山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

英語教育、国際姉妹都市交流、ジョン・スタインベック、時事英語などの研究から趣味や日常の話題までいろいろと書き綴ります。

卒業生たちの来訪

2011-04-16 02:14:19 | 日記
3月18日、卒業式・修了式の日の記事新見公立短期大学卒業式・修了式でも、卒業生・修了生の皆さんに、いつでも母校に戻って来てくださいねと呼びかけましたが、4月15日、5年前に看護学科を卒業されたHさん、K(旧A)さん、Oさんの3人(とKさんのお子さん)が遊びに来てくれました。

これまで(卒業生来訪卒業生の来訪卒業生一家来訪などの記事にも書きましたが、卒業生からの訪問を受けるということは、教員としてもとても嬉しいことです。

しかもお子様連れで来てもらえるというのが新見公立短期大学がアットホームな雰囲気であるという証明でもあると思います。

3人ともそれぞれの道で頑張っている様子、今だから話せる学生時代の話などいろいろと話を聞かせてくれ、楽しいひと時を過ごすことができました。

最後に記念撮影をしました(↓ご本人たちの許可を得て掲載しています)。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大正時代の英語の教科書を読む

2011-04-15 02:37:32 | 日記
新見公立短期大学地域福祉学科の「英語」では、学生たちが将来、介護福祉士として介護の対象となる高齢者が生きてこられた時代を知るため、古い英語の教科書を読み、教科書から見えるその時代を感じてもらっています。

今年も、僕の祖母が女学校時代に使っていたGirls' Model Readersを使って授業をしています。

しかし、平成生まれの学生たちに、大正時代のことをイメージしてもらうのは少し難しいので(昭和生まれの僕ももちろん大正時代は直接は知りません)、イメージを捉えてもらうため、先日の授業では大正時代を舞台にした映画『はいからさんが通る』を観てもらいました。

若き日の南野陽子さんが主演のこの映画、とても昭和の雰囲気が漂っています。
今活躍中の俳優さんたちの若い頃の姿も見れて、その意味でも楽しめます。

学生たちの感想コメントには次のようなものが見られました。

・一定身分の話で、大正時代のすべてが分からなかったのが残念でした。軍人さんが活躍している時代であることは分かりました。

・いいなずけなどといった風習が私の周りにはないので不思議な感じだった。大正時代のことについてもっと知りたいと思った。

・大正時代とか昭和頃は結婚相手が親によって決まっていたり、戦争などの体験があったりと大変だったと思うし、強いなと思いました。

・戦争があった時代がどのようなものか知ることができました。この時代は生死に関わる戦争で数多くの犠牲が出たと思います。しかし、その中を生き抜いた高齢者はとても強くすごいと思いました。そのことを理解して、これから先、関わっていけたらいいなと思います。

・着物や人力車などすごく和風だけれど、ドレスや家などは洋風な所もあっていろんな文化がまざっていたんだと思いました。

・人々が着ている衣装や言葉づかいが今と違っていることは明らかですが、福祉的な所に目を向けて気になったのは「車いす」です。何度も出てきたけれど今現在のものとほとんど変わらないことにおどろきました。

・大正時代の事が少しでも知れたのでよかったです。

・大正時代は現代と比べて、戦争があり、家のしきたりや恋愛に対しても家同士が決めるということを知ることができました。

・大正時代はまだ男女差別があったのだと思いました。

・大正を舞台にした映画をみたことがあまりありませんが、この映画でなんとなくですが、どのような時代で今とはどう違うのかがわかりました。

・時代が古くて意味が理解できるかなと思っていたけど、話の内容が面白くて観ていてとても楽しかったし、感動しました。

・国からの出兵命令によって、たくさんの人が命を落とすこともあったんだなあと思うと、とても辛い時代だなあと感じました。出兵して、行方がわからなくなると、生死確認も出来ないなんて、家族はとてもかわいそうでした。

