つぎに あらしがきたのなら
キミかボクの どちらかが
はたまた
どちらも ポトリと
落ちてしまうかもしれない
ホントは 真っ赤に
色づくまで
小鳥か誰かが
美味しいねって
言ってくれるまで
「その時」を
ここで 待っていたいのだけれどな。
せめて
今だけは
そう
今は めいっぱい
お日さまを たっぷり浴びて
ココに いよう
月の光に酔いしれて
一緒に
ココに いてくれよ
そんな 甘酸っぱい
会話を しているかのような
玄関先の さくらんぼ
そう、
それは
キミとボク