瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

歌え!!アニソン!!~戦闘メカ ザブングル~

2007年10月13日 22時54分51秒 | アニソン
――掟破りで悪いかよ!?




――サーーーー……キラキラキラキラキラ…!

ドドッドッドド♪

――ズウン♪――チャララララララララ~~~♪
                      ――ジャッジャッジャッジャーン♪

チャラララン♪  チャラララ~ン♪
ジャジャジャッ♪ジャジャジャジャッ♪ジャジャッ♪

チャラ~~~チャララ~~ララ~~~~~~♪――ドゥルルルルル…♪

疾風のよぉ~・にぃ~♪ ザ・ブングルゥ~♪ ザ・ブングルゥ~♪

――ガラァン♪――パァ~~♪パァ~~♪パァ~~♪パァ~~♪

――ガラァン♪――パァ~~♪パァ~~♪パァ~~♪パァ~~♪

此処は地の果て流されてぇ~♪ 俺…♪――ヒュルルルルルルルルルルルルルルルゥ~~♪

今日も流離い涙もぉ♪ 涸れるぅ♪――ヒュルルルルルルルルルルルルルルルゥ~~♪

ブルーーゲイル♪ 涙はらって♪

ブルーーゲイル♪ 煌くちかっらっ♪

――ッチャチャーン♪――シュルルル…♪

海を~目ぇ・指・しぃ~~てぇ♪ 翼ぁ~をひ・らぁ~くぅ~♪

――パパパパァ~♪

鋼のぉ~♪ 機・た・い~~~♪

野心~を・乗せってぇ~~~~♪

風か嵐かぁ~~~♪ 蒼い閃光~~~♪

疾風のよぉ~・にぃ~~♪――パパパパパパァ~~♪

ザ・ブングルゥ~♪ ザ・ブングルゥ~♪


疾風のよぉ~・にぃ~~♪――パパパパパパァ~~♪

ザ・ブングルゥ~♪ ザ・ブングルゥ~♪

   パァ~~~~♪    パァ~~~~♪    ――パァ~~♪ パァ~~♪ パァ~~♪――パァ~~~~~♪
――ジャンジャッジャジャ♪ジャンジャッジャジャ♪――ジャジャッ♪ジャジャッ♪ジャジャッ♪――ジャ~~~~ン♪





1982年2/6~1983年1/29迄、名古屋TV&テレビ朝日系で放映されたTVアニメ。
制作は日本サンライズ。

OPタイトルは『疾風ザブングル』、作詞は井荻麟(富野由悠季)氏、作&編曲は馬飼野康二氏、歌ってるのは串田アキラ氏。


舞台は『ゾラ』と呼ばれる、荒地に覆われた惑星――


「泥棒、殺人、あらゆる犯罪は、三日逃げ切れば全て免罪。」

荒野で生活するロックマン(この世界で言う所の鉱夫)、ブレーカー(壊し屋)、運び屋、交易商人といった「シビリアン」達は、この掟を守って生きていた。

そんな世界に、掟破りの少年が現れる。

著名なロックマン「鉄の腕」の1人息子、「ジロン・アモス」。

盗んだウォーカーマシン『ザブングル』を操り、殺された両親の仇「ティンプ・シャローン」を、三日過ぎても追う少年。

そんな彼に何時しか周囲の人間も巻込まれて行き…事態はやがてゾラの支配階級「イノセント」との全面戦争にまで発展するのだった。


――大分忘れてるんで、ウィキペディアの粗筋よりほぼ抜粋しました。(汗)


一見西部劇の世界で巨大ロボットがアクション繰り広げてるって感じ。
しかしこの「荒野」にこそ、実は!!――という秘密が有るのです。

ヒントは「SF」。(笑)

「イノセント」とは荒野に点在するドーム内で暮してる特権階級。
主人公側の「シビリアン」と呼ばれる人種を、監視・管理する様に居る存在。
シビリアンは青い希少鉱石「ブルーストーン」をイノセントに上納し、換わりにイノセントは様々な生活物資をシビリアンに供給する。
そういった関係の為、シビリアンはイノセントの生活圏に手出ししない事を、暗黙の内に了解している。

…ってな背景は、冒頭からは全然読み取れない。(笑)
前半はひたすら西部劇的なロボットアクション中心。
主人公とその仲間達が、盗んだバイクならぬウォーカーマシンで、荒野を疾走するだけですから。


ヒーローなのに正義の味方でない。(行き当たりばったり、親の敵討ち以外目的を持ってない)
ヒーローなのに美形じゃない。(ドラ○もんをそのまま人化した様なデザインなのです)
終いにゃもう1人(?)のヒーローと言える主役ロボが途中交代。


…等々、思い起すに型破りなアニメでした。


特に「主役ロボが途中交代」しちまうのには、当時かなりショックを覚えましたよ。(子供だったから)
だって『ザブングル』ってタイトルに有るのに…OPでも歌ってるのに…途中で壊れて、違うロボが主役になっちゃうんだから。(笑)
幸いもう1機有った『ザブングル』は、ラスト迄壊される事無く存命してましたが…でも主人公は途中から『ザブングル』じゃなく『ウォーカー・ギャリア』っつうのに乗り換えちゃうんだよ。
それでもOPは変らず、「疾風の様~に~♪ ザ・ブングル~♪ ザ・ブングル~♪」と開き直って歌い続けてました。(大笑)
 
ちなみにこれがザブングル→(http://robogeki.hp.infoseek.co.jp/1980/gx28.html)
これがウォーカー・ギャリア→(http://www.tamashii.jp/sot/cho-go-kin_t/05/index.html)


――全っっ然違いますね。(笑)


変更した理由はウィキによると、当初は宇宙を舞台にする予定が、急遽西部劇的舞台に変更したもんで、世界観にロボットのデザインが馴染まなかったから…らしい。
そうか……しかし……だからと言って変更しちまうのは、やっぱり凄いと思うのだが。(笑)

荒野を舞台にした事で、ロボットがアクションする度に、土煙がぶわぁ~っと上る…この演出が非常に格好良く感じられた。

ロボットを動かすエネルギーは「ガソリン」。
操縦は「ハンドル」と「ペダル」使って。

…この設定も斬新だった。
『マジンガーZ』のボスボロットと言う前例は有れど、全てのロボの動力源をそれにしたっつうのが面白い。
西部劇な舞台に相応しい設定だと感じました。


後年放映されたアニメ『パトレイバー』なんか、ザブングルに影響受けて作られた気がします。(作者のゆうきまさみ氏、ファンだったみたいだし)
元々日本のアニメに出て来る巨大ロボットは、「ロボット」と言うより「乗り物」…車感覚で考案された節が窺える。
「『ゲッターロボ』の合体は、車の玉突き事故から思い付いた」と、原案者永井豪氏は仰ってますし。

『鉄人28号』は「ロボット」だけど、『ガンダム』のモビルスーツなんかは「乗り物」の位置に有るんじゃないかと。

日本の巨大ロボットアニメの歴史は、「ロボット的巨大ロボ」と「乗り物的巨大ロボ」、2つの流れに大きく分けられると思うのですよ。


…なぞと毎度どうでもいい考察、失礼致しました。(汗)





ズン…ズズン♪

ズン…ズズン♪

――チャッチャッチャチャ♪

もしもぉ…♪ とぉ・もぉ・と♪ 呼ぉ・べぇ・るな・らぁ…♪

許してぇ…♪ 欲ぉ・しぃ・い♪ あ~やまちぃを…♪

何~時ぅ・か♪ つぅぐなぁうとぉき・も・有・るぅ…♪

今日と…♪ 言う日はも~お~無ぁ~いがぁ~~~♪

――ジャジャジャジャジャジャジャジャジャ~~…♪

命有ったらぁ~~♪ 語ろう真実ぅ…♪

乾いた大地はぁ♪ 心ぉ…♪ 痩せさせるぅ~♪


乾いた大地はぁ♪ 心ぉ…♪ 痩せさせるぅ~~♪

チャ~ララッラララ♪

チャ~ララッラララ♪

ラァ~~~~~~…♪




EDタイトルは 『乾いた大地』、OPと同じく作詞は井荻麟(富野由悠季)氏、作&編曲は馬飼野康二氏、歌ってるのは串田アキラ氏。

歌詞が実に良い(歌ってる方も巧いけど)…「何時か償う時も有る 今日と言う日はもう無いが」の件が、特に痺れます。(笑)


2人居るヒロインの内、「エルチ」が好きでした。
「ラグ」も悪くなかったけど、我侭お嬢様のエルチのが好みだったのです。(笑)

後半洗脳されてからの展開は、観ていてかなり辛かった…。
前半は根明能天気な『ザブングル』でしたが、後半はかなりシビアな展開続きでした。

それでも皆殺しのトミノらしからぬ(笑)人死にがあまり無い作品故か、ファンからは未だ根強い人気が有るのです。



参考)…フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』&月刊『OUT』等々。
コメント (4)
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歌え!!アニソン!!~あさりちゃん~

2007年10月11日 22時05分15秒 | アニソン
――原作、まだ続いてるらしい…。




ドウッドッド~~~♪

ドウッドッド~~~♪

ドウッドッド~~~♪

ドウッドッド~~~♪

ペェ~~~ン♪ペェンエ~~~~ン♪

ペェンエ~~~~ン♪

ペェン♪ペンペンペェ~~~~ン♪

――ズズズン♪

あ~きれったあの子ぉはあさりちゃん♪――トゥットゥル~~♪

さっっぱり冴えないふりしても♪――ヒュワァ~~~ン!!

理由~も理屈も要らない子♪

――パァッ♪

に~ぎやっかだ~い好き♪ お洒落も大~好き♪――キンコン♪
――ッキラ~~ン!!

あ~かるい笑顔が有れば良い♪――キンコン♪

あ~かるい笑顔が有れば良い♪

――ズウウン♪

カスッ子♪ グズッ子♪ 落ちこぼれ♪――ぽへ!

