星空は好きだ
でも
星座や天体には
疎い
オリオン座
や
北斗七星
くらいしか
即座には
見つけられない
でも
ふと想う
たまたま
最初に
名付けたヒトには
そう映ったであろうが
星座は
結び付け方次第では
幾通りにも
姿形を変えていくのではなかろうか
と
古代ギリシャの人々に
反旗を翻している訳では
決して無く
むしろ
あらゆる
はじめて物語。
には
心底
敬服しているのだけれど
この一冊に出逢い
ふと
そう想ったのだ
ヒトとヒトとの
出逢いや関わり合い
を
星の数ほど居る中で
と
表現するくらい
天体
と
今世
を
つい重ね合わせてしまう
ワタシたち
出逢う順序
世間体
抗えぬ血脈
無意識の意識
そんな
棘や鎖のようなモノで
時として
ヒトとヒトは
結び付いていたり
雁字搦めにされてしまったりする
でも
不思議な連帯感は
いつしか
得体の知れない快感を
芽吹かせていく
ヒトリでは
全くもって
暗闇に浮遊しているだけだった
であろうに
ふと横に
同じくらいの
心細そうな光を見つけ
手に手を携えた
その瞬間だけでも
ワタシたちは
星座となって
より強い光を
たしかに
其処に
刻みつけていったのだ
振り返る
と
其処に
きっと
誰のココロにも
見上げる
と
其処に
きっと
誰の空にも
忘れられない光
が
忘れたくない輝き
が