瀬戸際の暇人

今年も休みがちな予定(汗)

5月の横浜は薔薇色その6

2019年06月14日 01時39分19秒 | 旅の覚書
前回の続きで、今回は自分が贔屓にしている横浜土産を紹介致します。
ちなみに記事一番上の写真は「横浜中華街」の東門、通称「朝陽門(青龍門)」…街の守護を目的に東西南北4カ所に設置されてる大門の内の1基です。(横浜中華街に建ってる門の総数は10基)
実は二十歳の時以来、中華街には訪れていません。(汗)
中華料理が苦手な為、積極的に寄らないのですよ。(海老蟹食べられない人間に中華料理はきつい…)
こういう極彩色の中華風建造物には興味有るし、最近横浜に出掛けた家族の話によると、台湾や香港の店も増えてるそうなので、現在再訪を考え中。

土産購入目的で頻繁に訪れているのが、「横浜元町ショッピングストリート」。
元は山手居留地に住む外国人向けに誕生した高級商店街、現在は山手マダムが日常的にお買い物する場所。
全長600mに渡ってお洒落な店舗が並んでおり、散策するのにも絶好のスポットです。
 
↑春~初夏にかけてはベンチの周囲に花が飾られ、より華やいだ雰囲気を醸してます。
メインストリートでちょっと目を惹くのが、創業65年の革専門店「革専科ヒロキ横浜元町本店」隣に設置された、瓶コカ・コーラのレトロ自販機。
オープンカーを店内にディスプレイしてる「ヒロキ」の店と合わせて大変絵になる、これぞ正しくアメリカンスタイルで西海岸の風が吹く。(何のこっちゃ)
見る度コーラ買ってみようかな~って思いはするんですが、年取って炭酸飲料きつくなり飲めずに居ます…。


↑偶然見掛けた、元町ショッピングストリート裏を疾走する馬車。
何かのイベント用?…去年の5/12に見掛けて以来、一度も見ていません。

で、こっから漸く、横浜土産についての話。(汗)

喜久家の「ラムボール」
横浜元町ショッピングストリートに在る「喜久家」は、1924年(大正13年)創業の老舗洋菓子屋。
5年後には百周年を迎えますね、素晴らしい。
まだ日本に洋菓子屋が少なかった時代、山手に住む外国人マダムは母国のケーキが食べたくて、喜久家の先代パティシェにレシピを教えたのだそう。
パティシェが作ったケーキは山手マダム達の間で評判になり、各国の菓子レシピが続々集まる様になった喜久家は、本格的な洋菓子を売る店として、横浜在住の外国人達から愛されたのです。
現在の喜久家はカップケーキ、サバラン、プリンアラモード、レモンパイ、ババロアケーキ、ジャムパイ、アーモンドタルト等々、懐かしい洋菓子の味を求める日本人客に人気です。
モンブランも昔ながらの黄色いマロンクリーム使ってるのが趣深い。
昔風のサバランを未だ売っているのが、自分的に嬉しかったです。
少し前にリバイバルブームが起きたものの、現在はコンビニでも売ってるの見掛けない。
季節限定で出すケーキ屋は有っても、果物をゴテゴテ載っけてたりと、昔のサバランではないんですよ。
ババロアケーキにジャムパイも、東京では殆ど見かけない。
しかし横浜では、喜久家の様にレトロな洋菓子を出すケーキ屋やカフェを、ちょくちょく見かける。
洋菓子を日本中に発信して来た横浜だからこそ、昔のままのスタイルを大事に守ってるんだと思います。

 
↑喜久家のサバランは「サバリン」の名で提供されます。
ブリオッシュにフォークを入れると、ラム酒の効いたシロップがジュワッと滲み出ます。
立ち上る芳香に酔ってしまいそう。
甘さと苦さのバランスが絶妙で、とっても美味しいです。
1階の喫茶部でミルクティーと一緒に頂きました♪
ミルクピッチャーの形も懐かしい…。
喫茶部は暫く平日のみの営業になるとの貼り紙が出ていました。
土日は売店がメチャクチャ混雑するからでしょうか?
 
↑で、これが喜久家のベストセラー商品「ラムボール」です。
ラム酒を効かせた生地を、チョコレートの中で発酵させて作る、丸いチョコレートケーキ。
店内の喫茶部でも頂けますが、持ち帰る際は美しい薔薇模様のギフトボックスに詰めて、渡してくださいます。(但し2個より)
ホテルニューグランドでもラムボールを売ってるそうですが、そちらでは未だ買った事有りません。
何時か食べ比べてみたいものです。

 
↑チョコレートコーティングをフォークで割った瞬間、ラム酒の香りがプンと漂う。
アルコール苦手な方やお子様には向かないケーキです。

(株)ありあけの「ありあけハーバー」
 
↑最も名の知れた横浜銘菓を販売する「ありあけ」の本店は、みなとみらい線日本大通り駅3番出口より歩いて3分の所に在る。
外壁にはゴールドに輝く旧住所プレート、真新しい店構えながら歴史を感じさせます。
実は創業会社が潰れた為、ありあけハーバー復活委員会が立上り、新会社が嘗ての銘菓の製造を再開したそうな。
一度会社が潰れて菓子が無くなってたなんて知らんかったです…。