・あの教会がくずれたのはなんでって思った。

・人力車や絵描きが道端で商売してたり、今では考えられないようなことがたくさんあって驚いた。

・昭和の映画なのでおもしろいかな?と思いましたがとてもおもしろく見入ってしまいました。

・大正時代にこういった生活を送ってきた人がいるかもしれないので、そういった意味では勉強になりました。

・許嫁や軍人との結婚など今では考えられないようなことで、現代の大正時代の違いを感じました。

・大正時代の歴史や文化が勉強になりました。服も和服の人と洋服の人といて、時代の変り目には外国の文化も入ってきていたということも分かりました。

・大正はあんな感じだったのかなとなんとなく雰囲気がつかめたかなと思います。

・大正の時代には結婚に対して身分の違いなどがまだ影響していた時代だったことが分かりました。結婚に対してだけでなく男女差別みたいなものも残っていることを知りました。

・この映画に出てくる女性を見ると、この時代の服装や化粧などといった身だしなみも今とはぜんぜん違うということがわかるし、現代とは違い、女性は家、男性は軍人いわゆる外で働くという考えがあったということがわかる。その中でも、主演女優が映画の中で「これからの時代は女性が男性を選ぶ時代よ」というセリフがあったので、男が上、女が下という考えから、少しずつ男女平等になりつつあるということもうかがえる。

・私も1番大好きな人と結ばれたいので自分の心の鏡をみがいて、すてきな人と結婚したいです。

・大正後期の時代背景が分かる映画でした。和装や洋装の人がいたりして、時代が和装から洋装へ変わっていく時代だったんだなということが分かりました。

・昔の人の暮らしや状況を伺える所が多々ありました。また、当時どのような環境だとかを知ることができました。

・大正時代は、まだまだ女性の立場が低いことが、特にわかりました。

なんとなくではありますが、大正時代のイメージがつかめたようでよかったです。

また、古い映画を見ても共感できるかどうか分からないという気持ちが一部の学生たちにあることがわかりました。これに対しては、人間の本質的なものは時代によってそんなに変わるものではないので、たとえモノクロの映画であっても古い映画でも共感を覚えることは多いのでぜひ見てほしいこと、特に地域福祉学科の学生は将来高齢者を相手に仕事をすることが多くなるので、高齢者が若い頃に見られた映画を観ておくことは共通の話題づくりという点からも意味があることを話しました。

『はいからさんが通る』では、最後のシーンに大地震が起こります。
それが関東大震災であったことを紹介し、関東大震災の被害状況を、この度の東日本大震災の被害状況と比較をしながら提示しました。

ちなみに、この地震が起きたときに震源地神奈川県の隣の静岡県に住んでいた僕の祖母は、当時豆腐屋に下宿をしていました。その豆腐屋の豆腐を入れた水が揺れていた様を、僕が子どもの頃、聞かせてもらったことがありました。

大正時代の教科書を使うこの内容の授業については、昨年、日本英学史学会の全国大会で研究発表を行いました。
以下は、その関連ページです。
よろしければお読みください(↓)。

日本英学史学会第47回全国大会での研究発表

日本英学史学会第47回全国大会で研究発表を行なう

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「基礎ゼミナール」のオリエンテーションで話したこと

2011-04-14 01:36:09 | 日記
4月13日(水)、看護学部1年生の「基礎ゼミナール」の授業が始まりました。

新見公立大学看護学部のこの「基礎ゼミナール」は、グループ毎に毎回テーマに基づいて討議を行う少人数形式のゼミなのですが、そのオリエンテーションとして、2人の先生に続いて、僕も「指導の受け方・学習方法等」についてお話をする機会を得ました。
(ちなみに、「基礎ゼミナール」については、新見公立大学・短期大学ウェブサイトの新見公立大学看護学部看護学科―学科の特徴をご覧ください。)

