瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

歌え!!アニソン!!~魔法のプリンセス ミンキーモモ~

2007年10月17日 22時20分15秒 | アニソン
――アニメ史上初、交通事故で死んだヒロイン。




パァ~~~♪パラララァ~~~~♪

――キュルルゥ~~ン!!――キララァ~~ン…!!

パァ~ラララララァ♪パッララァ~~~♪

ラブ・ラブ・ミン・キー・モモ♪ お願い聞~いてぇ~♪

ラブ・ラブ・ミン・キー・モモ♪ お願い聞・い・てぇ~~~♪

魔法ぉ~の・プリーン・セェ~ス♪(プリーン・セェ~ス♪)

ときめくよかぁ~ん~何かぁ~がぁ~待ってるぅ~♪(待ってるぅ~♪)

今日のむ・こぉ・にぃ…♪

とぉきぃよぉ回っれぇ~♪(回っれぇ~♪)

夢のおはなっしぃ♪ どぉん~なぁ私にぃ…♪(私にぃ~♪)

出会えるかしぃらぁ~~~♪

お~となになったらぁ…♪
(ア~~~~~ア~~~~~♪)

――ピルルルルゥ~~!!――キラリラリラリラ…!

な・ん・にぃ・なるぅ~~♪
(ア~~~~~ア~~~~~♪)

お~となになったらぁ…♪
(ア~~~~~ア~~~~~♪)

なん~にぃ・なぁ~~るぅ~~~~♪
(ア~~~~~~~~ア~~~~~~~~♪)

ドリィ~~ミィング♪(オー・ドリィーミング♪)

ゆぅ~めぇ~が♪ きっと叶うわぁ~~♪(叶うわ♪)

ラブ・ラブ・ミン・キー・モモ♪(ラァ~ラッ♪)

お願い聞・い・てぇ~~~♪(ミンキーモモ♪)

パァ~ラララララッラァ~~~~~~…♪




1982年3/18日~1983年5/26日迄、TV東京系で放映された、史上9作目に当たる魔女っ子アニメ。
東映製作『ララベル』以降、制作がストップしていた魔女っ子ジャンルを、蘇らす切っ掛けとなった偉大な作品。
企画・製作は葦プロダクション&読売広告社、制作は葦プロダクション。

OPタイトルは『ラブ・ラブ・ミンキーモモ』、作詞は荒木とよひさ氏、作曲は佐々木勉氏、編曲は高田ひろし氏、歌ってるのは主役のモモを演じた小山茉美氏。


昔々…と言っても、ほんのちょっとだけ昔――

どこかの国の、どこかの町に、子供の居ない夫婦が開いているペットショップが在りました。
所が或る日この夫婦の前に、1人の可愛い女の子がペットを3匹連れて現れ、2人の娘として暮す事になったのです。

実は彼女は「夢の国のプリンセス」でした。

昔々、ずっと昔、未だ地球の人達が夢を信じていた頃…地球の隣には『フェナリナーサ』と言う夢の国が在りました。
所が地球の人達が夢を忘れてしまった為、フェナリナーサは遠い宇宙の彼方まで、離れて行ってしまったのです。
夢の国の王様はこれを寂しく思い、再び地球の隣に戻って来れるよう、娘で在るプリンセスを地球に遣わす事に決めました。

プリンセスの名前は、『ミンキーモモ』と言いました。

モモは持前の「大人に変身出来る魔法」を使って、地球の人達に夢を与えようと頑張ります。
彼女が夢を与える事に成功すれば、その都度フェナリナーサ王宮に安置された王冠には、「ハッピーティア」と呼ばれる宝石が1個嵌りました。
それが12個揃った時、フェナリナーサは再び地球の隣に戻って来れるのです――