 

 
↑これが「ありあけハーバー」、船舶をイメージした楕円に成形されています。
本店の正面玄関に吊るされてる錨は、「船のお菓子ハーバーを売る店」という意味が籠められているのね。
スタンダードの味「ダブルマロン」のパッケージデザインは、トリスウィスキーのCMキャラデザインで有名な、イラストレーターの柳原良平氏が手掛けてます。
刻んだ栗と栗餡をカステラ生地で包んだ洋風の饅頭で、飽きの来ない美味しさです。
今年の5月に本店訪れた時は、「焼き立てありあけハーバー」なる物を販売していたので、その場で頂いた所、表面がパリッと香ばしく、さながらマロンタルトの味わいでした。
焼くと益々美味しいありあけハーバー、是非買ってお試しください。
マロン味だけでなく、ガトーショコラ風味の「黒船ハーバー」、一口ミルク饅頭タイプの「横濱ハーバー」、冷やして美味しい「馬車道アイスクリンハーバー」、マロングラッセを使用した「ロイヤルハーバー」、更には季節限定のハーバーと、豊富な品揃えです。
5月は神奈川県産ブルーベリージャムを使用した「ベリーベリーハーバー」を販売してました。
ブルーベリーの香りと甘酸っぱさが、餡の甘さを緩和していて美味しかったです。
横浜ベイスターズとのコラボハーバーや、夏休みにはピカチュウハーバーも販売。
また本店の「ありあけ本館ハーバーズムーン」では、ありあけハーバーの他、本店でのみ取扱ってるお菓子が多数有ります。
買った事は無いけど「誕生石ショコラ」は見た目が美しくて贈り物に向いてると思う。
カフェが併設されているので、軽食やお茶を頂く事も出来ます。

サモアールの「ティーバッグ10種入りボックス」
 
紅茶が美味しい喫茶店として、横浜で長く愛される「サモアール」。
相模鉄道横浜駅西口ジョイナス地下2階に在る本店は、1974年にオープンしてから今年で45年になるのだとか。
私が訪れたのは、みなとみらい線馬車道駅近くの支店ですが、そこの内装も昭和に流行ったティーラウンジの趣き。
今時流行のカジュアルなカフェスタンドを見慣れてると、クラブのラウンジに迷い込んだかと思ってしまいます。
店内にグランドピアノが飾ってあるんですよ…今は弾いてない様ですが、昔は弾き語りライブとか行ってたんだろうなぁと。

 
2012年8月に横浜へ訪れた際、宿泊ホテルの近くに在ったので、偶然利用したのです。
紅茶専門店という事でアイスロイヤルミルクティーを注文したら、あまりに美味しくて感動致しました。
珈琲が美味しい店は巷に結構在っても、紅茶が美味しい店はなかなか見当たらない。
今まで飲んで美味しいと感じた紅茶は、ホテルオークラと、ホテルヨーロッパと、ここサモアール位です。(※個人の感想です)
紅茶は珈琲以上に淹れるの難しい…日本で珈琲ほど紅茶が普及しない理由は、淹れ方の難しさに有るんではないかと。
「紅茶専門店」と看板に掲げている店に入る度、ガッカリする事が多かったので、この店に出逢えた事は大変嬉しかったです。
前回と同じく「ほうれん草のオムライスとアイスロイヤルミルクティーのセット」を注文。
オムライスも美味しかったけど、正直しょっぱい…料理より紅茶の方が断然お勧めです。
ケーキもお勧めとの事ですが、そちらは未だ試した事無い。
横浜にパティスリーを2店オープンしているサモアールなので、紅茶に合う美味しいケーキを揃えているのでしょう。

↓ここで買えるお土産が「ティーバッグ10種入りボックス」。
 
写真後列左よりピーチ、ダージリン、アッサム、セイロン、キャラメル、前列左よりベルガモット(アールグレイブレンド)、ローズ・ヨコハマ、アップル、ストロベリー、バナナの計10種類。↑
色んな香りの紅茶が楽しめて、贈り物にだけでなく、自分用にも買いたくなります。
19世紀英国調デザインのパッケージも素敵。
横浜元町に本社を構える「SAND GLASS」と言うメーカーが卸してる紅茶らしい。
紅茶を淹れる時の必須アイテム「SAND GLASS(砂時計)」、紅茶への強い拘りを感じるメーカー名です。
こちらのネットショップで買えるので、サモアールに来店する必要無い訳ですが(笑)、先ずは試しに飲まれる事をお勧め致します。
紅茶を卸す「SAND GLASS」側でも、喫茶店を営業してる様なので、一度訪れてみたいものです。

…旅行3回分を纏めての横浜旅レポは、これにて終了です。
纏めて書いた為に、何時何をしたのかが曖昧になってしまいましたが(汗)…横浜に訪れた際に参考になれば幸いで御座います。

【完】
コメント
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