肘鉄♪ 膝蹴り♪ パンチにビンタ♪

ママのカミナリ♪ タタミのイビリ♪――チャチャア♪
――ピシャーーン!!!――ゴロロロ…!

そ・れ・で・も・あさりは♪ 今日ぉもぉ行ぅくぅ~~~~♪

――ベ・ベ・ベ・ベ・ベ・ベ・ベン♪


ボケッ子♪ ドジッ子♪ ミソォッカス♪――チャチャア♪

首投げ♪ 飛び蹴り♪ 4の字固め♪――へこぉ~~ん!

ママのお仕置き♪ タタミの嫌味♪――チャチャア♪

そ・れ・で・も・あさりは♪ 今日ぉもぉ行ぅくぅ~~~~♪

――テッテッテェ~~~~~~♪





1982年1/25~1983年2/28迄、テレビ朝日系で放映されたTVアニメ。
製作は東映アニメーション。

OPタイトルは『あの子はあさりちゃん』、作詞は伊賀井直人氏、作曲は小林亜星氏、編曲はいちひさし氏、歌ってるのは前川陽子氏&こおろぎ'73の方々。
…OP絵が今観ても綺麗なんでびっくりした。

原作は室山まゆみ氏(姉)、室山真里子氏(妹)の2人姉妹が、主に小学館の学年誌で1978年~長期連載してる作品。

主人公は勉強が苦手な小学4年生「浜野あさり」。
原作では彼女と浜野家を中心に、ギャグ~ファンタジーまでジャンル不問の物語が描かれてますが、アニメでは心温まるホームコメディというコンセプトでした。
まぁ原作も当初はドタバタホームギャグが基本だったし。

歌に出て来る「タタミ」とは、彼女より2つ年上の姉。
不出来な妹とは違い、2人が通う桜貝小創立以来の秀才という設定。
但し運動は苦手…だそうだが、あさりとの姉妹喧嘩で見せるプロレス技の冴えを見るかぎり、とてもそうは思えない。(笑)

初期の漫画は、あさりとタタミが仁義無きバトルを繰り広げるというものでした。
アニメ化に当って、そこが問題になったらしく、2人がバトルする時は、異次元スタジアムに舞台が飛んでた。(笑)
「家族が仁義無く戦うのは好ましくない」という意見から、あましリアリティ感じさせない為の工夫だったらしく。
家庭内暴力児童虐待が騒がれる今だったら、放送そのものが出来なかったでしょうな~。(笑)

最も原作と違う点は、「イワシ父ちゃんの扱い」かと。
原作の父ちゃんは極めて影が薄い。
アニメ化されるまでは、鬼教育ママ「さんご」に叱られるあさりを、慰めるくらいの出番しか無かったと記憶している。

しかしアニメでは、オチに必ず父ちゃんの「晴れ舞台(説教)」が入った。

あさりがポカをやらかす。
それをタタミが怒って虐める。(此処で突如舞台は異次元リングに)
さんご母ちゃんも一緒になってヤキを入れる。
あさりが泣いて詫びても2人は許してくれず…そこへ天の助けか鶴の一声。
後光を背負って父ちゃん登場。(いや後光は自分の中のイメージですが)
始まる有難~~いお説教。
項垂れて反省する母ちゃんとタタミ、そしてあさり。

…と毎回この様な展開であったのを記憶している。(笑)

こうした変更について、原作ファン以外の周囲は、割と好意的に観てた様です。
「毎回考えさせられる」、「心温まる」、「父親の威厳有る態度は、観ていて好ましい」等々の意見が、当時のアニメ雑誌や新聞に投書されとりましてな。
現に1年間放映されてますから、視聴率も好調だったんじゃないかと。


ただ原作の毒が薄まってしまったのは、観ていて多少残念に感じました。
原作の場合、毒だらけの中、稀にほっこり心温まる描写が有ったりする。
だからこそ新鮮な感動を連れて来る訳で…。
毎回心温まる展開だと、鈍くなって来ちゃうんですよ。(笑)
まぁこういうのは好みの問題なんですけど。

虐められてる様に見えて、案外逞しい…言わば「末っ子虐められっ子の逞しさ」を、原作『あさりちゃん』からは受取れた。
翻ってアニメ『あさりちゃん』のテーマは、「家族の繋がり」だったのかもしれんなぁと。


原作『あさりちゃん』は、現在84巻迄発行されてるそうで、これは小学館の「てんとう虫コミックス」中、『ドラえもん』に次ぐ巻数だそうな。
一家に海関わりの名前付けると、寿命が延びるんですかね~?(例:『サザエさん』)
基本は小学4年生の「あさりちゃん」ですが、高校生になったり、カリスマ保育士になったり、シリーズも多岐に渡るらしい。

時に主人公とその家族以外のキャラは皆美形というパターンは、この漫画が初めだろうか?
…いや、1973年に連載開始した『つる姫じゃ~っ!(土田よしこ原作)』のが先か…何れにしろ、少女漫画では斬新な表現だったろう。



参考)…フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』&東映公式サイト&あさりちゃん公式HP(→http://www.netkun.com/asari/)




負けちゃったか……。
今年は打者の調子もだけど、中継ぎが今一だった。
やっぱ吉武の穴はでかかったっつう事か…。

来年こそ松中が復活して、優勝出来れば良いなぁ。(と願掛けて書きこんどこう…)
若手(松田&本多等)が終盤から伸びた事だし、来シーズンに期待。
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うる星(映画)感想5~完結篇(プラスおまけ)~

2007年10月10日 21時35分02秒 | 漫画&アニメ
1988年2/6、映画うる星やつら第5作公開。

製作はキティ・フィルム、実制作はマジックバス。




或る日の授業中、ラムは夢を見た。
それは幼い頃、怪しい黒衣を纏った老人から、「大きくなったら、お前を嫁に貰いに来るっぽ」と迫られるものだった。

うたた寝から覚めて、あたるに夢の内容を話すも相手にされず。
その事から喧嘩になり、不機嫌なままUFOに戻る。
そこへ故郷の鬼星に居る両親から、「コールドスリープしたまま何十年も放置されていた祖父が見つかった」との通信が入る。
「孫の顔を見たがってるから帰って来い」と言われ、ラムは久方振りに実家へ帰る事にする。

丁度その頃、サクラの占い水晶玉には、ラムが闇に捕らわれるという暗示が現れていた。

故郷に戻り、祖父と対面したラム。
そこへ黒衣に身を包んだ客が訪れる。
なんとそれは、夢の中で見た、怪しい老人だった。
「闇の宇宙」に住む『ウパ』と名乗った老人は、昔行き倒れたラムの祖父を助けた礼に、「将来女の子が産れた場合、孫の嫁に貰う」約束をした事を告げる。
勿論激しく断りを入れるラム。
ラムの両親も怒ってウパを叩き出してしまう。

場面移って地球――友引高校に通うあたる達の前に、黒衣を纏った1人の男が、黒豚車に乗って現れる。
男の名前は『ルパ』…あの『ウパ』と言う男の孫だった。
「許婚のラムに会いに来た」と話す彼に、憮然とするあたる。
間の悪い事に、そこへラムが戻って来る。
隙を突いて、彼女の指に指輪を嵌めるルパ。
指輪から飛ぶ胞子を嗅ぎ、角が抜け落ちたラムは、超能力を封じられ、ルパに闇の宇宙へ連れ去られてしまう。(ジャリテンのおまけ付)
帰り道の途中、落ちていたラムの角に気付いたあたる――不審を覚えた彼の目に、攫われるラムの姿が映った。

面堂弁天お雪ランにレイまで巻込み、あたるはラムを救いに、闇の宇宙へと急ぎ向かう。
そこで出会った黒衣の花嫁、『カルラ』。
ルパの幼馴染で、以前から彼に思いを寄せていた彼女は、ラムとルパの挙式を妨害しようと潜んでいたのだ。

あたるを連れて、結婚式に殴り込むカルラ。
彼女がぶっ放すバズーカ砲で、阿鼻叫喚に包まれる挙式会場。
騒ぎの最中、あたるはラムを見付け出すが、彼女は何故かあたるを拒否する。

実はこのラムは、ウパが用意したコピーだった。

しかしそれを知らないあたるは、ラムが心変わりしたと勘違いしてしまう。
そしてラムも、一緒に居たカルラを見て、自分の危機を目の当りにしながら、あたるはまた浮気してたのだと勘違いしてしまう。
ルパはルパで、あたると一緒に居るカルラに、初めて嫉妬を抱く。
拗れ捲った末、ラムはルパと共に闇の宇宙に残り、あたるはカルラを連れて地球に帰ってしまった。

丁度その頃、サクラの占い水晶玉には、地球が闇に包まれるという暗示が現れていた。

ラムを置いて地球に帰って来たあたる一向。
諸星家では、サクラやしのぶ達も交えて、あたるへの説得が為される。
皆で鍋を突いてる時、ふとランが不思議な茸に気が付く。
喜んで鍋に入れようとする彼女の手を、慌てて止めようとするカルラ。
しかし1手遅く、茸は鍋でぐつぐつ煮られてしまう。

カルラは蒼褪めた顔で話す。

それは闇の宇宙の茸…恐らく胞子が付着してたのだろうと…。
その茸は、熱や光で巨大化、繁殖する特性が有るのだと…。

鍋の中で煮られた茸は――あっと言う間に巨大化し、地球を埋め尽くす勢いで繁殖したのだった。

このままでは地球が闇に覆われる。
「茸を駆除出来るのは、ルパの飼ってる黒豚だけ」と聞き、カルラに連絡を入れさせるも、意地の張り合いから拗れるばかり。
終いには何故か「あたるがラムに好きだと言えば、茸駆除の黒豚を貸してやろう」と言う話になる。

――勿論、あたるは拒否。

此処に至り、ラムは1度たりとも、あたるから「好きだ」と言われた覚えが無いのに気が付く。
意を決したラムは、茸駆除と引き換えに、あたるに再び「鬼ごっこ」の勝負を持ち掛けた。

10日以内にあたるがラムの角を掴めば勝ち。
しかし自分は本気になって、飛んで逃げる。
もしも掴まえたければ、自分を「好きだ」と言え。

更にラムは、期限迄にあたるが自分を掴まえられなければ…つまりあたるが最後まで自分に「好きだ」と言わなければ…ラム達に関する記憶を地球人から消去する決意をした。


振り出しに戻って追う男、追われる女。

ア・ボーイ・ミーツ・ア・ガール――全ては出会ったその日から。

勝負の行方は、果たしてどっち!?




