山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

英語教育、国際姉妹都市交流、ジョン・スタインベック、時事英語などの研究から趣味や日常の話題までいろいろと書き綴ります。

新見駅前の切り株(?)

2010-01-10 23:51:58 | 日記
僕が新見駅に初めて降り立ったのは、新見女子短大(現:新見公立短大)に赴任が決まって、挨拶と準備に訪れた1995年3月26日(だったと思います)。

本来なら採用前に面接を新見で受けるべきですが、当時は阪神大震災直後だったため、新幹線が不通となっており、僕が当時住んでいた横浜から新見に面接に来てもらうのは不便だろうから、学長が名古屋に出張があるので、それに合わせて、名古屋で面接をしますと言われ、名古屋のホテルで当時の学長と学科長の面接を受けました。

ということで、新見に初めて来た時には、既にこれからこの地に住むということが決まっていました。

東京から岡山まで夜行バスで来て、岡山駅で伯備線の時刻表を見たら、本数が少ないのにちょっとびっくり。

送ってもらった新見駅から短大までの地図に駅の改札口側しか道が書かれていなかったのは、反対側は直接関係がないからだと思っていましたが、新見駅に降り立ってその謎が解けました。

反対側は山だったのです。

それから、約15年が過ぎ、新見駅とその周辺もだいぶ様変わりしました。

今では、先日(12月28日「忘年会」)のブログでもあげたように、クリスマスシーズンにはおしゃれなイルミネーションも飾られます。


でも当時は、ローカル線のローカル駅という感じで、横浜に10年も住んですっかり都会慣れ(?)してしまった僕にとっては、とても田舎に来てしまったなあという印象でした。

その、きれいになった新見駅ですが、駅から出て、右に少し行って観光地図の前辺りに、次のような切り株があるのをご存知ですか?(新見市民以外の皆さんや新見短大出身者以外の皆さん、わからない話題でごめんなさい

こんな感じです。



これは、生えていた木を切った切り株なのか、それとも木製の電柱か何かが立っていた跡なのか、僕は以前の新見駅を思い浮かべてもちょっと思い出せません。

今進めている、姉妹都市ニューパルツとの写真交流で古い写真を調べている中で、新見駅前の古い写真も何枚か見ましたが、その中にも木が写っている写真はありませんでした。

誰かご存知の方、教えてください

ちなみに、新見に初めて来た日、僕は教員住宅を案内され、そこで一泊しました。
そのつもりだったので、毛布を一枚と電気ストーブ(と多少の道具等を)学校宛に送っていました。
毛布一枚と小型電気ストーブだけではきっと寒いからと同じ静岡県出身のI先生(現在は他の大学に移られました)がもう一つ暖房器具を貸してくださいました。

これから、ここに住むことになるんだなという期待と不安の混じった中、右も左も
わからず、教員住宅から夕食を食べに行こうと散策しました。

旧道沿いを上(カミ)に向かって(←これまた、わからない人ごめんなさい)、歩いても食事のできそうな店が全然ありませんでした。当時は、新見にはコンビニもありませんでした。

江道橋付近でようやくN食堂を見つけ、そこで親子丼を食べました。
夕食難民になりそうだったので、食事にありつけてよかったです。

このように、僕の新見での生活は始まりましたが、その頃は、あこがれていた大学教員の専任職を得ることができて、本当に喜びで一杯でした。



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新語・語法研究分科会での報告

2010-01-10 01:07:24 | 旅行
今日は朝早く起きて東京の築地へ。



と言っても、魚市場の競りに参加したのではありません。
残念ながら美味しい魚を食べに行ったのでもありません。

実は、築地駅から歩いて7分の東京都中央区明石区民館で開催された日本時事英語学会の新語・語法研究分科会に参加したのです。

この分科会については、10月5日投稿の「日本時事英語学会第51回大会出席」でも書いたのですが、英語の新語や新しい語法(言葉の使い方)を報告する新語・語法フォーラムというものがあります。

今回、はるばる東京まで行ったのは、この新語・語法フォーラムで報告を行うためです。

今日、僕が報告したのは次の語句です。

datemare(s) 「悪夢のデート」(雑誌Seventeenの2009年9月号より)

