瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

歌え!!アニソン!!~パタリロ!(後編)~

2007年10月19日 20時53分36秒 | アニソン
――(ヤケクソ気味に)北の大地へ贈る祝福のダンス。




チャンチャラランッチャチャンチャチャンチャチャン・チャン・チャン♪

「さあ皆さん!!お手を拝借ぅ!!」

パパンがパン♪(アソーレ!!)

だぁ~れがこっろしったクックロビン♪(アソーレ!!)

だぁ~れがこっろしったクックロビン♪(アソーレ!!)

花は爛・漫・咲っきみっだれぇ~♪(アラヨット!!)

のどっかなっごやっかとっこ春のぉ~♪(ア・ドッコイ!!)

マ~リネ~ラァ♪ い~ちぃ~のぉ♪

美ぃ~・少ぉ~~年~~~♪「ア・ヨイヨイヨイ~!!」

それがパッタリッロ天才奇才~♪

何を仰るうっさぎっさん~♪(コリャマッタ!!)

あ~のか~おぉ♪ すぅ~がぁ~た♪

ど~お・見ぃ~~・てもぉ~~~~♪「ア・コォリャ!!」

潰ぅれアンマン♪(ドーシタドーシタァ~イ…!!)

真~ぁっしぃ~~らけぇ~~~~~♪

パパンがパン♪(アソーレ!!)

だぁ~れがこっろしったクックロビン♪(アソーレ!!)

だぁ~れがこっろしったクックロビン♪(アソーレ!!)


夢がルン・ルン・咲っきこっぼれぇ~♪(アラヨット!!)

天・下・泰・平・マリネラじゃぁ~♪(ア・ドッコイ!!)

賞ぉ~きぃん~♪ くぅ~らぁ~べ♪

大流~ぅ行ぉ~~~♪「ア・ヨイヨイヨイ~!!」

スーパ・キャァットかタマネギ部っ隊~♪

アフロ18・プラズマかぁ~♪(コリャマッタ!!)

丁~ぉ丁~おぉ♪ 発ぁ~あっ止♪

みぃ~な・必ぃ~~・っ死ぃ~~~~♪「ア・コォリャ!!」

ここぉろハレバレ♪(ドーシタドーシタァ~イ…!!)

真~ぁっしぃ~~らけぇ~~~~~♪

パパンがパン♪(アソーレ!!)

だぁ~れがこっろしったクックロビン♪(アソーレ!!)

だぁ~れがこっろしったクックロビン♪「アソーレェ~~~!!!」

チャンチャラランッチャチャンチャチャンチャチャン・チャン・チャン♪



2番目のEDタイトルは『クックロビン音頭』、作詞は田中のぶ氏、作曲&編曲は青木望氏、歌ってるのはスラップスティックの皆さん&パタリロ役の白石冬美氏も主に合いの手で参加。
歌詞中の赤文字台詞は白石冬美氏の合いの手部分を表してます。

能天気な奴等に混じり、楽しげに踊るバンコラン&マライヒの姿に、ファンは一筋の涙を誘われるでしょう。(笑)


『スラップスティック』というのは、1977~1986年に人気を博していた声優が結成したバンド名。
メンバーは野島昭生氏、故)曽我部和恭氏、古川登志夫氏、古谷徹氏、三ツ矢雄二氏の5人。

後に『サムライトルーパー(1988年放映)』の主演声優5人が結成した人気ユニット『NG5(メンバーは草尾毅氏、佐々木望氏、竹村拓氏、中村大樹氏、西村朋紘氏)』の御先祖様に当たる様な存在っつうか。
この頃から声優さんの人気が、キャラから離れて独り歩きするようになったのですね~。

尚、『スラップスティック』のメンバーは、劇中でタマネギ部隊を演じても居られます。(曽我部和恭氏はバンコラン役。)


『タマネギ部隊』とは、パタリロの世話役から国の警護までこなす、マリネラ王国エリート武官部隊の名称。
全員タマネギ風の髪型して眼鏡をかけてる事からそう呼ばれとりまして、このタマネギカツラと眼鏡を取ると皆美形という設定が有る。

『アフロ18』・『プラズマ(X)』は、パタリロが造ったスーパーロボット。
夫婦となり子供2人まで儲けた後(造ったのはパタリロだが)、アフロは金属を腐食する黴「マルスX」のせいで亡くなってしまう。(このエピソードは悲しかった…)

『スーパーキャット』はパタリロの親友の、空飛ぶヒーロー猫。
連載当初はただバックを通り過ぎるだけだったけど、その内本編に絡む様になったという。


ちなみにこの『クックロビン音頭』…元ネタは下記の「マザー・グース(イギリスの伝承童歌)」から来てます。


誰がコマドリ殺したの?

