとか。
ま、感想なんてそれぞれでいいのではないかと。

やっぱ特筆すべきは東寺講堂内の立体曼荼羅を
東博に移しての仏像曼荼羅。

東博第二会場の最終ステージは、いつも趣向を凝らしたツクリになっているけど、
今回も制限ある空間の中で、立体曼荼羅をおどろおどろ(?)再現してました。

階段上って高いところから見下ろす目線と、
下におりてぐるりと見回す視線と、
四方八方360度眺められる視界。

先ほど見た「チョッパー」似の牛さん。
実はあの牛がすくっと立っているのは珍しいことなんだとか。
確かに立体曼荼羅の中の東寺の大威徳明王騎牛像では、牛が膝を折って座っている。
大威徳明王の調伏が牛に及んでいることを示すのに、
牛が足を折って、腰を落としているんだとか。
へーへーへー。
同じ仏さまでも、結構違いがあるもんだ。

今回のリーフレットなどでも一番人気(?)だと思われる
帝釈天騎象像@東寺のお姿は確かに、美男子風。
でもどっちかっていうと私はその足元の「象」の方がかわいかった。
「象足」といわれる通りのムチムチした足と、ぶよぶよな皮と、プリプリなお尻。
360度見回せると、そんな楽しみも味わえるというわけだ。

梵天@東寺もずいぶんと端正なお顔でしたが、
ワタシとしてはその豊満な胸に釘付け。
あのムチムチとした胸の張り具合が、
ウチの亭主のたぷたぷな乳に似ているなあとか(笑)
※なんてバチ当たりな。

なんか、会場を出たときには「おなかいぱーい」状態。
でも、ハテ?
国宝率98.9%って、何が国宝&重文じゃなかったんだろう?
出展目録を調べてみたら、伝空海所有の金念珠がそれだった。
期間限定の公開だったから、今回の展示には出てなかった。
ちゅうことで、私が見たものは全て「国宝」&「重文」だったんだな。
おなか一杯にもなるわけだ。

その後も、「東大寺山古墳と謎の鉄刀」とか、常設展を見て回り。
本気出すと本当に一日仕事なんだな>トーハク見学。
普段はパスしている法隆寺国宝館ものんびりと見て回り、
朝9時半から夕方5時までずううううっと敷地内をうろうろしておりました。

メインは「空海と密教美術」
サイドディシュは「東大寺山古墳」
デザートは「法隆寺」
満腹だぁ(笑)

満足しました。
コメント (2)
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