この単語は、nightmare「悪夢」という単語にdate「デート」を組み込んだ造語ですが、まだGoogleで検索しても60件しかありませんでした。

superdater 「デートの達人」(雑誌Seventeenの2009年10月号より)

この単語もGoogle検索でもまだ92件しかありませんでした。
  
*上記2語については、11月5日投稿の「雑誌SEVENTEEN」の中でも解説をしています。この雑誌SEVENTEENは最新のアメリカの若者言葉(ギャル語?)を知るためには、ぴったりの雑誌です。

Gross National Happiness (GNH) index  僕は「国民幸福感指数」と訳してみました
(英字新聞The Daily Yomiuri 2009年10月10日より)
これは、新語ではなく既に使われている語なのですが、GNP(Gross National
Product, 国民総生産)ではわからない、国民の生活の質や全体的、心理的な幸福感を表す数値として紹介されていました。

Freeway Series 「フリーウェイ・シリーズ」
(英字新聞The Daily Yomiuri 2009年10月15日より)
これは、野球関連ですが、アメリカのメジャーリーグで、ロサンゼルス近辺の2チーム(アメリカンリーグのアナハイム・エンジェルズとナショナルリーグのロサンジェルス・ドジャース)が対戦すること。2チームのホームグラウンドが高速道路(Freeway)一本で行き来できるから、そのように呼ばれます。一年に何試合か別リーグとの対戦があるので、その対戦をFreeway Seriesと呼びますが、今回はワールドシリーズがフリーウェイ・シリーズになる期待が高まりました。でも残念ながら両チームとも各リーグのチャンピオン決定戦で負けてしまったので、これは実現しませんでした。
ちなみに、この表現は、ニューヨークを本拠地とするアメリカンリーグのヤンキースとナショナルリーグのメッツの対戦を、Subway Seriesと呼ぶことを下敷きにした言い方です。ちなみに、ワールドシリーズがSubway Series(ニューヨークのチーム同士の対決となったのが2000年で、これはとても盛り上がりました。いろんな記念グッズが販売されましたが、僕は、この記念プレートを買いました。
  

employability 「就職可能性」 (英字新聞The Daily Yomiuri 2009年11月26日より) 
これは、新語ではありませんが、この不況と就職難の時代によく使われている語なので紹介しました。

Cyber Monday 「サイバーマンデー」(英字新聞Washington Post 2009年12月2日より)
アメリカでは11月の第4木曜日が感謝祭になっています。感謝祭が終わり、その週末が終わった翌週の月曜日をサイバーマンデーと呼びます。これは、感謝祭が終わり、人びとが元の生活に戻って、インターネットでクリスマスのプレゼントなどを買うので、オンラインショッピングの売り上げが跳ね上がる日となるからです。

その他、話題提供として、以前このブログでも取り上げた、Happy Christmas and Merry New Year!(12月25日投稿)と2010年の読み方(1月1日投稿「新年明けましておめでとうございます。」)のことも報告しました。

ところで、今日、東京までは新幹線「のぞみ」で行ったのですが、停車駅などで、かなり多くのカメラを持った人が写真を撮っていました。富士山をバックに走る地点でもかなりの三脚つきカメラを見ました。僕が今日乗車したのぞみの型(500系のぞみ)は今日引退なのかなあと思ったくらいです。

あまりにもみんなが写真を撮っているので、東京駅で降車した後、僕も一応写真を(携帯ですが)撮っておきました。




帰宅してインターネットで調べてみたら、この500系のぞみは、平成22年2月28日に引退することが既に発表されていて、現在では、毎日1往復しか走っていないようです。それが今日たまたま僕が乗ったのぞみ6号だったようです。しかし、引退まであと1年以上もあるのにあんなにたくさんの人が写真を撮っているのだから、もっと時期が迫ってきたらものすごいんだろうなと思いました。また、今鉄道人気のようですが、そのことを実感しました。

いつものように、また話が横道にそれましたが、研究会を終え、東京駅で家族へのお土産を買い(今日の土産はパステルのなめらかプリン)、駅弁を買って車中で食べながら、とんぼ返りの出張を終えました。


長い記事にお付き合いいただきありがとうございました。おわり
コメント (2)
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