普段なら
気
にも
留めて
いなかった
かも
しれない
玄関先
の
コンクリート
の
隙間
から
チカラ強い
生き様
を
見せつけて
くれている
タンポポ
が
いつのまにやら
綿毛
と
なり
次なる
旅立ち
の
支度
を
している
既に
幾数
の
勇者
は
旅立った
模様
上手く
風
に
乗れたかな
上手く
根付くコト
が
出来るかな
自身
の
行く末
は
しばし
忘れ
気付けば
愛犬
の
散歩帰り
の
サンダル履き
の
足
を
止め
見守っていた
振り返れば
幼い頃
にも
こうして
路傍の花
を
眺めていたっけ
何処
から
此処
へ
来た
の
だろう
って
幼いながら
に
行き来する
不思議
や
留まるコト
の
難しさ
など
なんとはなく
感覚的
に
識っていたのかもしれない
齢
を
重ねて
更に
気付いたコト
は
どんな
植物
にも
名前
が
ある
し
なるべくして
其の
形態
と
なった
と
云うコト
はたまた
種
を
繋ぐ
ため
に
あらゆる
手立て
の
中
で
最
も
適う
策
を
身
を
以って
選んでいる
と
云うコト
も
俗説
や
通説
に
委ねるばかりじゃ
自身
の
名前
も
自身
の
価値
も
ボヤけて
しまう
自身
の
名前
で
自身
の
存在価値
で
然るべき
タイミング
に
次なる
根
を
張ろう