それは私とスズメが言った
私の弓矢で私が殺した

誰がコマドリ死ぬのを見たの?

それは私とハエが言った
私がこの目で死ぬのを見た

誰がその血を受けたのか?

それは私と魚が言った
小さなお皿で私が受けた

誰が経帷子を作るのか?

それは私とカブト虫が言った
針と糸とで私が作る

誰がお墓を掘るのだろう?

それは私とフクロウが言った
鋤とシャベルで私が掘ろう

誰が牧師になるのかね?

それは私とカラスが言った
聖書を持ってる私がなろう

誰がお付をしてくれる?

それは私とヒバリが言った
真っ暗闇でなかったら
私がお付になりましょう

誰が松明持つのだろう?

それは私とベニスズメが言った
おやすい御用だ私が持とう

誰がお悔み受けるのか?

それは私とハトが言った
愛故深いこの嘆き
私がお悔み受けましょう

誰がお棺を運ぶだろう?

それは私とトンビが言った
もしも夜道でないのなら
私がお棺を運びます

誰が覆いを捧げ持つ?

僕らと言ったはミソサザイ
夫婦2人で持ちましょう

誰が賛美歌歌うのか?

それは私とツグミが言った
小枝の上から声がした
私が賛美歌歌いましょう

誰が鐘を撞くのかね?

それは私と雄牛が言った
何故なら私は力持ち
私が鐘を撞いてやる

可哀想なコマドリの為
鳴り渡る鐘を聴いた時
空の小鳥は1羽残らず
溜息吐いてすすり泣いた



(参考)…『マザー・グース4(講談社文庫刊、谷川俊太郎氏訳)』。



…中々不吉かつミステリアスな歌詞で御座いましょう?

余談ですがこの歌詞、アニメうる星の第98話『そして誰もいなくなったっちゃ!?』でも引用された。

『マザー・グース』は好きなんで、何時かまた改めて記事を書かせて戴く積り。

それはさて置き、何故「マザー・グース」かっつうと、少女漫画家の萩尾望都氏が描いて人気を呼んだ『ポーの一族(別冊少女コミック誌上で1972年3月号~1976年6月号迄不定期連載された作品)』のパロディの積りだったらしく。

魔夜峰央氏はこの作品のファンだったらしく、自分の作中でパロる事が多いのです。


アニメ『パタリロ!』はファンから人気を呼びつつも、視聴率的には芳しくなかったらしく、放映時間が2度も変更されまして。
当時はクイズ番組や巨人戦の人気が圧倒的でしたからな~。
「『パタリロ!』ってタイトルじゃ、人名とは解り難い」っつって、『ぼくパタリロ!』なんてタイトルに変更するも、結局打ち切られる事になってしまったのでした。
けどあの漫画、何処で切っても不都合感じられない様な気がしないでもない。(笑)

ふと考えてみたら、魔夜峰央氏の作品で、ちゃんとオチが着いてるのって、『おらが丸』くらいだよな~と…。


時にパタリロ役演じてた白石冬美氏、最近は声聴かなくなったな~~と思ってたら、現在は現場を退き専門学校声優科の講師を務められて居るらしく。
一発で解る独特な声が好きだっただけに、ちょっと残念。
『チョビン』、『怪物くん(1968年放映のモノクロ版の方ね)』、そして『パタリロ』と、何故か人外の王子役が多い方でした。



フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』&東映『パタリロ』サイト等。





日本ハム連覇おめでとう御座います!!

