時々、思いついたように読書案内をしていますが、意外と(?)好評で、読書のきっかけにしてくださる方もいるようなので、書いている僕にとっても嬉しい限りです。
今、この本を紹介するのは、反発もあるかもしれませんが、これは、僕の講義ノートで以前、学生への読書案内に書いた紹介文です。
現在の状況を冷静に判断するために読んでみるのも悪くはないと思います。
柳田邦男『恐怖の2時間18分』(文春文庫, 1986)
この本は、アメリカのスリーマイル島原子力発電所で1979年3月に発生した事故についてのドキュメントです。
以前、桐原書店から学会の仲間の先生方で出版した英語教科書20th Century in Review(20世紀を振り返る)で、20世紀を代表する出来事として、このスリーマイル島原子力発電所の事故に関する章を担当したとき、参考に読んだものです。
日本でも原子力発電所の事故は時々発生していますが、原子力発電所の安全性と事故を起こしてしまう人間の過ち(ヒューマンエラー)について考えさせられます。
この著者柳田邦男(ヤナギダクニオ)氏は民俗学者の柳田國男(ヤナギタクニオ)氏と名前は似ていますが別人物で、ルポルタージュ作家として有名です。
他に『ガン回廊の朝』『明日に刻む闘い―ガン回廊からの報告』『ガン 50人の勇気』などの医療系の著書もあります。
今、この本を紹介するのは、反発もあるかもしれませんが、これは、僕の講義ノートで以前、学生への読書案内に書いた紹介文です。
現在の状況を冷静に判断するために読んでみるのも悪くはないと思います。
柳田邦男『恐怖の2時間18分』(文春文庫, 1986)
この本は、アメリカのスリーマイル島原子力発電所で1979年3月に発生した事故についてのドキュメントです。
以前、桐原書店から学会の仲間の先生方で出版した英語教科書20th Century in Review(20世紀を振り返る)で、20世紀を代表する出来事として、このスリーマイル島原子力発電所の事故に関する章を担当したとき、参考に読んだものです。
日本でも原子力発電所の事故は時々発生していますが、原子力発電所の安全性と事故を起こしてしまう人間の過ち(ヒューマンエラー)について考えさせられます。
この著者柳田邦男(ヤナギダクニオ)氏は民俗学者の柳田國男(ヤナギタクニオ)氏と名前は似ていますが別人物で、ルポルタージュ作家として有名です。
他に『ガン回廊の朝』『明日に刻む闘い―ガン回廊からの報告』『ガン 50人の勇気』などの医療系の著書もあります。