そこで、僕が、話した内容は大体次の通りです。

・大学とは「大いに学ぶところ」である。
・新見公立大学は小規模大学ゆえの人間同士の心理的距離の近さがある。
・それゆえ、教師と学生の間に良好な師弟関係を築きやすい
・僕たち教員をいい意味で「利用」し学ぶ。
・将来、恩師と呼びたい教員(・指導者・実習先の職員など)を探し、まねる。
・書籍(←もちろん読書も大切ですが)、各種教材、インターネット等でもある程度の知識を得ることはできる、しかし、学校にいる間は、せっかく一堂に会しているわけなので、人から学ぶのが大切。
・教員だけでなく、周りの人(友人、先輩後輩、職員、地域の方など)も「利用」し学ぶ。
  (cf. 「我以外皆我師」吉川英治)←これは、私の好きな小説『宮本武蔵』の原作者吉川英治氏の言葉。小説中の宮本武蔵は、まさに この生き方を体現する人物として描かれている。
・実は、僕たち教員も、学生の皆さんを「利用」していろいろと学ばせてもらっている。
・教えることは最高の学習手段。
・「学ぶことは、ざるを使って水を汲み続けることと同じ」(大学時代の恩師の大場昌也先生が卒業式後の卒業証書授与式で言われた言葉)
・同じざるでも、目の粗いざると目の細かいざるがある。当然、目の細かいざるのほうが水がこぼれにくい。
・生涯、学び続けることは、ざるの目を細かくしていくこと。
・学生時代の勉強という貯金だけでは、一生食べていくことはできない。10年もすれば貯金は取り崩されてしまう。自動的につく利子・利息はほんのわずか。自ら蓄え続けなければ、一生食べ続けられない。

そして、教員になって5年目に書いた「私の英語習得法」というそれまでの英語学習を振り返った文章を読んでもらいました。

この文章には、大学入学時のことも書いており、ちょうど入学式を終えたばかりの新入生にとってはふさわしいかなと思って提示しました。

まだまだ伝えておきたいことはありますが、与えられた時間25分間で、できるだけ伝えたいことは伝えました。

今後、授業などでさらにいろんなことを伝えていければよいと思います。

ということで、看護学部の新入生の皆さん、これから4年間頑張っていきましょう。
(もちろん、地域福祉学科・幼児教育学科の新入生の方々は2年間、地域看護学専攻科の新入生は1年間、それぞれ頑張りましょう!)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第127回新見英語サロンを開催しました!

2011-04-14 01:08:29 | 日記
4月12日(火)、新年度初めてとなる第127回新見英語サロンを開催しました。

新しい参加者たちも得て、Let's Speak English!と題し、皆で英語でお話を楽しみました。



新見英語サロンは、これまで原則的に毎週火曜日に開催してきましたが、今年度は少しペースを落として毎月第2・第4火曜日に隔週開催とさせていただきます。

回数は減っても、充実した会を継続してゆきたいと思いますので、よろしくお願いします。


次回の開催は、4月26日(火)18:30からを予定しています。

内容は、カンボジアスタディツアーに参加した3名の学生から研修報告をしてもらう予定です。

多数の皆さんの参加をお待ちしております。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第127回新見英語サロン開催のお知らせ

2011-04-12 02:23:36 | 日記

2週間、春休みをいただきましたが、第127回新見英語サロンを本日(4月12日)、18:30から新見市学術交流センターで開催します。

今回は、新年度初の開催で、新しいメンバーもいらっしゃるかもしれませんが、(旧知の方も多いのですが)自己紹介も兼ねて“Let's Speak English (and Japanese)!”を開催します。

お楽しみに!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

読書案内:柴野昌山・菊池城司・竹内洋編『教育社会学』(有斐閣, 1982)

2011-04-11 02:49:24 | 日記
柴野昌山・菊池城司・竹内洋編『教育社会学』(有斐閣, 1982)

この書は、以前、吉備国際大学の副学長をしておられた菊池城司先生も編者に加わっている書で、僕は以前、吉備国際大学の大学院博士課程に通っていた頃、菊池先生の教えを受けていることもあり読んでみました。

