No.200といっしょに描いたものです。
これ、ガラスのペンでした。
豊後高田の昭和の町で見たのは、
もっと現代的で、色ガラスで柄の模様や形にも工夫がされていて、
美しい工芸品、という感じです。
しかし、これは、あくまで実用的です。
ペン先の部分は、うすいオレンジ色のガラス、
軸は竹です。
丁度、筆の穂の部分をガラスのペン先にしたようなものです。
紙の印刷物が貼ってあり、
極細字 佐々木ガラスペン と書いてあります。
また、小さな字で
「インキ壺エ脱脂綿ヲ入レテ御使用下サイ」とも。
製図、簿記用に作られたもののようです。
確かに、直線はすーっと、気持ちよく書けます。
ただ、弾力がないので、僕のように圧力をかなりかけて書くと
ポキッと折れそうで、ちょっと慎重になりました。
しかし、なんとも心地がよいのです。
竹の軸なので、持った感じが筆と同じです。
大切に使っていこうと思います。