…本当だったら映画4作目が最終になる筈だったけど、出来があまりにあまりだったという事で(笑)、「今度こそ原作に則った最終作を!!」という声がファンの間で上り、製作されたのがこの『完結篇』。
もっとも『完結篇』と銘打ちながら、この後ビデオで何作も続いたんですけどね…。(苦笑)

丁度原作が感動の最終回を迎えた事も、原作回帰の気運を高める材料になりました。
これは自分の想像ですが…原作者高橋氏が作品を終らせようと決めたのは、映画4作目の影響が有ったんではないかと。


「(あの映画を観て)印象的だったのは、あたるが走って世界が再構築される場面でした。」


…こんな様な作者の感想が、当時発行された某アニメ雑誌に載ってたんすよ。
そう考えて最終話を読み直すと、ラムの角が無くなり超能力が失せる等、符合する箇所が多い。

それだけでなく原作最終話からは、作者のアニメに対する反論めいた要素が、多く垣間見られる。(笑)


・角が無くなって超能力が失せようともラムはラム、意に染まぬ相手には凶暴な牙を剥く気の強い少女。
・攫われたラムを救いに、直ちに駆け付けるあたる。(こっから先は映画3作目を思い起しながら、お読み下さいませ)
・ラムの行方が掴めない間、全く女の子に声を掛けようとしないあたる。(余裕が出ると声を掛ける)
・てゆーか露出度の激しいゲストを前にしながら、全くよろめかないし。
・記憶喪失装置を作動させようとするラムに、「帰りたかったら自分だけ星に帰れ!!あたいは地球の奴ら、結構気に入ってたんだ!!作動させてみろ…てめェとは縁切りだァー!!!」と叫ぶ弁天。
・「お前と別れるのなんか、悲しないけどな…さいなら…。」と、眠ってるあたるに向け、涙零して別れを告げるテン。
・「忘れるもんかーーーっ!!!」


…この中で弁天とテンの台詞は、自分、特に嬉しかったです。
元はラムを通してだったとしても、今やラムを抜いた個人的繋がりにまで発展してるんだなって。
そりゃそうだ…ランちゃんなんか、友引高校に入学までして、ラムとは別の友人関係築いてるんだから。
それぞれ地球の奴らから忘れられたくなくて、記憶喪失装置を停止させようと頑張ってる姿には、感動を禁じ得ず。
それと珍しくラムが怒られた事に、新鮮な驚きを感じた。(笑)
実際今回の彼女の行動は、怒られるべきだと思うのよ。
自分だけでなく、自分の周囲に居る人間の記憶まで、地球人から失くそうとしたんですから。
ついでに皆から忘れられちまったら、堪ったもんじゃない。(笑)


…いいかげんアニメ映画の話をしましょう。(汗)

感想としては、「原作最終話の感動を再現してくれて有難う」っつか…。
ただ忠実にアニメ化したんじゃなく、挿入したオリジナルシーンも、ちゃんと話の盛上げに役立ってたし。
ラストのあたる回想シーンは、感動の涙流して観ました。
原作者が泣いて喜んだのも解ります。

監督を務められたのは出哲氏。
アニメ『キャプテン』等、地味ながらも、原作の持つ魅力を引き立てる仕事には、定評の有る方です。(実はあの出統氏の弟さんだったり)
氏曰く「原作ファン、アニメファン、その両方のファンを納得させられる様に、映画を作った」との事…思惑は成功してたと思います。
原作がどうの言う前に、1本通して素直に「面白い」と思える作品なのですよ。
…そういう「うる星」映画は、考えてみれば、今迄あんま無かったかもしれない。(笑)

あたるファンとしては、あたるが格好良く描かれてるのが嬉しかったです。(笑)
ラムを始めとした女の子はどんどん綺麗になるも、あたるはズッコケた絵で描かれてばっかだったからね~、それはそれで愛嬌有って好きでしたが…自分も女ですから。(照笑)
何より嬉しかったのは、学ランの下がちゃんとシャツだった事。
我侭言って申し訳無いですが、あの赤トレーナー、どうしても嫌だったんですよ…。(汗)

原作ではカルラが茸を「鍋の具材にしてくれ」と提供する。
「光と熱で茸が巨大化する」と解っててやるのは「?」と感じてただけに、「付着してた茸をランが見付けて入れた」と変更したのはナイスだったかと。

原作にだっておかしい点が無い訳じゃないですから。


毎度『ワンピ』を例に挙げて申し訳無いが(御免、今嵌ってるのそれだから)…

「ルフィの爺ちゃんに攻撃されてる最中、悠長に船の名前を考えてるクルー」の場面とか。

コマ送りの漫画では深く気にならなかったのですが、連続した時間の中で表現するアニメだと、「そんな暇無いだろう。てか何で攻撃休んでんだ爺ちゃん!?実は盗聴してて配慮でもしてくれてんのか爺ちゃん!?」なんて気になっちゃう。(笑)
「逃げてから船の名前を考える」展開に変えても良かったんじゃないかとね。
そんでかつての懐かしい人々出す場面は、回想シーンも入れて丸々1話使うとか。

週刊漫画の1話分をそのまんまアニメ化すると、約10分で終ってしまうんですよ。
とするとアニメ1話で進むのは、原作2~3本分の計算になる。
所で漫画は、連続した話だとしても、1回につき1本の軸が設けてある。(のが普通)
原作2~3本をただ繋いで作れば、1話の中に軸が2~3つ出来て、不自然な作りになってしまうでしょう。
それを避けるには、1度原作をバラして軸を1本に決め、再構成する必要が有る。

…原作をアニメ化する難しさは、そこに有るんだろうなぁと。


――話を戻して。(汗)


ロボットを出動させる面堂には笑った。
BGMがかつてのプロ野球ニュース調なのが細かい演出。(爆笑)

倒れたあたるに皆が声援を送るという、さながら熱血スポ根アニメの様な演出は、観ていて照れた…。(流石元『キャプテン』の監督)
もっともこれは好みの問題ですがね。(笑)

そしてあの回想シーンに入る訳で…。

噂ではあのシーン、描いたのは西島克彦氏らしい。
言われてマジマジ観れば、何となく絵が似て思える。(見事に修正入ってるので、判断難しいが…)

面白いな~と感じたのは、「原作通り」を目指しながら、回想シーンの多くがアニメオリジナル話だった事。
設定集見る限り、最初から予定してたらしく…だとしたら不思議…原作通りに作るなら、アニメ版「ときめきの聖夜」じゃなく、原作版「君待てども」で設定し直しそうなものだけど。
「君去りし後」だって、ラムが制服着てる点から判断するに、アニメ版からって事になる。(や、細かい事言えば、アニメ版とも制服違うんだけどね…あれは指定ミス?)
原作から抜き出したシーンって、「夢の実」と「腕相撲」ぐらいじゃないですかね?
そういやあ、友引高校もアニメ版のままだし。(これは単に美術設定し直すのが面倒だったからかもしれんが)

……この辺り、ちょっとだけ理由を訊きたかったですね。(笑)

なぞと意地の悪い興味は置いといて(汗)…本当にこの回想シーンには感動しましたよ。
正に最終回に相応しい盛り上りでした。

残念だったのは…あたるがラムの角を手放した事かな。
あの角はあたるにとって、ラムの「代わり」。
だから手放さず、ずっと持っていた筈なのに…失礼ながら、読み込み不足に思えました。

後ラムの「忘れたくないっちゃ!!」と言う台詞は、聴いてて「お前がやった事じゃないか」と感じてしまったり。(いやおかしいだろう、脚本家の方)(苦笑)


んでも「うる星」の映画の中で、自分はこの5作目と2作目が最も好きです。
「キャラ皆を活躍させよう」という姿勢が窺えたのが先ず嬉しい。
1作目もそういう意味では面白いんだけど、ラムが悲劇のヒロインしてるのがちょっと…。(汗)
あれだけ活躍してたメガネら4人組が、5作目で出番少なくなっちゃったのは寂しかったけど…でも一応出してくれたしね。

本当に感動した。
けどこの映画が成功したお蔭で、アニメうる星は原作に縛られて動けなくなっちゃった様な気もするのだ。

原作が1番で、アニメは格下。

私は漫画原作の『うる星』も、アニメ版の『うる星』も、両方好きです。
どっちも下に見られたり、否定されたりするのは、ちょっと哀しい。
かつてこんな事書いた自分が言うのも何ですが…。(苦笑)

…原作付アニメについては、来年『めぞん』の章にて、引き続き話す予定。(汗)




【おまけ:いつだって・マイ・ダーリン感想】

…書くの止めようかと思ったんだけど……無視するのも失礼かと考え直して少しだけ。(汗)


1991年11/2――「アニメうる星10周年記念」という、よく解らん理由で公開された映画。


製作はキティ・フィルム、実制作はマッドハウス。


1作目、3作目、5作目と同じ脚本家(しかも今回は何故か旦那様も参加)が書いた話だからか、1作目、3作目、5作目を混ぜて作った様な話で御座いました。
5作目は原作が有ったから良かったけど、他は皆ラムが悲劇のヒロイン。(苦笑)
沢山キャラ出してる割には、ラム以外あんま活躍せず、ただ騒いでるだけにしか思えないという。(汗)


「全部、全部うちが悪いっちゃ!
 うちがダーリンに惚れ薬なんか飲ませたから…!
 うちの責任だっちゃ!
 うちはダーリンに嫌われても仕方ないっちゃ!
 でもダーリンだけは…ダーリンだけは、絶対に元に戻すっちゃ!
 絶対に…!」


