
いつも
ハッとさせられる
母方の伯父は
多才で
聴けば
若かりし頃は
歌舞伎役者を
目指していたとか
実家に行くたび
目にする
伯父が描いた水彩画も
侘び寂びが
滲み出ていて
小さく
じーんと
胸を打つ
時折
こうして
いただく
達筆
且つ
優雅で知的な文面からは
いつお逢いしても
まみちゃん。
そう変わらぬ呼び方で
語りかけてくれる
あの
柔らかな眼差しが
キリリ
浮かび上がるようだ
字は
人となりを表す
そして
選ぶ言葉は
その方の
奥行きを示す
日常
を
作品として
額装し
物語として
書き連ねる
そんなヒトに
ワタシも
なりたい
きっかけは
誰かの真似や
影響だったとしても
そこからの
足し算
引き算
で
独自の美学を
磨き
貫けるヒトに
いつか
ワタシも
なりたい