例年はクリスマスイブにやっているのだが、
今年は既に(あさ吉の英語落語の会に)取られていた、ということでこの日。
それでも満員の入り。補助椅子も出ていたのではないかな。
「牛ほめ」(染八):△+
初めて見た。
現小染の子であり、弟子でもある。
あやめにとっては甥っ子。
マクラで「もてたい」という話で携帯電話の番号を言ったり、
地味な色の着物といい、
落研の新入生みたいな雰囲気。
ネタに入っても同様で、上手い下手で言えば上手くはないが、
特にテクニックにも走らず真面目にきっちり、大きな声で元気にやっている。
大仰に驚いて見せるのも、素直で可笑しい。
好感が持てる前座。
「佐々木裁き」(染雀):△
眠くなってあまり覚えていない。
上下が深かったこと、
子どもを特にクサくやっていなかったのは悪くないけど、
特に良くもなかった印象。
「京阪神日常事変」(あやめ):△+
マクラでこの日になった経緯などを少し。
ネタは、あやめの新作の中では面白く作られている方だとは思う。
大阪と神戸の二人の違いが分かりづらい
(大阪弁と神戸弁は違うはずだが、あまり分からなかった)のだが、
元々「メロンパン」から思い付いたのであろうこのネタ、
あやめの言いたいことはよく表現出来ているとは思う。
ただ構成としてはイマイチ山がなく、ダラダラする印象。
そこに無理やりオチのための設定を付ける、という
如何にもあやめの新作にありがちな構成で、
竜頭蛇尾、の印象は拭えない。
そこも含めて、らしいと言えばらしいのだが。
あと、相変わらず声に若干咳が混じる様子が気になる。
肺や気管に病気がなければ良いのだが。
仲入後は写真撮影可能の色物ショー。
まあ、出演者にとっても(おそらく大部分の)客にとっても
こちらがメインでしょう。
「音曲漫才」(姉様キングス)
まずは「謎かけ」「猫じゃ猫じゃ」「折句」。
ところどころに大人のネタが入るのがクリスマスライブらしいが
流石の安定感。
その後は初めて見る「婦系図」の振り事。
当然染雀がお蔦。
ベタなギャグも入れつつ、それなりに見せる王道の「音曲漫才」。
終わり方が少し唐突だったかも。
「音曲漫才」(れ・みぜらぶるず)
「まんぷくブラザーズ」のリピート山中と、フランシー堺のユニット。
繁昌亭の昼席にも出ているらしい。
こちらは比較的最近の(とは言っても70年代くらいか)歌をいじる歌謡漫才。
これもベタなネタが多く、安心して聞いていられる色物。
最後に「ヨーデル食べ放題」だが、
フルコーラスは若干長いかな、という印象。
「シャンソンショー」
今年は2人が様々な有名「女優」に扮して
ほぼ替え歌、時にまともな歌をそのまま歌う、という趣向。
セットリストは以下のとおり。(J:ミス・ジャクリーヌ/A:マダム・アヤメビッチ)
「一人称の河内弁(J.アンドリュース)」(J)
「ろくでなし(越路吹雪)」(A)
「メンズリバー(O.ヘップバーン)」(J)
「リリーマルレーン(M.ディートリッヒ)」(A)
「毛皮のマリー(美輪明宏)」(J)
「ヨイタンボの唄(美輪明宏)」(A)
「インジャモン・デ・コマンバレヴ」(J&A)
「ろくでなし」は尼崎の事件にかけて。
「メンズリバー」は男同士、の替え歌だが、
その前説であやめが少しネタをバラし過ぎた印象。
こういうのは、分かる人だけ分かれば良いと思うのだけど。
「リリーマルレーン」はごく真面目に。
「ヨイタンボの唄」はあやめの娘にかけて、だろう。
久し振りにムチを振るあやめを見たかも。
※写真はこちら:姉様キングスクリスマス夜会2012
こってりしたデザートだった。
結局、終演は今年も21時半。