この台詞が話の全てを語ってると思う。(↑)(苦笑)

評判悪かったみたいだけど、作画は悪くなく感じられた。
てゆーか少ない予算の中で、作画は良く頑張ってましたよ。
『カードキャプターさくら(1998年放映)』でキャラデザ&作監した方が作画を担当してるんですが、元気良い絵で私は嫌いじゃないです。
話が良ければ傑作になってたかも……そう考えると、涙。

それまで根強い人気を誇ってたうる星でしたが、この映画が大ゴケしたのと、セーラームーンブーム(1992年3月~)が起った事からファン離れが加速し、未練たらしく続いてたビデオシリーズも、漸く終焉を迎えたのでした…。

……いいかげん目を覚まさせてくれた意味では、良かったかもしれない。(笑)


アニメってのは、沢山の絵を繋ぐ事で、作られてる。
連続して見えるけど、元は全て1枚の絵なのです。

…制作の裏側にまで興味を持たした、実験的TVアニメで御座いました。



といった所で、高橋留美子先生、誕生日おめでと~~♪


原作者の誕生日祝にアニメの話するのも失礼な気がしますが(汗)……原作漫画の話はまた何時かしようと考えとりますんで。(←まだやる気らしい)(笑)
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うる星(映画)感想4~ラム・ザ・フォーエバー~

2007年10月09日 21時32分40秒 | 漫画&アニメ
1986年2/22、映画うる星やつら第4作公開。



「夜、降頻る雨が友引町を覆っていた。
 不気味に静まり返る道を、あたる達の乗ったマイクロバスが走る。
 彼らは面堂家に伝わる鬼姫伝説をモチーフにして、自主製作映画に取り組んでいた。
 主役である鬼姫を演じるのは、勿論ラム。
 打合せを終えた帰り道…突然、町一帯が大停電に襲われる。
 あたかもそれは、腹の子の胎動の如く、何かの兆しに感じられた…。
 
 明くる日の晩、樹齢300を数える『太郎桜』の宴が、面堂家で盛大に催された。
 老朽化の進む古木の最後の晴れ舞台にしようと、映画の中で伐り倒す事に決めたと話す面堂。
 太郎桜が別れを惜しむ様に花弁を散らす。
 桜の樹に耳を欹て、ラムは呟く――歌が聞こえると。
 集まった面々は、耳を澄まし、その歌に聞惚れるのだった。

 同時刻――酒盛りをしていた浮浪者達は、突然廃品のTVが映るのを目撃した。
 暗闇の中、何百と光るモニターに映し出された映像…それはラムだった。

 多少の怪事は起るも映画の撮影は順調に進み、遂に太郎桜が伐られるシーンに入った。
 伐り倒す役に就いたのはあたる。
 斧が幹を伐り付けた瞬間…巨木から噴出す奇怪な泡。
 慄く彼らの前で、太郎桜は根っこと骨に似た残骸だけを残し、瞬く間に融けてしまった。
 
 以来、友引町に数々の異変が起り出す。
 同時にそれは、ラムの身にも起きた。

 ラムの超能力が弱まる。
 4月だというのに、蜻蛉や蝉が大発生する。
 面堂だけでなく、メガネ達4人組が、ラムを忘れて他の女の子に恋をする。
 そして太郎桜の植わってた丘が突然隆起し、陥没した頂上には水が溜って巨大な湖が出来上った。

 それから数日後――屋敷でアルバムを眺めていた面堂は、ただならぬ事態に気が付いた。
 急遽あたるとメガネを屋敷に呼び出し、見せたアルバムには、ラムの姿が消えていた。
 面堂は言う…全ては太郎桜を伐り倒した事から始まった異常。
 全ての謎を解く鍵は、友引町に古くから伝わる『鬼姫伝説』に隠されているに違いないと。

 面堂の祖父から鬼姫伝説を聞き、湖底に沈んだ太郎桜の根を調査する3人。
 引上げられる太郎桜の根元には、鬼姫の骸骨が絡み付いていた…。
 
 その頃、ラムは降る雪を見詰め、日記を書いていた。
 雪遊びをしていたテンが、部屋に入って来る。
 慌てて日記を隠すラム。
 目敏く気付いたテンが、見せてくれとせがむ。
 恥らい逃げた拍子に、ラムは窓から落ちてしまう…何時もの彼女なら飛べる筈なのに。
 落ちて気絶したラムの元へ、慌てて駆け付けたテンは、ラムの角が消えてしまっているのに気が付く…。

 ショックで熱にうなされるテン。
 看病するラムの耳に、自分を呼ぶ声が聞える。
 窓の下には、幼い自分を連れたあたる。
 驚いて外に飛び出すラム。
 通りで彼女を待っていたのは、サーカス団と幼い頃のあたる達。
 ラムは、その一団に誘われる様に、雪の降頻る町を歩いて行った。

 一方、胸騒ぎを感じて家に帰って来たあたるは、母から「ラムが外に出た」事を聞く。
 部屋には、先刻までラムがつけていた、真新しい日記帳だけが残されていた。
 
 その頃、ラムはサーカス団を追って、湖の岸に来ていた。
 空ろな目で、湖に潜って行くラム。
 友引町を濃い霧が覆った。

 霧に包まれ、面堂は夢を見る。
 遥か未来…彼は不敗のバトルチャンピオンとして、富と名声を勝ち得ていた。

 幸せな夢から覚めた彼は、窓外の眺めに戦慄する。
 なんと自分が見た夢が実体化し、現実の友引町に融合していたのだ。

 相次ぐ異常事態に、面堂は町民全てを友引高校の体育館に集め、自分の考えている説を発表した。
 
 今迄の異変は友引町自身が覚醒した為。
 友引町は、自らの理想の姿を求め、住人の意識を探っている。
 ラムは本来宇宙人で、友引町にとっては異分子。
 だから自分達からラムの記憶を薄れさせ、排除しようとしているのだ。

 その説を裏付ける様に、駆け付けたあたるが叫ぶ。
 「ラムが失踪した」と…。

 混乱の最中、面堂は策を立てる。
 それは水乃小路家を巻込み、内戦を起す事だった。

 町が意識を持ち、理想の姿を求めて、住民の意識を探ってるなら…
 それを逆手にとって、住民が1つの姿を夢見る様に仕向ければ良い。
 皆が極限状態に陥り、元の友引町を希えば、元の姿を取戻すに違いない。

 かくして町を二分する内戦が勃発。
 全員が戦いに参加する中、あたるだけは加わろうとしない。
 咎める面堂に、あたるは告げる。
 「町が元の姿に戻っても、ラムが戻る保障は無いだろう」と。
 
 戦いに明け暮れる町を他所に、あたるは走り出す。
 ミサイルがぶち込まれようとも、ひたすら走る。
 ラムに初めて会った、あの日の様に――

 
 ――どうなる友引町!?

 ――どうなるラム!?

 ――あたるや皆の願いは叶うのか!?」



  
…というのが粗筋ですが……読んでて解りましたかね?
書いてる自分はちっとも解りませんでした。(笑)
これ程粗筋書くのに困る作品も無いなぁってのが、正直な感想だったり。

例えるなら、「枝葉の多い樹」――枝葉に隠れて幹が見えないのですよ。(汗)

最初鬼姫伝説が中心なのかな~と思ってたら、後半話の外に出ちゃってるし。
太郎桜の件も、内戦勃発後は殆ど触れられず。
そもそも主役は誰なのか?
タイトルを考えるならラムな筈だけど…そのラムは中盤で舞台から降りちゃうし。


監督のインタビュー記事から判断するに、言いたかったのは映画3作目と同じく、「ラム=『うる星』世界の因果律」だって事らしく。

元は普通の町だった友引町は、彼女が降立った日より意識を封じられ、時の止った非現実世界へと変貌した。
だから覚醒した町は、正常な時を刻む現実世界に戻る為に、異分子で在るラムを消そうとする。

…それならランちゃんだってそうだろうと思うんだが…彼女本人も作中で言ってるけど。(笑)
前作同様、言っちゃあ悪いが、その説には異議を申し立てたく。
ただ3作目と違って、支離滅裂な分だけ、怒りは湧かなかったんですよ、自分は。(笑)

これは勝手な想像だけど…監督が作りたかったのは、自分版『ビューティフル・ドリーマー』だったんじゃないかなぁと…。
例えばサーカス団のシーン…あれは2作目のちんどん屋のシーンに符合する。

あの2作目映画は凄まじい引力を持った作品でして、ファンからアニメ業界、外の人間まで、かなりの影響を受けたんですよ。
それ以降発行された同人誌には、BD的なシュール作品が多く載せられたし、他アニメでもよくパロられてた。
映画エヴァンゲリオンにも、BDの影響が見られる。
人呼んで『BD症候群』…自分自身、大いに受けてるなぁと感じてますが。(苦笑)

でもBDって、考えてみると、ズルイ映画なんですよ。

うる星ワールドでは毎回、地球規模の災難に見舞われる。
しかし舞台は原作初期を抜かして何時も友引町のみ。
戦争が起ろうとも、隕石が降って来ようとも、他の町や国に住んでる方々は、全く関与して来ないのですね~。
まるで友引町の周りには、バリヤーでも張巡らされてる様に、現実世界から隔絶されている――そんな箱庭ネバーランド。


「こんな世界は物理的に在り得ん。
 在るとしたらそれは…」
「夢の中だけ、か?」


――年を取らないのも破壊された物が元に戻るのも、皆で覚めない夢を見ているから。


と言う身も蓋も無い結論を導き出したのが、映画2作目なのですよ。(笑)
その際「ラムの夢の世界」という体裁を取ったのは、押井氏曰く「1番何考えてるか解らない、動かし難いキャラだったから」、あまり活躍させないで済む役所に据えたらしいのですが…。(勿論ラムがシンボルキャラだからというのも有るでしょう)

そいった発想を、しかし監督山崎氏は、真っ向から受取ってしまったのかなと…。

ラムは世界そのもの。
世界樹を守る地母神。

映画後半でラムは湖の底に潜り、太郎桜の根元で眠るシーンが有るのですが…恐らくは監督のそういった主張を表現してるのではと。
BDに最も影響受けた監督が、自分なりに「うる星世界」を解き明かそうとして、この4作目が出来上ったのではないかと私は考えるのです。


ただね…映画を観ただけじゃ、正直全然意図が掴めない。(汗)

実はこの映画も3作目の時同様、元脚本が「少年サンデーグラフィックス うる星やつら15」で、表に出されてんですよ。
なしてそんな真似したかっつうと、ずばりネタが無かったからで。(笑)
所謂ファンブックなんですが…11を数える頃から載せる企画がネタ切れ起してたみたいで…止せばいいのに頁数埋める為、元脚本載せちまった。
この元脚本が、映画とは全く異なる筋だった為、波紋が広がってしまった。
元脚本もかなりアレな内容に思えたんですが(失礼)…鬼姫伝説を主軸にして、それなりに纏まっては居ましてな。
ラストは写真から消えたラムが、元に戻るシーンを予定してたらしく。

実際の映画ではどうだったか?