最終戦、投げ合いになるかと思いきや……流石の成瀬もあの雰囲気の中投げるのは辛かったか。
日頃は憎らしいロッテ応援団が、大声援吹き荒ぶ札幌ドームの中に在って、意地らしさを覚えましたよ。(笑)
戦力大幅に落ちての優勝は、地力が有る事の証明で、暫くハムの天下が続くかもな~と思えた。
今回ロッテは2度胴上げを見せられた訳で…来年はまた恐いだろうし。

一方その頃、巨人は地味に負けてた訳ですが……「風が吹いてる」と感じられるのは、中日より巨人なんですよね。(中日ファンには申し訳無いが)
いやファンだから言う訳じゃなく(汗)…読みとしては「巨人VSハム」じゃねーかと。(今日も負けてるけどさ…でもスリーラン出た!)

さて、どうなる…!?(←最早完全に傍観者モード)(苦笑)
コメント (6)
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歌え!!アニソン!!~パタリロ!(前編)~

2007年10月19日 20時52分15秒 | アニソン
――少女漫画界の「こち亀」。




――キラリロロン…!

――ポン・ピン・パ~~!!ポッピッペ~~~~…!!

――ジャン・ジャジャッジャーーン♪

――ジャン・ジャジャッジャーーン♪

ジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャン…♪――ズン♪ズン♪
……ヒューーーー…!!――バシューーーー……!

パァ~パパッパァ♪

パァ~パパッパァ♪

パァ~パパパポペピプパァ~~~~~♪

――ヴォ・オン…♪

朝・から・晩・まで・バ・タ・バ・タ♪

悪・戯・成・功・ケ・タ・ケ・タ♪

大・事な・時にはク・タ・ク・タァ…♪

パペ・ピプ・ペポ・パポ・パ・タ・リ・ロ♪

――ジャカジャンジャッジャジャッジャッジャッジャ♪

ジ・ケ・ン・が・起れば・変身っ♪

――ドゴゴォーーーン…!!!

飛ん・でけ・ロケェット・発進っ♪

滑っ…て転んで失神♪

パペ・ピプ・ペポ・パポ・パ・タ・リ・ロっっ♪

(パッパァ~~~~~♪ア~~~~~♪ ア~~~~~~♪ ア~~~~♪)
だぁ~れぇ~もぉ~考えつかないこぉ~~~♪ と・を~~♪

すぅ~るのぉ~がぁ…♪ ダ・イ・好ぅ~・き~~~い~~~~♪
(ア~~~~~~~~~~~♪ ア~~~~~~~~~~~~~~~~~~♪)

――ジャジャジャンジャッジャッジャッジャ♪

メ~チャリロにぃ♪

たぁ~いしたもんだぜパタリロォ~~~~~~~~~~…♪

ジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャン…♪――ズン♪ズン♪
……ヒューーーー…!!――バシューーーー……!

――ジャッジャン♪




1982年4/8~1983年5/13迄フジ系で放映、制作は東映。

OPタイトルは『パタリロ!』、作詞&作曲は伊藤薫氏、編曲は青木望氏、歌ってるのは藤本房子氏。

ウィンク一発で地球を割るOP映像が凄まじい。


『マリネラ王国』はダイヤモンド鉱脈を豊富に持つ常春の島国。
その王国の国王『パタリロ・ド・マリネール8世』の人知を超えた活躍劇……とでも紹介すればいいものか。(汗)
まんま「筋書きの無いお話」だからな~~。

兎も角も主人公はこの『パタリロ』。
ブラックジョークに己のプライドを懸けていて、愛読書は『人をおちょくる50の方法』。
愛してるのは「自分」、そして「金」。
若干10歳の子供ながら、「人間コンピューター」と称される程の脅威的頭脳を持ち、しばしば途方も無い発明をしてみせる。
特技の「ゴキブリ走法」は、車をも追い越すスピード。
タイムワープまでしてみせるわで、はっきり言って人間じゃない。

そんな彼に絡むのが、世界各国に潜むスパイ達、暗躍する秘密組織、殺し屋、怪盗、等々。
特にイギリス情報局秘密情報部(MI6)所属『ジャック・バルバロッサ・バンコラン』とは最早腐れ縁の仲。
殺人許可証を保持する凄腕エージェントも、パタリロにかかっては形無しおちょくられっ放し。
しかし傍から見てると案外気が合ってる様だとは、バンコラン最愛の美少年『マライヒ・ユスチヌフ』の語る所。


基本はギャグ、偶にシリアス・ハードボイルド・オカルト・ミステリー等を交えて展開するストーリー。
少女漫画にも拘らず、老若男女幅広く読まれてるのは、そんな多ジャンル性有っての事でしょう。
まったく原作者魔夜峰央氏の博学には驚かされるばかり。