子供の頃嵌って観てました。
子供の頃は『うる星』以上に好きだったかも…。

制作会社の葦プロは、モモ以前にロボットアニメを手掛けていまして…その為か会社初のこの魔女っ子アニメは、何処か少女向けらしからぬ作風でした。
何せ『ミンキナーサ』なる巨大合体ロボまで登場しちまいますから。(合体時のBGMは『ゴーショーグン(1981年放映)』)(笑)
キャラも睫毛バリバリ瞳キラキラでなく、男女両方から好まれるデザイン。(モモのキャラデザを担当したのは芦田豊雄氏・みさきのあ氏・服部あゆみ氏の御三方)
結果小さな女の子だけでなく、大っきなお兄ちゃんの間でも、人気が沸騰したのです。(笑)

モモ以降、魔女っ子は呪文を唱えながら踊りを舞い(モモのリボン体操風のソレは、真に綺麗)、変身魔法を使うのが基本になりました。
言わばモモは『サリーちゃん』や『アッコちゃん』の様に、後に続く魔女っ子アニメに新たな「雛形(パターン)」を提供した、モデル的作品という訳ですよ。


モモの毎回のパターンはこう――


・トラブル発生、愛車『グルメポッポ(空飛ぶキャンピングカーと言いますか…)』で駆け付けるモモ。
・「子供じゃ相手してくれない」等の理由から、大人(それも様々な職業のプロフェッショナル)に変身。
・無事解決すると、モモが首から提げてるペンダントが光る。
・それが4回光るとペンダントから光線(?)発射…地球を2回り程した後、光線は宇宙に浮ぶフェナリナーサまで届き、王宮に有る王冠にハッピーティア(誕生石)が嵌る。(つまり一月に1回宝石が嵌るというコンセプトだった…最初は)


――こういう決められたパターンが有ったお蔭で、途中から観出しても直ぐにストーリーを掴む事が出来ました。


ベースはメルヘンでも、モモのストーリーは兎に角破天荒。
大抵1話完結で、ギャグ・SF・怪獣・ホラー(ちっとも恐くなかったけど)・シリアスと何でも御座れ。(この点、うる星に似てる)
主人公モモは恋愛を最重要視する乙女じゃなく、「何とかなるダバないダバサ♪」といったハチャメチャ能天気娘。

ストレートにラブな話が苦手な自分には、共感し易いストーリー&キャラだったのです。(笑)





――リロリロリロリロ…♪――ドンドンドッドドッド♪

ピピルマ・ピピルマ・プリリン・パ♪――ジャーンジャッ♪

パパレホ・パパレホ・ドリミン・パ♪――ジャーンジャッ♪

ドッキンハートに瞬きショットォ~~~~♪

――ジャジャジャジャジャジャジャ♪

天使ぃ…♪ の羽ぁ根は…♪ 無いけぇれど♪

――ペレペレレレェ~~♪

夢がぁ…♪ ここぉろにぃ…♪ 溢れてい~ればぁ~♪

――ペレレレペェ~レレェ~~♪

ミンキーィステッキが…♪ 使えるはぁずねぇ♪

――ペッペッペェ~~~♪

使えるはぁずねぇ~~~~♪

――ダダダダン♪――ズン♪

ピピルマ・ピピルマ・プリリン・パ♪――ジャーンジャッ♪

パパレホ・パパレホ・ドリミン・パ♪――ジャーンジャッ♪

ドッキンハートに瞬きショットォ~~~~…♪




EDタイトルは『ミンキーステッキドリミンパ』、OPと同じく、作詞は荒木とよひさ氏、作曲は佐々木勉氏、編曲は高田ひろし氏、歌ってるのは小山茉美氏。

「ピピルマ」やら「パパレホ」やら言うのは、モモが大人に変身する際の呪文です。


「ピピルマ・ピピルマ・プリリンパ!
 パパレホ・パパレホ・ドリミンパ!
 アダルトタッチで、看護婦さん(←例)になれ~!」


簡略されたりもするけど、ペンダントから取出した『ミンキーステッキ(クリスマスのあのステッキ?に似たデザイン)』を振り回し、こう唱える事で、モモは12歳の少女から、あらゆるプロ技術を持った18歳の大人に変身するのです。