今迄出演したオールメンバーの写真に替わってました。
しかも最後に「あたるのアップ」→「あたるを中心にして、全員の集合写真」。

…主役はラムだと思ってたら、何故かあたるに替わってたという奇怪さ。

一体何故こんな事態になってしまったのか?

謎を解く鍵は、映画のメイキングビデオに収録されてました。(また間の悪い事に、そんなのが発売されてたんですよ)
ビデオを観ると…元脚本の様に作る積りであったらしい。
実際の映画では使われなかったけど、鬼姫伝説を説明するセル画が紹介されてるんですよ。

どうやら間に合わなかったらしい。(笑)


つまりはあの映画…ぶっちゃけ未完成作なんだと思う。
上映時間等の都合上、恐らく大幅なカットが入れられたんじゃないでしょうか?
元脚本の通り作ったら、相当長い作品になると思うんですよ。
大幅にシーンが削られた結果…説明の足りない、難解に思える物に仕上がってしまったんではと。

難解と言うか…繋がりの無いカットが延々流されるだけですから…観ているこっちは戸惑うばかりで。(汗)

救いは作画と音楽の素晴しさ。
20年以上前の作品とは思えない程、絵が綺麗。
ラムはひたすら美しく、何度も衣装替えするし。(笑)
1度聴いたら耳から離れない、透明な音楽。
テーマソング『メランコリーの軌跡』は、うる星らしからぬ切なさなれど、歌ってる松永夏代子氏の歌声に惚れたファンは、かなり多い。

ただ、内容が……。(汗)


この映画が切っ掛けとなり、アニメうる星は、ファンから批判を浴びる事になりました。

「そもそも原作通りに作らないからこうなる。
 『アニメうる星』は『うる星』ではない。
 自分達ファンは、原作通りの『本当のうる星』が観たいんだ!」

そういったファンの声が強まり作られたのが、5作目に当る『完結篇』という訳です。
この件はまた明日にでも…。


…当時この映画を監督した山崎氏への風当りは強かった。
「弾劾する」等強い口調の批判文が、各アニメ雑誌に寄せられましてなぁ…。
評論家からも酷評され捲ったし。
それがあまりに目に余るってんで、同じアニメーターの芦田豊雄氏が、誌上でこんな発言をされましてな。

「アマチュアは良いよな~。
 言いっ放し、作りっ放しで済ませられるんだからさ~。」

…(自分も含めた)自称評論家達に対する、痛烈な皮肉だと感じた。(苦笑)


この映画、好きか嫌いか訊かれたら、自分は……悩む。
3作目同様、「ラム=全て」で作ろうとしてた訳で、その点では「嫌い」と答えたい所だけど。

ただ映画の中では、幸いな事に、それが見えない。(笑)
そもそも未完成作品に、好き嫌いの判断は付けられない。
願わくば完成した作品が観たかった…監督自身も機会が有ったら「作り直したい」と仰ってたようだし。
友引町にスポットライトを当てたアイディアは、かなり画期的に感じられたし。

うる星以降、山崎氏の活躍はあまり聞きません。(『僕の地球を守って』を監督したのは知ってるけど)
ラム中心主義は好きになれなかったけど、演出の腕には惚れていました。
この映画の失敗(と『めぞん』での途中降板)が響いて、才能を発揮する機会が貰えなくなったのだとしたら……至極勿体無いなと思うのだ。


山崎氏は、『うる星』に思い入れ過ぎたのではないかと…。
作品への思いがあまりに溢れ過ぎて、上手く纏められなかったのかもしれない。

…そんな風な印象を、観ていて受けたのでした。
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うる星感想その7 ―TVアニメ191話~218話迄―

2007年10月07日 23時48分11秒 | 漫画&アニメ
前回の続き…遂に最終回迄到ります。



・第191話 スペースサバイバル!食うのは奴らだ 脚本△ 演出○ 作画○ マニア度○ 総合○

…冒頭は美味しんぼのパロですな。(笑)それぞれの食卓がキャラに合って思えました。ただのラムオタクじゃないメガネを久し振りに見れた事が嬉しい。何につけても拘る…それがメガネなのだ。脚本書いた土屋氏、ナイス。まぁ大体の話は原作通りなんですけどね。でも汁粉のビッグウェーブにはウケた。汁粉最強。(笑)無茶苦茶ラストにかつての「うる星」を見たようで、何となく懐かしく感じてしまった…。


・第193話 愛の襲撃!ロマンチックがとまらない!! 脚本△ 演出○ 作画△ マニア度△ 総合○

…サンバイザーにポシェット提げた格好のラムが可愛い。買物シーンがファンタジックで良いな~。キューピッドの矢に射られ、「可憐だ…!」と呟く男のモデルは、多分宮崎監督かと。(大笑)久方振りにあたるの激走が見られて嬉しかった。ちなみに作監「黒田佐武郎」の正体は林隆文氏です。(絵で判るけど)


★第196話 大波乱!竜之介が初めて水着を着る時!! 脚本○ 演出○ 作画○ マニア度○ 総合○

…短い原作を巧く膨らまして、巌流島の決闘に仕立て上げた構成力が見事。
最初に決闘場面を映して興味を呼び、次にその過程を映す…目新しい技法じゃないんだけど、1本通して観て、実に面白い。
原作では登場しないキャラでも、浮上がる事無くちゃんと役をこなしてるし。
話を面白くするのに必要なのは、世界構築力なのだな~と心底感じ入った回でした。
…ただ心情的に、成仏しちゃったキャラまで登場させないで欲しかったなと…細かい事気にして申し訳無いが。(汗)


★第200話 星に願いを!あたる一家は欲望パニック 脚本△ 演出○ 作画△ マニア度△ 総合○

…個人的に、TVシリーズ最後の傑作と思ってる。(苦笑)
主役はなんとあたるの父ちゃん。
サラリーマンの悲哀がひしひしと伝わって来る前半は、うる星らしからぬ展開に思えたり。(笑)
だからこそ多少クサイあのオチが活きる訳ですが。
ディーンシリーズになって、訳の解らん心象風景を話の途中に挟む事が増えたのですが(汗)…今迄と違い、それが浮上がってなく思えたのは良かった。
これは演出を担当した吉永氏の力でしょう。
後半、作画が荒れたのは残念でしたが、後味の良い傑作でした。


・第201話 くちづけ宅急便!ダーリン初めてのヤキモチ! 脚本△ 演出△ 作画△ マニア度○ 総合△

…反対に心象風景が変に浮上がって思えちゃう回。(汗)シュールさを醸してる積りかもしれないけど、他場面をほぼ原作忠実にしてるだけに、そこだけノリが違うと目立つんですよ。(汗)作画に△付けてますが、あたるが廊下を駆けるシーンは、動きの面白さに要注目。原画を担当したのは門脇孝一氏とか。それとチビラムちゃんが可愛い…こちらは中嶋敦子氏が原画を担当したそうな。


・第208話 新春パニック!面堂家人間すごろく大会 脚本△ 演出△ 作画○ マニア度△ 総合○

…新春お遊び話だった原作を、巧くアレンジした事に感心。キャラをコマにして遊ぶなんて、あの一家なら如何にもやりそう…ナイスなアイディアで御座いました。オチは最初から読めちゃったけどね。作監を担当したのは古橋一浩氏…後に『らんま』や『逮捕しちゃうぞ』等の作品で、名演出家とファンから評判を呼ぶ方です。珍しくスカート履いたラムちゃんが、普通の女の子っぽい可愛さを醸してる。


・第213話 ハチャメチャ!ランちゃんの巨大人形!! 脚本△ 演出△ 作画○ マニア度△ 総合○

…巨大人形まで出したのに、今一盛上らず終ったのは残念。良いアイディアだと思っただけに、いっそラストで爆発させる等の工夫が欲しかった。後半より前半のドタバタのが面白く感じられてしまったのは残念…終り近くなって、大人しくなって行く「うる星」に哀愁…。


・第215話 早く来てダーリン!ラムの危険な結婚話 脚本△ 演出△ 作画○ マニア度○ 総合△

…中嶋敦子氏、遂に初作監。ラムちゃんの目がキラキラしてて可愛かった。(笑)平野氏のアドリブ「るんちゃっちゃ」ソングも可愛い。お話の方は見事なダイジェスト版。原作4話分を一気にやろうってんだから当り前。(汗)「あたるがラムを助ける」事から、最も人気の有るエピソードだっただけに勿体無い。どうしても前後編に分けられないと言うなら…せめて纏め方を工夫して欲しかった。あれじゃ漫画読んでない人には、話がよく見えないだろうと。(汗)しかも前回214話と同じオチって…。(汗々)