僕はこれまで教育にずっとかかわってきましたが、その教育を社会学的に考えてみたことはあまりなく、あらたな刺激となりました。

現在、問題になっているいじめや不登校の問題も語られますが、それよりも社会において教育というのはどんな役割を果たすかについて考える機会になりました。

現在皆さんも教育を受けている身、ぜひ教育の意味を考え直してみてください。(←学生向けに書いた読書案内文なので、このような文となっています。)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

備中国分寺を訪れる

2011-04-10 04:32:52 | 旅行
昨日は春の温かい日で、ドライブと散歩を兼ねて家族で備中国分寺を訪問しました。

備中国分寺は、総社市にあり、五重塔が有名です。






この五重塔は、高さが約34メートルだそうで、現在東京で建築中のスカイツリーより600メートル低いということになりますが、当時はとても大きな建造物だったことでしょう。

ちょうど今は桜の季節でもあり、満開の桜の花とともに見る五重塔はとても見事でした。


国分寺の辺りは、自然ウォーキングができるよう整備されていますので、これまた満開の菜の花や桃園の桃の花を愛でつつ、散歩を楽しみました。




この辺りは、古墳も多く、息子がもう少し大きくなったら、歴史の勉強も兼ねてまた散策してみたいと思います。

今日は、古墳のひとつ、こうもり塚に行ってみました。


そのあとは、すぐそばにある妻が大好きな農マル園芸に。

携帯で撮ったため少し写りがよくないですが、こんなところ。


ここは、「花と果物、野菜のテーマパーク」を謳っていますが、なかなかおもしろいところです。

そこで、今が旬のイチゴのソフトクリームを食べました。

また、イチゴも買って後で家で食べましたが、とてもおいしいイチゴ(これまでの人生で食べたイチゴの中でおそらく最高においしかった)でした。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

The City is Fun(『都市の生活と文化』)(学書房, 1994)を振り返る

2011-04-09 02:42:40 | 日記
先日の記事で、以前関わった大学用英語教科書『20世紀を振り返る』について述べました。(『20世紀を振り返る』(20th Century in Review)(桐原書店, 1995)を振り返る参照)

せっかくなので、もう一冊、僕が初めて関わった英語教科書The City is Fun(『都市の生活と文化』)についても振り返ってみたいと思います。



現在、岐阜私立女子短期大学国際文化学科の学科長を務められている山田利一教授からお声を掛けていただき、編集のお手伝いをさせてもらったものです。

まだ、駆け出しの大学教員だった僕が著者として自分の名前も書かれている教科書を使って授業を行うことができるという、ありがたい体験をさせていただいた教科書です。

また、初めて印税というものをいただいた僕にとっては思い出の書でもあります。

しかし、この教科書を出版してくれた学書房という出版社は、残念ながら既に社屋をたたんでおりますので、もはやこの書は流通しておりません。

この教科書は、既に廃刊になってしまった英文雑誌Mini-Worldを使って作られました。ちなみに、雑誌Mini-Worldの後継誌は現在も発行されているEnglish Zoneです。

このような古い大学教科書は、古本屋でもあまり売れませんのでほとんど取り扱われていないと思います。

これを使った授業を受けてくれた当時の大学生たちも大学時代の英語の教科書を大切に保管してくれている人はあまり多くないかもしれません。

僕にとっては思い出の書でも、世間から忘れられたようになっているこの書、少し悲しいですが、それが現実ですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

