させぼ moonlight serenade

自身の取扱説明書です
きっと

枯れた色気

2014-07-08 22:11:07 | 日々のこと



最近

よく耳にする


「枯れた色気」


響き的には

とても

狂おしいのだが

実際は

いまいち

実態が

わからない


でも

目下のお気に入り

ドラマ

「55歳からのハローライフ」を

観ていて

大好きな

小林 薫の

立ち居振る舞いや

表情を

催眠術に

かかったみたいに

陶酔して

眺めていたら

わかった気がした


それは

淋しさや

孤独を

受け容れた上の

生き抜く

愛し抜く

覚悟

みたいなモノ


与えられる

よろこび


見つける

よろこび


愛し合う

よろこび


引き離され

ながらも

ココロに

居座る

よろこび


片想いは

最高の恋愛形

そう

綴るのは

きっと

傷つけ合わずに

済むから


本当に好きだと

いう証しを

相手に

伝えられたら

シアワセかも

しれない

けれど


自身が

気付けただけでも

充分かも

しれないね


大好きな

ボリス・ヴィアンの

小説

「うたかたの日々」

みたいに

愛を知ったヒトは

胸の中に

小さな蓮の花を

抱くでしょう


きっと

傍から見たら

わからなくても

時間の経過の中で

記憶を糧に

育まれていく

か弱き蕾

やがて

枯れ朽ちていく

その頃には

遠い記憶が

甘い匂いを

放つ


ずっと先の

「シアワセだったなぁ」



噛みしめられる

瞬間のために


今の

痛みや

苦しみは

在るのかも

しれないね


枯れていくコトを

美しいと

感謝さえ

できる

その日の

ために

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