18歳じゃ大人とは言えんだろうってツッコミは多かったに違いなく。(笑)


実はつい最近ヤフー動画で無料配信されてまして、初めて第1話から通して観たんですが……いや~凄いね。
いきなり何の説明も無く、子供の居ない夫婦の元に転り込むっつう始まり方が先ず凄い。(笑)
『メグちゃん』の様に「自分は此処の家の子供である」と家族に暗示をかけたとか…そんな説明一切無いんですよ。
地球に来た目的とか、自分は何者であるかなんて事も、全く喋ってくれないんだよ主人公。(4話目で漸く語る)(笑)
1話では「この子はミンキーモモと言う名前で、犬・猿・鳥とお供3匹連れていて(桃太郎)、大人になれる魔法を持っている」事だけが語られる。
流石80年代前半アニメ、実に型破り極まれり。


しかし最終回はもっと凄い。
何の予告も無く、主人公が車に撥ねられて、死んじゃう。
かりにも夢いっぱいの筈の魔女っ子アニメで、正しく前代未聞の大事件。

当時…観ていて物凄いショックを受けたね…。(子供だったし)
あまりのショックに、撥ねられた瞬間、地震が有った事まで、まざまざと記憶してますよ。(苦笑)
ヤフーで観た時も泣いたよ…イイ年して…と自分でも呆れるが。(恥)

これだけだと「哀しくお終い」に思われそうなんでネタバレしちゃいますが(汗)…モモは生き返ります。
イデオン』よろしく輪廻転生、人間の女の子の赤ん坊になり、フェナリナーサが降りて来る日を夢見て終りっつう…。

……こんだけじゃ全然解らないでしょう…?
解らないに違いない…。(汗)

大人になった今でも、あのラストはよく解らない。(汗)
感動的ではあるけど、どうしてモモが死んで、地球の人間に蘇らなきゃならんのか、根本的な部分で理解出来んのですよ。(汗)


「夢は他人に見せて貰うものじゃない。
 自分で叶えるものだ。」


この壮大なテーマを初めてアニメで語った、哲学的作品だったなと。
ただ…だからってモモを殺す事はないだろうよ、それも夢や希望の欠片も無い交通事故でと考えるのは止められず。(死に方に夢や希望やへったくれも無いだろうが)
幼い女の子向けアニメとは到底信じられず。(笑)

これには大人の事情が有りまして…。


モモは1年間の放映を予定していたのですが、「予想より玩具の売上が伸びなかった」件で、スポンサーで在る某玩具会社から、46話で打ち切りを申し渡されたのだそうな。
その事情を頭に入れて最終回を観ると…モモを撥ねるトラックが玩具を積んでいるのに気が付く。
つまりトラックはそのスポンサーで在る玩具会社を表していると。
夢は現実に負けたんだという、制作者側の痛烈な皮肉を交えたオチだった訳ですよ。(爆笑)
その後モモは、作品のプロデューサーだった読売広告社の大野実氏の尽力により、目出度くも63話迄の放映延長が決りました。

…最早何が何だか解らない。(苦笑)

とは言え一旦決定した内容は覆す事が出来ず、モモは死んで地球人に転生、そこで第1部終了。
総集編を2話挟んで、第2部が新たに始まったのです。

このドタバタ加減に制作現場の混乱が透けて見えるようですね~。(笑)

ちなみに全くの余談ですが…第2部最終回放映時も地震が来た。
モモが最終回を迎える度に、地震に襲われる――これは天地の怒りか、制作者の祟りか。(←多分それだ)(笑)