・第218話 オールスター大宴会!うちらは不滅だっちゃ!! 脚本× 演出× 作画○ マニア度○ 総合△

…遂に迎えた最終回。
一見華々しくも、何処か「いっぱいいっぱい」な感じが漂ってたのが哀しかったです。

当時のアニメ雑誌記事によると、「謎の招待状」はスタッフからキャラに送った物だったとか。
成る程~と思いつつも…そういう設定は、記事を読んだファンにしか解らんだろうと。(汗)
原作漫画を読まず、アニメ雑誌もチェックせず、お茶の間でTVを楽しむだけっつうファンだって居るんだから。
あたるとラムのキスシーンにしたって、作り手はサービスの積りだった様だけど、何で2人がキスしなきゃならんのか「?」に感じる唐突さ。
マニアだけを相手に狭い世界で作った事が、アニメうる星の人気を縮小させた原因だと、自分は考えています。

作画は綺麗だったけど、今一爆発が足りず…。
こちらも「これで精一杯」感が、ひたすら涙を誘いました。

後番は『めぞん一刻』っつう事で、響子さんが箒掃きつつ登場。
出るとは思ってたが…どうせなら芝居させれば良かったのに…それこそ「サービス」で。(笑)



…アニメうる星が終る情報は、結構前からファンの間で流れてました。
映画4作目はそのフィナーレを飾る作品だと捉えられてたし、スタッフもその積りで多くを映画制作に回してた。
だから終盤のTV作品は、そりゃあ悲惨な出来続きでしたよ。(汗)
巧い原画マンが足りなくて作画が崩壊したし。(1990年代後半のアニメと比較すりゃ、可愛いものだったけど)
もっと悲惨だったのは演出…ディーン時代、まともな演出を見せて下さってたのは山崎氏と吉永氏の2人だけだったってのに…その2人が映画制作組に行っちゃったから。(汗)
残った演出家の鈴○氏は、オチを付けずに話を無理矢理〆たりと、色々と問題有る方でした。(汗)
何か「うる星ファンは原作読んでてアニメ雑誌も隈なくチェックしてるのが当り前」と捉えてる様にしか思えん演出の仕方でね…。(汗)
後にこの方、『らんま』の映画2作目を監督したのですが……その時は凄い演出が巧くなっててびっくりした。
作画の巧さと古橋一浩氏のコンテの良さが理由の一部に有るとしても(笑)、その著しい成長に感動してしまった。
そうだね…誰だって最初から巧い人なんて居ないし…でも「うる星」やってた頃の氏の演出は、失礼ながら本当に酷いものだったんすよ。(苦笑)



「原作付アニメ」が語られる時、必ず「アニメうる星」は採り上げられる。
コアな人気を持つ原作を元にしながら、ファンに少なからず受け容れられた。
…その事から原作付アニメの理想形として、今でも語り継がれて居るのです。

採点にはかなり偏見が含まれてますが(苦笑)…これを読んで少しでも興味持たれた方は、何時かDVDなりビデオなり借りて来て、御覧になって下さいませ。
★印付けた回は、も絶対お薦めですから。
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秋の華

2007年10月06日 16時33分49秒 | ワンピース
写真は近所の秋祭りの神輿…小さい神社の祭に合った、小っちゃいサイズ。(↑)


本日10/6はたしぎの誕生日――


たしぎ誕生日おめでと~~♪


好きなんだよ…大好きなんだよ。
あの世界で眼鏡っコは貴重です。
それだけじゃなく(汗)…迷いを抱えてる所に人間味を感じられるというか。
今その迷いは失せてしまったのだろうか?
それはそれで寂しいので…彼女にはこれからも人間らしい剣の道を歩んで欲しいな~と。
…1名、人間からどんどん遠ざかってる剣士が居るのでな。(笑)






今更ですが、【今週のワンピ感想】。


アニキなら何時か、本物の合体ロボットを造ってくれると信じてる。
その時ロビンちゃんには、ナミさんと共に司令官やって欲しい。
それなら恥かしくない筈だ。

全員、ルフィへの日頃の鬱憤を、都合良く晴らしてるような…そんな風に思えて仕方ないのだが。(笑)

何だかんだでエロさん憎めない。
式を挙げなきゃ先へ進めない「段取り君」な性分に、微笑ましさを感じてしまうのだが。(思い出して頬染めたり…)
でも女性に嫌われるのは良く解るっつか。
美人とそうでない女性とで、態度があからさまに違う男は、女性に最も嫌われるタイプだろう。
逆に男性に最も嫌われる女性のタイプは、美形とそうでない男性とで、態度をあからさまに変えるタイプだろう。
てゆーか、じゃあどうして今迄ローラに攻撃しなかったのか、そこはかとなく疑問に感じるんだけど…。

てゆーか今回のゲストキャラは、全員モデルが居ると聞いた。

ドクトル・ホグバック=南○キャンディーズの山ちゃん
エロサロム=ロ○ドンブーツ1号2号の田村淳
ペローナ=矢○真里
シンドリー=南○キャンディーズのしずちゃん

…大丈夫なのだろうか?
いや私、芸能人に疎いんで、モデルにされた方々がどんな人物であるか、詳しく知らないのですが。(無知で御免)
特にホグバックとエロサロムは…御本人許してるんだろうか?

モデルの件を聞いて以来、気になって仕方ないのです。(笑)


――こっから先は、田舎の秩父話。


9月中旬、田舎へ墓参りに行って参りました。



↑墓地はサルスベリの花が満開でした。




↑サルスベリの花って初めて観たけど…綺麗、綺麗。
ピンク色で可憐だ。




↑墓地を包む様に咲き誇ってました。
何気に墓地って花見の名所だ。

彼岸花も咲いていた。
赤ばっかりかと思ってたら、白いのも有ってびっくりした。(写真撮り忘れた…)

行った日は真夏並みの陽気で、暑かった。
気温30度以上有ったよ。(汗)
「暑さ寒さも彼岸まで」…今年程この言葉を嘘だと感じた年は無い。




↑通りで見付けた蛇の像。

「開運の街、『みやのかわ』へようこそ!
 昔から白い蛇の夢を見ると金運が良いと言われます。
 巳歳生まれの性格は心の奥深くして、言葉は少なく知恵多く、金に一生不自由はしない。
 しかし、見栄を飾りて、疑いと妬む心の在るのが、瑕となる事が有るので気をつけましょう。」

…という説明文(↑)が、像の下に書かれてました。

疑心や嫉妬心なんて、無い人間の方が居ないと思うけど。
しかし金に一生不自由しないってのは羨ましい。

どうやら十二支全ての像が、通りに沿って並んでた様だけど…暇が無かったんで、これしか撮影出来ず…残念。
今度行って時間が有ったら、巡ってみたいもんだ。




↑同じ通りに有った、やたらレトロな看板。
どうやら芝居小屋らしい。




↑みっぎ向いて♪




↑ひっだり向いて♪




↑ま~え向いてワン!

田舎のわんこは夏毛に変ってました。
もう少しすると、また冬毛に変るだろう。




↑田舎の庭に繁ってた鬼灯。
刈り取ってお墓に献花した。




↑塀の裏には葡萄が鈴生り。(秋ですなぁ)




↑食べたら美味かったんで、ダンボール1箱分収穫し、土産にさせて貰った。




↑通りの途中で饅頭を買って帰りました。

実は秩父はお菓子が美味い。
昔栄えてた名残か、お菓子屋の数が多いし。




↑買って来た田舎饅頭で、花を形作ってみた。
これが本当の「まんじゅしゃげ」…なんちゃって。
上にした饅頭は団子饅頭、団子の中に餡が入ってるのですよ。
「それってただの大福じゃん」と言われそうだが…餅の味は、確かに団子のそれなんですよ。
結構美味かったです。


【おまけ】



↑9/21にラクーア行きました。
後楽園遊園地の中に出来たスパ施設。
温泉入った後は、約170席有るリクライニングチェアで、ゴロゴロ休憩出来るのが良いのです。
席にはモニターが設置されてて、TVが観放題♪(→http://www.laqua.jp/spa/index.jsp)




↑ちなみに隣は東京ドーム。
巨人戦やってたもんで、帰り道観戦客と行き会った。
熱心なファンは夜11時過ぎても残ってるんだなと感心した。



ナミ誕リンク、終了した所は本日全て解除させて戴きました。
皆様、お疲れ様で御座います。(礼)
先に申しておいた通り、現在続行中のサイト様は、ブクマに移動させて戴きました。
引き続き頑張って下さいませ!(礼)
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歌え!!アニソン!!~うる星やつら・7~

2007年10月03日 20時19分31秒 | アニソン
――主人公なのに、2コマだけの登場…。



――ズン♪

パララ♪パララッパララァ~~~♪

――ズン♪

パララァララァ~~~~♪

――ジャッジャッジャーン♪

イッソウ・ワンダフゥル♪ オ~ラァ~~イ♪

い~まなら間に合う~~♪

――ペ・ペ・ペ・ペレレェ~~♪

イッソウ・ワンダフゥル♪ 空にぃ~~~♪

羽ぁ~ばたく鳥ぃ~のぉ♪ 居る間はぁ~~~♪

――ジャーーン♪…パァーーー…♪――パッ♪

地球ぅ~~~はぁ~~~…♪

美し・い~星ぃねぇ~~♪

コスモォ~~に浮ぶぅ~~…♪

――チャララ~~~♪

たぁったひとぉ・つぅの♪ オ~ア♪ シィ~~~スゥ~~~~~♪

グッラァ~ク♪(グッラァ~ク♪)

守~ぉってぇ~あげるぅ♪

――パヤ~パッパヤァ♪

あなぁ~たのぉ~住むぅ♪

――パ~~パァ~~♪

愛~の・ほぉしぃ~を~~~~♪

なんてエキサイティング!!


グッラァ~ク♪(グッラァ~ク♪)

此処ぉ~よりぃ~永遠のぉ♪

――パヤ~パッパヤァ♪

愛~を篭ぉ・めてぇ♪

――パ~~パァ~~♪

テレェ~パシ~イ~よぉ~~~~♪

――チャチャッチャ~~ン♪

とてもエキサイティング!!――ズウウウウウウウウウウウウウウ…!!

