東京都美術館に「プーシキン美術館展」を見に行く。
予想されたことであるが、有閑シニアの大行列。
トコロ天のように、入った数だけ出てくるおばさまたちの
姿形はまるで同じで区別がつかない。
上野に行くたびに思うが、この客層の偏り方は異常である。
ロシアでこの年代の女性は、むしろ美術館で働いているのにね。
モスクワのプーシキン美術館を知る人はいなくても、
フランス近代絵画というだけで、かくも人が集まる不思議。
ミュージアムショップには、琥珀売り場が待ち構え、
何万もする商品におばさまたちが群がっている。
この人たちにロシアをPRしてもムダだということが
よーくわかった。
さてこのあとロシア女性Sさんにお会いし、琥珀の話に。
「琥珀産地のバルト三国が独立してから、ロシアでは
琥珀が手に入りにくくなったのよ。そうそう、昔は
地質学大学の売店で、いろんな石が買えたのよねー。
あ、ちょっと待ってて」
とSさん、別室からモスクワで買ったという
琥珀のネックレスをもってきて……。
「つけてみて。あら、似合うじゃない。あげるわ」
えっ!ホントですかっ!
琥珀なんて興味なかったのに、タダだともらう浅ましさ――。
予想されたことであるが、有閑シニアの大行列。
トコロ天のように、入った数だけ出てくるおばさまたちの
姿形はまるで同じで区別がつかない。
上野に行くたびに思うが、この客層の偏り方は異常である。
ロシアでこの年代の女性は、むしろ美術館で働いているのにね。
モスクワのプーシキン美術館を知る人はいなくても、
フランス近代絵画というだけで、かくも人が集まる不思議。
ミュージアムショップには、琥珀売り場が待ち構え、
何万もする商品におばさまたちが群がっている。
この人たちにロシアをPRしてもムダだということが
よーくわかった。
さてこのあとロシア女性Sさんにお会いし、琥珀の話に。
「琥珀産地のバルト三国が独立してから、ロシアでは
琥珀が手に入りにくくなったのよ。そうそう、昔は
地質学大学の売店で、いろんな石が買えたのよねー。
あ、ちょっと待ってて」
とSさん、別室からモスクワで買ったという
琥珀のネックレスをもってきて……。
「つけてみて。あら、似合うじゃない。あげるわ」
えっ!ホントですかっ!
琥珀なんて興味なかったのに、タダだともらう浅ましさ――。