入学おめでとうございます

2011-04-08 01:50:55 | 日記
今日は、新見公立大学・短期大学の入学式が行われます。
新入生の皆さん、新見公立大学・短期大学に入学おめでとう。

昨年の4月9日のブログにも同じようなことを書きましたが(新入生入学おめでとう参照)、新入生への歓迎の言葉を書かせてもらいます。

さて、新入生は、既におわかりだと思いますが、この大学はとても小さな学校です。
少しがっかりされた方もいらっしゃるかと思います。
でも小さいがゆえのよさもあります。
そのひとつが人間同士の距離が近いという点です。
ですから学生と教員の(心理的)距離も他の大規模大学に比べて近いと思います。
以前から感じていますが、大規模大学は都市のようで、そして小さな大学は村のような雰囲気だと言えると思います。
都市ではすれ違う人ほとんどが知らない人、それと同じように大きな大学のキャンパス内ですれ違う人は教員なのか、事務職員なのか、それとも出入りしている業者の人なのかわかりません(←僕は以前、関東地方のいわゆるマンモス大学でも教えたことがあります)。
一方、うちのような小さい大学では、すれ違う人のほとんどは顔見知りです。
教職員は全て顔がわかりますし、学生もあの人はどの学科の何年生ということも全て(そのうちに)わかります。
それが田舎特有の息苦しさにつながる場合もなきにしもあらずですが、お互い顔見知りということは精神衛生上よいことが多いです。

今回の入学生の中には、新見公立大学・短大が第一志望ではなかった人もいるかもしれません。
でも皆さんが現在この新見にいるということは、皆さんの運命はそうなることになっていたということです。
せっかく何らかの縁があって、この地新見に来たのですから、しばらくの間、新見での生活を皆さんなりに楽しんでください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『20世紀を振り返る』(20th Century in Review)(桐原書店, 1995)を振り返る

2011-04-07 00:55:40 | 日記
昨日、書いた読書案内:柳田邦男『恐怖の2時間18分』(文春文庫, 1986)のブログの記事の中で、桐原書店から出版されている英語教科書『20世紀を振り返る』(20th Century in Review)(1995)について書きました。

16年ほど前に関わったこの教科書、懐かしくてちょっと書棚から取り出してみました。



またインターネットの桐原書店のウェブサイト内『20世紀を振り返る』のページを調べてみました。

残念ながら「在庫切れ」とあります。

まだ僕も若かった頃(関東地方のいくつかの大学・短大・専門学校で非常勤講師をしていた頃)、英米文化学会の他の4人の先生とともに編集に携わらせてもらった教科書です。

この教科書は、雑誌Time社が1994年に出版した同誌の70周年記念誌TIME: 70 YEARS IN REVIEWから、20世紀の記念すべき大きな出来事を16件選び、編集したものです。

この書の編集は英米文化学会の活動の一環として行われ、売り上げによる印税は英米文化学会の活動費として使われました。

ということで、ボランティア的な仕事ではありましたが、僕にとっては出版物に関わることができた貴重な機会でもあり、いろいろと勉強にもなりました。

今からしばらく時間がたち、21世紀も半ばになった頃にでも、復古主義か何かでまたこの本が読まれるようにでもなればいいのですが…。(でも、もうその時代は紙の書籍や教科書などは使われなくなっているのでしょうか?)

いずれにせよ、僕にとっては大事な過去の業績の一つです。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

読書案内:柳田邦男『恐怖の2時間18分』(文春文庫, 1986)

2011-04-06 02:53:52 | 日記
時々、思いついたように読書案内をしていますが、意外と(?)好評で、読書のきっかけにしてくださる方もいるようなので、書いている僕にとっても嬉しい限りです。

今、この本を紹介するのは、反発もあるかもしれませんが、これは、僕の講義ノートで以前、学生への読書案内に書いた紹介文です。

現在の状況を冷静に判断するために読んでみるのも悪くはないと思います。

柳田邦男『恐怖の2時間18分』(文春文庫, 1986)


この本は、アメリカのスリーマイル島原子力発電所で1979年3月に発生した事故についてのドキュメントです。

以前、桐原書店から学会の仲間の先生方で出版した英語教科書20th Century in Review(20世紀を振り返る)で、20世紀を代表する出来事として、このスリーマイル島原子力発電所の事故に関する章を担当したとき、参考に読んだものです。

