山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

英語教育、国際姉妹都市交流、ジョン・スタインベック、時事英語などの研究から趣味や日常の話題までいろいろと書き綴ります。

戦争体験の特別講義聴講

2011-10-28 21:51:39 | 日記
10月25日(火)、新見公立短期大学地域福祉学科1年生を対象に「戦争体験の特別講義」が開講されました。

講師は、大正生まれの竹本敏美氏、実際に第2次世界大戦に出兵された方です。

地域福祉学科の学生は、その多くが将来高齢者を相手にする仕事に就きます。

戦争を経験された方も多いはずです。

その時に、戦争を知らない世代(僕もそうですが)として、高齢者と戦争の話をする、あるいは戦争の話をうかがうことになります。

その時のための準備として、あるいは戦争体験談を伺うことによって、平和の尊さについて感じるため行われる講義で、昨年度から実施されています。

竹本氏は、90歳とは思えぬお元気な話しぶりで、ご自分の体験談をまるで暗唱でもするかのごとく朗々とお話されます。



外国の地名や日付やそれぞれの隊員数、隊長や隊員の名前なども正確にお話されびっくりして聞き入ってしまいました。

昭和20年に終戦をヤップ島で迎え、滞在中に亡くなった戦友たちのお墓と涙の別れをし、帰国したそうです。


(軍服を来たお写真を見せていただきました。)

昭和55年に念願が叶って戦友たちとともにヤップ島へのお墓参りが実現したということでした。


その時には、旧日本軍の乗り捨てられた戦車や撃ち落とされた飛行機の残骸がそのまま残っているとのことでした。

家族を残して出征すること、明日死ぬかもしれない戦いに向かうこと、仲間の隊員が命を落としていくことなど、実際に体験された方から聞く話にとても考えさせられました。

この話を聞いて心動かされたことを伝えるような文章を書きたいのですが、僕の文章力がいたりません。

ちなみに、講師の竹本氏は僕の妻の祖母の従兄弟にあたる人です。

血のつながりがないものの、親戚であることを誇りに思えるほどの心動かされるすばらしい講演でした。
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第2回新見公立大学看護学セミナー出席

2011-10-28 17:51:09 | 日記
10月28日(金)、新見公立大学看護学部では第2回看護学セミナーを開催しました。

先の記事で予告したとおり、今回のテーマは3月11日の東日本大震災を受けて、「災害時に看護職としてできること」でした。

兵庫県立大学の牛尾裕子准教授の「災害と看護」という講演を聞かせてもらいました。

その後、幼児教育学科の授業があったため、それ以降の実際の被災地で活動をされた方々の報告を聞くことができませんで残念でした。

学生たちが今回作って配布してくれたセミナーの要項と資料の表紙です(↓)。



看護学セミナー委員の学生の皆さん、指導をされた教員の皆さん、お疲れ様でした。

ちなみに、看護学科が短大時代のセミナー(NCS)については、2009年にこのような記事も書いています(↓)。

看護学科The Nursing College Seminar(NCS)参加


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第2回新見公立大学看護学セミナー

2011-10-28 03:28:24 | 日記
新見公立大学では、10月28日(金)、第2回看護学セミナー「災害時に看護職としてできること」を開催します。

このテーマは、今年の3月11日の東日本大震災を踏まえてのものです。

看護学セミナーは、学生組織を中心に教員の支援も得て企画・運営するものです。

昨年度の看護学セミナーについては、公式ブログ「山内圭研究室だより」で記事にしています(↓)。
第1回新見公立大学看護学セミナー開催

今年も有意義な会になるといいと思います。
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読書案内:マーク・トウェイン『ハワイ通信』

2011-10-28 03:22:39 | 日記
僕は、大学の学部卒業に際して、卒業論文として『トム・ソーヤーの冒険』やその続編『ハックルベリー・フィンの冒険』で有名なアメリカの作家マーク・トウェイン(Mark Twain)をテーマに取り上げました。

その頃からマーク・トウェインの作品はいろいろと読んできていますが、この『ハワイ通信』(Letters from Hawaii)は、いつか読みたいと思いながらもこれまでなかなか読む機会がありませんでした。

この夏、ハワイに行くことになり、それを契機に読み始めてみました。


これがハワイ大学出版の原書です。


日本語の翻訳も彩流社から出版されています。

この作品は、マーク・トウェインが新聞社の特派員時代の1866年当時サンドイッチ諸島と呼ばれていたハワイ書等に4ヶ月間派遣されていたときに書かれた紀行文です。

トウェインはこの後、作家として名声を博するようになるのですが、後の作品に見られる独特のトウェインらしさが既に発揮されています。

トウェインがハワイに来た頃は、まだハワイ王国であった時代なのですが、2011年に自分が来ているこのホノルルの海岸に145年前に来たトウェインが、その同じ海岸をどのように描いているかなどを比べてみるととてもおもしろいものがありました。

彼は、ハワイがこのようなリゾート地になることを予想していたでしょうか?

そんなことなどを考えながら現在読んでいる途中のこの本を紹介させてもらいました。

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