でもね…ウィキによると、実はもっとブラックな〆方企んでたみたいで…「勘違いから地球人は核戦争おっ始め、ミサイル爆発して地球崩壊」なんて最終回を、当初は考えてたらしい。(このネタは第42話「間違いだらけの大作戦」で活かされてます…核戦争勃発・ミサイル爆発は止めたけどね)(笑)

原案者で在る首藤剛志氏は、色んな意味で只者じゃないなと感じる逸話で御座いましょう。(笑)
ちなみにこの方、現在は『ポケモン』のメイン脚本家として活躍中…『ポケモン』の監督&脚本は、実はミンキーモモの監督&脚本と同じだったり。
任○堂の目が光っててモモほど無茶な話は作れないだろうが、ファンは心得といた方が良いでしょう。(笑)


モモが死ななきゃならなかった理由は解らないけど…フェナリナーサが降りられなかった理由は解る気がする。
現在の地球を考えてみた時、制作者は「降りて来られる訳が無い」と結論出すしかなかったんじゃないかと…。
「モモが皆の夢を叶えてハッピーエンド、最終回は目出度くフェナリナーサが降りて来て、地球は再び夢に包まれる」というラストは…描いたとして嘘になる。
子供相手でも、そんな無責任な嘘は吐きたくなかったんじゃないかなぁと…制作者は。


その他、細かい部分ではありますが、モモは予告も独特で面白い。
(噂では)首藤氏が毎回約30秒で書上げた予告文を、モモ役の小山茉美氏が基本アダルトタッチでDJ風に読上げる。

一例を挙げると――


「エンジン全開飛ばせ飛ばせぇ!!…は良いんだけど、最近スピードの出し過ぎで、流石の私も目が回りそう!
 そこで、高いお山の天辺で、ゆっくりのんびりお昼寝でもしようかと思ってたら…なななんとそこでも列車が大暴走!
 次回、魔法のプリンセス・ミンキーモモ――『暴走列車が止らない』!
 神様…!
 私はスピードの世界から逃れられない運命なのでしょうか…!?
 嗚呼…!!
 なぞと言いつつ止められない止らない、もう、やっちゃうのみじゃv(笑)」


――こ~んな感じ。(細かいトコ違ってたら御免)

あんまり評判呼んだもんで、特集本に予告文全部載せられたという。(笑)


シナリオの面白さだけでなく、小山茉美氏の演技が半端無く巧い!
アラレちゃんや『うる星』の了子ちゃん役をやった方ですが…両方のキャラの声を知ってる人なら解る筈。
正しく七色の声を持ったスーパー声優。
全く声が違うもんで、最初大人モモと子供モモは、声優さんが違うんだと思ってましたよ…。



参考)…フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』、等々。





野球…ついに『2大怪獣、世紀の大激突!!』となるか。(笑)
最初鷹が負けたショックから、どーでもいいモードに入ってたけど、結局観てたり…。
チーム対決だけでなく、両軍の監督が「どちらが名監督か」を、意地になって争ってる風で微笑ましい。
どっちが勝っても微妙~に嫌なんですが…。(苦笑)
ヒ○マンさんに勝ち逃げられるのは何か嫌だし、バ○ンタインさんが勝つと1年ずっとTVに出ずっぱりそうで、やっぱり嫌なのです。(苦笑)

好き嫌いで比較するとこんな感じ。↓

監督対決)    ハム>ロッテ…バ○ンタインさん、普段は嫌いじゃないけど、調子に乗ってる時はちょっと嫌い。(笑)
お調子者対決)  ハム>ロッテ…里○よりは、ひ○ょりのが好き。
エース対決)   ハム<ロッテ…ダ○より成○のが好き。
抑え対決)    ハム<ロッテ…マ○ケルより幕張の破壊神のがインパクトで勝ってる。(←微妙に応援になってない)

…それにしてもロッテってチームは強い。
敵陣に在ってもあれだけ打てるんだから…。
鷹だったら雰囲気に呑まれて貧打になってると思う。(苦笑)
コメント (2)
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