――ジャジャジャジャン♪

――ジャジャジャジャン♪

――ジャジャジャジャン…♪



189~最終回218話迄流れたEDタイトルは『Good Luck~永遠より愛をこめて』、作詞は阿木燿子氏、作曲は和泉常寛氏、編曲は水谷公生氏、歌ってるのは南翔子氏。

壮大な歌詞内容が、不思議と『うる星』に合ってる様な気がしないでもない。
映像は南家こうじ氏担当…色鉛筆で手描きしたと言う、円の中のアニメーションが凄いと思う。
これもユーチューブに有ったので、参考にどうぞ。(最後に在ります…音が出るので注意)(→http://www.youtube.com/watch?v=KTElgYUQtD4)


前回に引き続き、アニメうる星に関わったスタッフさんを勝手に紹介。
題して『この方に注目!~作画&声優編~』って事で…選んだ基準は独断と偏見です。(笑)



【作画】

・高橋資祐氏…ぴえろシリーズで絵コンテ、原画、作監を担当。「どうたく飛び」とファンから称された、ラムの滑らかな飛行アクションは、誰にも真似出来ない技。監督曰く「放映当初、唯一の武器は高橋氏だけだった」。キャラの動きで勝負する、真のアニメーターと言えましょう。タレ目が特徴。代表作を1本挙げるなら『ダーリンを奪え!コピー作戦!!』。

・青嶋克己氏…ぴえろシリーズ初期で原画を担当。映画『オンリーユー』中盤の作監も担当し、美麗な作画でファンを魅了した。つり目で等身の良いキャラが特徴。代表作は『目ざめれば悪夢』。

・遠藤麻未氏…ぴえろシリーズで長らく作監を担当。丁寧かつ綺麗にキャラ修正を入れられる方で、作画が極めて不自由してた放映当初、ファンから「女神」と讃えられていた。代表作は『ダーリンが死んじゃう!?』。後に『らんま』でも作監を担当。

・平野俊弘氏…ぴえろシリーズ初期で原画、『マクロス』を経た後、作監としてカムバック。描いた絵は最早うる星から掛け離れたマクロス顔だったが、他アニメーターさんも似たり寄ったりの掛け離れ具合だったんで、批判される事無く受容れられた。(笑)代表作は『惑星教師CAO-2の復讐』。

・山下将仁氏…ぴえろシリーズで原画担当。パースを強調したスピーディーかつダイナミックな作画でアニメ界に旋風を起し、若干十代で押井氏に才能を見込まれる。代表作は『クチナシより愛をこめて』のあたる激走シーン、『ビューティフルドリーマー』での夜の校内捜索シーン。映画『オンリーユー』では原画だけでなくメカデザインまで請負った。


・西島克彦氏…ぴえろ~ディーン時代に渡って主に原画を担当。緻密にして大胆。肉感的な女性キャラを描く事で、ファンから絶大な人気を博した。何でもうる星が描きたくて、自分から売り込んだそうな。色々と逸話の多い名物アニメーターさんである。その一部を下記に紹介すると――

「くっそーやりてーよ事件」…ぴえろからディーンに制作スタジオが変更になった際、氏はスタジオ・ライブで『バイファム』の原画を描き評判を呼んでいたが、うる星がどうしても描きたかった為、ディーンに電撃移籍したそうな。…正に「我が人生うる星と共に」である。(笑)

「ゴ○○リ餓死事件」…上京してアニメーターになったが、食うのも困る程のド貧乏生活、遂には同居していたゴ○○リが、耐えられず餓死してしまったらしい。…でも独り暮らしのアニメーターは、大抵これくらい貧乏なんですよ。お蔭で辞めてく人が多く…実は今、深刻なアニメーター不足に陥ってるのです。(この件については、その内語る予定)

「営業妨害だ事件」…苦節○年、オリジナルアニメ映画『プロジェクトA子』を監督するまでに上り詰めた氏は、公開前に某アニメ雑誌で「最近のアニメは考え込ませるようなものが多い。宮崎さんや押井さんが作らないようなものを作りたい」と発言。

それを聞いた宮崎氏は、同じ頃公開予定だった『ラピュタ』製作会見の席上で、「セーラー服が機関銃撃って走り回る様なアニメを作っていてはダメ。僕や押井君が作らないものを作ると言うが、志が低すぎる」と反論した。

西島氏だけに宛てたメッセージではなかったろうが、正にセーラー服着た女子高生が主役の映画を制作していた西島氏は、この発言に対し「営業妨害だ!!」と叫んだとか叫ばなかったとか。(確かに)(笑)

後に両者の軋轢は、西島氏の師匠だった芦田豊雄氏にネタにされ、ファンの間でもコントに使われた。

「セーラー服が機関銃撃って走り回ってるアニメ作ってちゃダメなんです!!ダメなんです!!ダメなんです!!(←エコー)」
「営業妨害だ…!!!」

数年後、セーラー服が戦隊組んで飛び回るアニメ『セーラームーン』が、日本アニメ界を一時期牛耳ったのは、壮大な皮肉だったと思う…。(笑)

話を戻して――監督職に就くようになっても、うる星映画『完結編』原画に参加したりと、最後までうる星を愛してくれたアニメーターとして、ファンにとっては忘れられない方。代表作は『太陽がいっぱい浮気がいっぱい』の前半、映画『リメンバー・マイ・ラブ』のOP&ED&ハーレムシーン、等々。


・遊佐和重氏…ぴえろシリーズで原画担当。巧い作監さんに当らなかった為、あまり注目されずに終った可哀想な方。人物のスムーズな動かし方が印象に残ってます。代表作は『どきどきサマーデート』でのラムのローラースケートシーン。

・遠藤裕一氏…ぴえろ~ディーン時代に渡って作監、原画を担当。映画『オンリーユー』で冒頭~地球脱出迄のシーンを手掛けた際、クセの強い絵な為一部ファンから批判を浴びたが、技術的には丁寧で巧い人だったと思う。代表作は『ミス雪の女王キッスを奪え!』。後に『ママは小学4年生(1992年放映)』の作監を担当、その頃には絵がすっかり可愛く変ってて驚いた。

・山崎和男氏…またの名を「やまざきかずお」。ぴえろ時代は絵コンテ、演出、作監、原画と、さながら「代打俺!」な古田選手の如きマルチ活躍。緻密な作画、映像美を追求する演出が評判を呼びました。代表作『君去りし後』等、氏が担当した回は皆傑作の呼び声が高いです。映画『ビューティフル・ドリーマー』ではキャラデザ&作監に当り、腕前を遺憾無く発揮されてました。しかし制作スタジオがディーンに変更、押井氏に代りCD(総監督)就任してからは、監督業をこなすだけで手一杯だったのか、氏らしい映像美の追求が見られなくなったのは残念。監督になってから評判を頗る落としてしまったあたり、正に古田っぽいよな~と気の毒に感じる。…『演出』組の中で紹介しようか悩んだのですが、自分はこの方の絵が好きだったもので、『作画』組に入れさせて戴きました。

・森山雄治氏…他「もとやまゆうじ」、「砂川則博」、「西宝壌土」等、沢山のペンネームを持ってる方。ぴえろ~ディーン時代に渡って原画、作監を主に担当。映画『ビューティフルドリーマー』では小道具設定&作監、『リメンバー・マイ・ラブ』では総作監を務められた。氏の描く丸っこい目をしたラムちゃんは、ファンの間で『森山ラム』と称され、原作絵とは別個の人気を博するまでに育ったのです。後期うる星のキャラデザは、むしろこの方の絵が基本にされてた感が強い。(笑)代表作は『大恐怖!おユキついに怒る!!』。1990年代前半迄は美少女を描く機会のが多かった様だけど、現在は『幻想魔伝 最遊記(2000年放映)』の様な、美少年アニメ作品のキャラデザ・作監を引受ける事も多くなってるみたい。

・林隆文氏…ぴえろ~ディーン時代に渡って原画、作監を担当。独特に崩れた絵はファンから「手抜き」と揶揄されたりしたが、妙な味わいを感じさせてくれました。…テンの顔が物凄く潰れるから、氏が描いたと直ぐに判るのよ。(笑)代表作は『面堂家サマークリスマス』…『ラムとあたる・二人だけの夜』での瞬間スターウォーズパロも忘れ難い。

・加藤鏡子氏…ディーン時代に作監を担当。少女漫画っぽい可愛い絵が特徴の方。代表作は『謎の坊さん登場!鐘つきバトルロイヤル』。『マジカルエミ』等、ぴえろ魔女っ子アニメの作監としても有名であった。

・土器手司氏…主にディーン時代、原画と作監を担当。『巨神ゴーグ(1984年放映)』で監督安彦良和氏に認められ、唯一自分と肩を並べて作監に就く事を許された程の腕前。氏の描くラムちゃんは、森山雄治氏の描くそれと並んでファンから絶大な人気を呼び、『土器手ラム』と称されました。代表作は『ダーリンのやさしさが好きだっちゃ…』。映画『リメンバー・マイ・ラブ』、『ラム・ザ・フォーエバー』では作監を担当。同じ頃放映されたアニメ『ダーティペア』で、初のキャラデザを担当し、うる星に引き続き女性キャラのセクシー&可愛さが大評判となりました。

・高木弘樹氏…主にディーン時代、原画を担当。『クリィミーマミ』に参加してた頃から描いてた八重歯顔が可愛く特徴的で、ファンに人気が高い。うる星より魔女っ子アニメの方で知られてるアニメーターかと。代表作は『夢の中へ!ダーリン争奪バトルロイヤル』でのラム戦闘シーン。

・河南正昭氏…主にディーン時代、原画や作監で活躍。作画が哀しい程落込んだ終盤、頑張って修正に励んで下さった救世主。うる星の頃はちょっと角ばった目が特徴的だったけど、『めぞん』以降(キャラデザが変更した事も有って)アダルティで大人しい絵に変化、そのままの画風で『美味しんぼ』のキャラデザ&作監も担当した為、『美味しんぼ』が何となく『めぞん』の延長に思えたのは、私だけではない筈。(笑)代表作は『大魔人現る!ラムの危険なお買物!?』。

