山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

英語教育、国際姉妹都市交流、ジョン・スタインベック、時事英語などの研究から趣味や日常の話題までいろいろと書き綴ります。

学び舎とのお別れ

2011-10-26 10:03:01 | 日記
何度か書いていますが、新見公立大学・短期大学では本館及び体育館の改築工事が始まりました。

本館に研究室があった僕も仮研究室への引っ越しとなり、先週まで荷物の移動で大変でした。

この記事のタイトルは「学び舎とのお別れ」としました。

普通、「学び舎」とや学生や生徒の立場から見て「学んだ場所」つまり教室がある校舎を指すと思いますが、僕にとっては「研究室」がまさに学び舎。
(この本館は、本学が入る前には新見市立商業高等学校の教室のある校舎だったのですが)

16年半、この部屋で自分の研究をしたり、学生に指導をしたり、学生とともに学んだり、いろんな仕事をしたり、学生や同僚やお客様などいろいろな人といろいろなお話をしたり、本当に様々なことを学んだ場所でした。

その研究室のある本館の周りに先週足場が組まれ、引っ越し作業に拍車がかかりました。




荷物の運び出しには学生や事務職員の皆さんのご協力をいただきました。

おかげで、何とか退出期限までに荷物を運び出すことができました。

荷物を運び出したすっきりとした(?)部屋、壁のしみや日焼けなどありますが、この建物が長年頑張ってきた証です。









このように何もない部屋を見ると、16年半前に僕が初めてこの新見(当時の新見女子短期大学)に赴任して来た時のことを思い出します。

専任教員になる前、(関東地方の)あちこちの大学・短大で非常勤講師をしていた頃は、どこかの大学で専任教員になって自分の研究室を持てることが憧れでした。

その夢が叶い、初めて持った自分の研究室、その時の感激がよみがえってきます。

この部屋に入ったら、僕の前任の英語教員であった西岡啓治先生(現岡山理科大学教授)が画鋲で「祝」の字を壁に残し、置き手紙も机の上に置いていてくださったのを見て嬉しかったことも思い出しました。

最後に、この思い出深い研究室で記念撮影をしました。(同僚の杉本先生に撮影してもらいました。杉本先生ありがとうございます。)



今は、重機を使って体育館の取り壊しが行われています。


体育館の次は、本館の取り壊しに入る予定です。
(体育館の手前に見えるのが本館の屋根です)

寂しくなります。





コメント (2)
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