日本でも原子力発電所の事故は時々発生していますが、原子力発電所の安全性と事故を起こしてしまう人間の過ち(ヒューマンエラー)について考えさせられます。

この著者柳田邦男(ヤナギダクニオ)氏は民俗学者の柳田國男(ヤナギタクニオ)氏と名前は似ていますが別人物で、ルポルタージュ作家として有名です。

他に『ガン回廊の朝』『明日に刻む闘い―ガン回廊からの報告』『ガン 50人の勇気』などの医療系の著書もあります。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

城山公園に行く

2011-04-05 01:18:21 | 日記
春分の日も過ぎ、だんだん日も長くなってきました

仕事を終えて早めに帰宅すれば夕方息子と遊びに行けるくらいになってきました。

ということで、今日の夕方は、近所の城山公園(「じょうやまこうえん」と読みます)に雲梯などの練習や散歩も兼ねて遊びに行きました。

城山公園は、少し小高い丘になっていて、そこから新見市街が見下ろすことができます。

ここから見れば新見という町が山に囲まれている町であるということがすぐにわかります。





この写真の奥に見える山の手前の学校が、僕が勤める新見公立大学・短期大学です

息子は、この公園から見えるパノラマのような町が好き。

自分のおもちゃで町を作るときの参考にしているのかもしれません。

特に電車が走っているのを見るのが好きなようです。


伯備線の各駅停車


橋を渡る姫新線

先ほどの伯備線の写真でぼんぼりが見えたと思いますが、まもなく桜が咲くので、花見用にぼんぼりが飾られています。

今年は、大震災の影響で花見の自粛が多いでしょうが、毎年の慣例でこのように飾られているのです。


桜も種類によっては早めに花を咲かせています




でも、基準となる木にはまだ花が咲いていないようなので「開花宣言」は出ていないようですが。

この公園には、遊具もあり子どもにも楽しめます。

今日も、雲梯のほかに、ブランコ、鉄棒、シーソー、滑り台などでも遊びました。

公園内には、石碑等もあり面白いです。

これは、上水道開通記念の石碑です。


そして、これは、田山花袋の『蒲団』に新見出身の女性が出てくることを示した文学碑です。


ということで、新見城山公園、子どもも大人も楽しめるスポットです。










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4月5日の英語サロンはお休みです

2011-04-04 01:00:57 | 日記

4月5日(火)も、新見英語サロンは春休みをいただきますので、お休みです。

来週4月12日(火)は18:30から新見市学術交流センターで開催しますので、お楽しみに!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

道の駅鯉ヶ窪

2011-04-03 00:58:24 | 日記
今日は、午後、家族3人で市内をドライブ、まずは、息子の雲梯の練習を兼ねて、神郷の親子孫水車そばの公園に。

雲梯の練習も少ししましたが、その他、遊具で遊び、その後、春を探しました。

今日は少し肌寒かったものの、公園にきれいなタンポポやツクシを見つけ、春の訪れを感じました。





その後、哲西の道の駅鯉ヶ窪に向かいました。

この道の駅は、最近売り場面積が拡大したと聞いたので、ちょっとのぞいてみました。

ここで、出店されている野菜や果物を購入、同敷地内にある米粉パンの店でパンも買いました。

次には、その隣の哲西図書館へ。



ここでしばらく個々に本のブラウジング。

僕は、本のリサイクルコーナーに並んでいた図書館からの中古本から、9冊ほど興味のある本を探し出しました。

最初は、それをいただいて帰るつもりでしたが、今すぐ読みたいというよりは、いつか読んでみたいあるいは読む可能性があるというくらいの本だったので、収納スペースのことも考え、結局断念しました。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新年度開始

2011-04-02 00:49:14 | 日記
2011(平成23)年度が始まりました

今年は、4月1日からいきなり2つの講義(地域福祉学科2年生の「英語」と幼児教育学科2年生の「英語コミュニケーションⅡ」)がありました。

今日は、僕の所属する看護学部・看護学科では新任教員の歓迎会がありました。

今年度は新たに5名の先生を迎えることとなりました。

昨年度看護学部に移籍して、早くもあっという間に1年がたちました。

皆さん、今年度もよろしくお願いします

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする