過ぎて終えば
美しく
未だ見ぬセカイは
怖しく
真実は
いつも
今
目の前に
ポツン
と
コロン
と
ただ
けなげに
此方を見上げている
指一本で
こじ開け
垣間見る
誰かの今は
其の方のモノでしか無く
あぁ
ヒトよ
あぁ
吾よ
セカイは
何処までも
続いているけれど
実感出来るモノ
触れるモノ
だけが
己れの範囲と
想い知れ
比べるから
虚しいんだ
較べるから
焦るんだ
恥ずかしくても
情けなくても
目を背けず
ココロに背かず
明日には
きっと
美しい知恵に
成長すると
信じて
明日を
恐れる暇無く
今を
そうっと
両の手で
掬い上げよう
包み込もう