原作は1978年末頃~『花とゆめ』で連載されてる同名の漫画。(現在は『別冊花とゆめ』に移行)
発行されたコミックスは遂に80巻を超えたそうで…この記録は少女漫画界第2位だそうな。(ちなみに1位はあさりちゃん
『ガラスの仮面』のが連載開始したの早かったのに…休止ばっかしてるから追い抜かれちゃったよ。(笑)
休まずコンスタントに作品発表し続ける姿勢が益々『こち亀』っぽい。


洒落の効いたギャグは勿論なのですが…魔夜氏の描く魔界の表現が、妖しくて好きです。
当初氏はギャグ漫画でなく、シリアスなオカルト漫画で売ってまして…。
しかし誌上で公開した初のギャグ漫画『ラシャーヌ!』がウケた事から、ギャグ漫画中心で描く様になったのです。(余談ですがこの『ラシャーヌ』も、美少年版『男はつらいよ』ってな趣きで実に面白い)




――タラリララリン…♪

――ピィロロリロリロリロロン………♪

ルゥ~ルゥ~~~♪

ルルルルゥ~~~ルルゥ~~~♪

ラララァ~~~ラララァ~~~ララァ~~~~~…♪

う・つ・く・しぃさは…♪ 罪ぃ~~~♪

ほ・ほ・え・みぃさえ…♪ つぅみぃ~~~~♪

黒い薔ぁ薇のぉ花♪ 棘が有~る様に♪

優しく包み込んで行ぅ~~くぅ~~~~~~♪

わ・た・し・の・ひ・と・み・の・お・く・を・見・て・御ぉ覧♪

き・ぃっと・あ・な・た・は・離れられぇなっくぅなる♪

私を~…♪ 愛さない~♪

人はぁ…♪ 居~・なぁ~・い~~~~♪


ぅ私を~~~♪

愛さなぁ・い~~~♪

人はぁ……♪ 

居~~・なぁ~~・い~~~~~~…♪




EDタイトルは『美しさは罪』、作詞&作曲は伊藤薫氏、編曲は中村暢之氏、歌ってるのは竹田えり氏。

一瞬ワインを揺らす手を止るのが細かい演出。
主人公を他所に、男2人が見せる、耽美な愛の花園。(笑)


11/30迄ヤフー動画で1話のみ無料配信されてます。

TVアニメで初めて同性愛を取り扱った作品じゃねーかと。(てゆーか過去も今も、正面から描いたTVアニメは他に無い気がする)
まったく良くぞアニメ化しようなんて考えたもんだ…。(笑)
もっともマライヒ役を女性の方が演じてたお蔭で、知らなきゃ普通のカップルに見えるんですけどね。
恐らくはTVアニメで初めてベッ○シーンを出した作品じゃないかと…。(よく放送許されたもんだ)

あげな内容に拘らず、かなり原作忠実に作ってましたね…背景からキャラから、漫画そのままでしたもん。
今だったら「原作通り」は珍しくないけど、あの当時は『うる星』の様にオリジナル要素が入れられるのが普通だった。
ひょっとしたら製作者の中に、コアな原作マニアが居たのかもしれない。
アニメ化を決定したのも、誰かは知らんけどそのコアなマニアだったのよ、きっと。(←決め付け)


所で何故『パタリロ』は同性愛をモチーフにしてるかっつうと、作者曰く「女性キャラを描くのが苦手だから」だそうで。
「どうしてもワンパターンなキャラ設定になってしまって面白くない」んだとか。

「決して自分が同性愛者だからではない。
 俺には妻も子も居るんだ」との事で。(笑)

以前その筋の人から同好の士と思われ、それ系の本を貰った際は、御本人曰く「剃刀送られた方が余程マシと思った」とか…。(笑)


少し話逸れますが…少年漫画より少女漫画の方が、性描写の規制がぬるい気がする。
自分から見て少女漫画の方が、内容過激なものが多く思えるんですよ。
多分これは「男性=皆H」なる公式が、広く社会に浸透してるからではと。
実際には「人類=皆H」だろうに。(笑)



…字数制限オーバーしそうな為、前後編に分けさせて戴きます。(汗)
コメント (2)
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