・中嶋敦子氏…実はぴえろ時代から動画を担当して居られたが、頭角を現したのはディーン時代。作品終盤、原画描きから遂に作監まで上り詰めた後、引き続き『めぞん』で作監、『らんま』でキャラデザ&作監を担当。『逮捕しちゃうぞ(OVA版は1994年)』でもキャラデザ&作監を務め、一躍人気アニメーターに躍り出た。線が多く艶っぽい絵で人気が高い。代表作は『早く来てダーリン!ラムの危険な結婚話』。

・高田明美氏…放送開始よりキャラクターデザインを務め、女性らしい色気の香るうる星キャラを設定。…なのにちっとも設定通りに描いて貰えなかったという可哀想な方。(笑)ラムの髪を緑に指定する等、色彩のセンスに定評が有る。他うる星以外でキャラデザを担当した作品は、『クリィミーマミ』、『オレンジロード』、『パトレイバー』等。


【背景】

・新井寅雄氏…『少年サンデーグラフィックスうる星やつら3』で公開したラムの母星「うる星」のイメージイラスト等で、TVうる星美術監督の中では多分最もファンに知られてる方じゃないかと。氏の描いたイラストによると、ラムの星では太陽が3つ在るらしく、この設定は原作でも活かされた。(しかし引力のバランス等、大丈夫なのだろうか…?)担当した他作品は『ミンキーモモ』等。SFやファンタジー絵が得意に感じられる。


【声優】

・古川登志夫氏…諸星あたる役を担当。当初ファンから「キャラに合ってない」と非難されて試行錯誤。見事にあの「あたる笑い」を完成させた方。今や軽薄キャラを演じさせたら第一人者と評判。現在『ワンピース』で氏が演じてる「エース」は、原作での出番が少なく、特に軽薄と設定されてなかったにも関わらず、ワンピ二次創作界では「軽薄」っぽく設定される事が多い…声のイメージって恐いですね~。(笑)

・平野文氏…ラム役を担当。色っぽくも健康的な声が如何にも「ラムちゃん」。発掘された斯波氏は本当に偉いと思う。…ただ初めて演じたキャラが有名になってしまった為、何時までもラムのイメージで見られてしまったのは、当人にとって可哀想だったなと。現在は魚河岸のプリンセス。

・永井一郎氏…チェリーこと錯乱坊役。爺キャラを演じさせたらピカイチ。日本で『サザエさん』の波平さん声を知らない人は少ないでしょう。酸いも甘いも知り尽くした様な枯れた味わい、哲学すら感じさせる演技で、お茶の間のお婆ちゃんもイチコロと評判。(かどうかは知らないが)

・神谷明氏…面堂終太郎役。それ以前は吠えるロボットアニメヒーローを演じる事が多かったが、面堂以降はギャグ役をかなり多く演じる様になった。ファン曰く「面堂でぶち切れ、『キン肉マン』で爆裂した」そうな。(笑)ギャグからシリアスまで多彩な演技を魅せて下さる。他代表キャラは『名探偵コナン』の毛利小五郎。

・島津冴子氏…三宅しのぶ役。今で言えば「林原めぐみ氏」の様な、アイドル声優的存在だった方。業界で有名な美人だった為、演じたキャラとは別に人気を博してたのです。清純派乙女~迫力女王様まで芸域が兎に角広い。他代表キャラは『ダーティペア』のユリ。

・千葉繁氏…メガネ役。マイクに向って長台詞&シャウト。息をするのを忘れて窒息死しかけたりと、逸話の多い声優さん。(笑)原作では出番の無いキャラ『メガネ』がレギュラーに化けたのは、偏に氏のアドリブ効いた演技と押井氏の演出力有っての事。(それと音響監督斯波氏の演技指導の賜物)他代表キャラは……挙げてたら切が無いですが、今放映中の作品からって事で、『ワンピース』のバギー船長。

・田中真弓氏…藤波竜之介役。男っぽい様な女っぽい様な、中性的な声で評判を呼んだ名優。思い起すに竜之介の口癖も「すげェな~~!!」だった…歴史は繰り返すらしい。(笑)他代表キャラは、『ワンピース』の麦藁ルフィ。

・(故)井上瑤氏…初代ランちゃん役。小宮氏には悪いが、やはりランちゃん役と言えばこの方。映画『完結編』で、ゲストのカルラ役として戻って来られた時は、それだけに複雑に感じたり。ぶりっ子からの凄まじい変貌は、とても同一人物が演じてるとは思えなかったです。他代表キャラは『ガンダム』のセイラさん。真惜しい人を亡くした…。(涙)

・池水通洋氏…温泉マーク先生役。渋い低音声は聴く人に説得力を感じさせる…映画『ビューティフル・ドリーマー』での演技は、正にそれを実証付けているかと。他代表キャラは『パトレイバー』の太田功、ビデオ版冒頭のナレーションも氏がやってます。

・鷲尾真知子氏…サクラさん役。声優よりも本来は俳優業で有名な方。近年ではTVドラマ『大奥』で奥女中三人組の内の1人を演じたそうな。放映当初、高音でサクラさんを演じていたが、ファンから批判を浴びた事で、段々と低音に変えて行った…途中で演技を変えられるなんて、凄いと思う。

・緒方賢一氏…あたるの父役。ちょっと情けない感じの親父を演じさせたら、並ぶ者は居ないと思う。アドリブが多く、よく共演してる声優さんを笑わせ、演技が出来ない状態に追い込むとか。(笑)他代表キャラは『らんま』の早乙女玄馬。

・佐久間なつみ氏…あたるの母役。生活感溢れる演技が如何にも「母親」らしかった。「産むんじゃなかった…!」なる名台詞が記憶に残ってます。(笑)…最近はあまし役を演じる機会が少ないのは残念。


…この他にも紹介したい方は多いのですが…字数の問題からいいかげん諦めます。(笑)




(参考)…フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』等。



【私信】

かるらさん…ナミ誕企画公開終了のお知らせ、有難う御座いました。(返信メルも、ちゃんと届いてますです)
       今年の長編連載は本当に凄かった…楽しませて貰いました♪
       今から『蜜柑狩'08』に期待しておりますんで!
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うる星感想その6 ―TVアニメ173話~188話迄―

2007年10月02日 21時07分51秒 | 漫画&アニメ
そろそろ取上げたい話も少なくなって来ましたが(汗)…前回の続きです。


・第173話 帰ってきたヨロイ娘!お兄様がいっぱい 脚本× 演出× 作画○ マニア度○ 総合×

だからオチてないし。(汗)
何で「お兄様がいっぱい」なのか、言わないまま終っちゃってるじゃん!(汗)

「トンちゃんの妹の『飛鳥』は男性恐怖症にしてブラコン。
 毎日実兄であるトンちゃんの風呂に、侵入を繰返していた。(そして毎日トンちゃんは鼻血を噴出させ、怒った母からヤキを入れられていた)

 『このままでは変態兄妹…何とかしなければ!』

 間違った兄妹関係に踏み出すのを心配した母は、男に慣れさせようと彼女を友引高校まで使いに出させる。
 共学の校舎内には、当り前だが男、男、男がいっぱい…
 恐怖のあまり暴れる彼女の前に、竜之介(女)が現れた。
 何処か他の男とは違う(そりゃ女だし)雰囲気を持つ竜之介に、惹かれる飛鳥。
 一方竜之介は、自分が男だという誤解を解きたくて、しきりに自分の胸を誇示する。

 『俺の胸に飛び込め!!――あの殿方は、飛鳥にそう仰りたいのでしょう!』

 誤解した母に焚付けられ、渾身の力で竜之介の胸に飛び込む飛鳥。
 彼女の怪力により、竜之介は校舎を突き抜け、彼方まで飛んで行くのであった。

 『これで飛鳥も、兄妹というものを理解してくれるでしょう。』(←何でやねん?)

 屋敷に戻って一息吐く飛鳥の母。
 しかし飛鳥は全く変り無く、実兄のトンちゃんと風呂を共にしようとし、トンちゃんは今夜も鼻血を噴出すのであった。」

…敢えてアニメの話通りに粗筋書いてみた。
飛鳥の入浴シーンが始めに終りと2度も出て来るけど、始めだけにしとけばオチを入れる時間が有ったと思うのだが…。
オチよりも飛鳥の入浴シーンは大事だと言うのだろうか…?(汗)
「気に食わないなら取上げなきゃいいじゃん」言われそうだが、作画は物凄く良いのですよ。
特に飛鳥としのぶの競争シーンは凄まじい迫力で、観ていて楽しい。
原画を担当したのは河南正昭氏…後にアニメ『美味しんぼ』でキャラデザ&作監を務められる方です。


・第174話 退屈シンドローム!友引町はいずこへ!? 脚本△ 演出△ 作画○ マニア度○ 総合△

…映画4作目『ラム・ザ・フォーエバー』の為の実験作だったのかな~と…今思えば。(脚本も同じ井上○樹氏&山崎和男氏だし)
原作で人気の高かったあたるとラムのラブい話を、全く違うテーマで表現した事で、当時ファンからかなり批判された回。
今迄も…ぴえろ時代から原作を大幅に改編ってのは無かった訳じゃ無いけど…「話の主題までガラリと変える」ってのはしなかったんですよ…だから風当たりはかなり強かった。
今観直すと興味深いシュール話に感じるんですが…なら『愛とさすらいの母』みたく完全オリジナルにしてれば、まともに評価して貰えたんじゃないかな~と、勿体無く感じたり。
冒頭のみ原作通り…1本通して観ると、そこだけ浮いて思えるのがねぇ。(汗)

ヒロイン(ラム)の涙で、突然世界が様変わり。
しかし非日常も毎日続けば、何時しか退屈な日常となる。

言わば「非日常の日常化」をテーマにしてるのであって…原作を完全に忘れて、その1点のみに注目すれば、結構楽しめる筈。


・第176話 またまたヨロイ娘登場!嵐をよぶデート 脚本△ 演出△ 作画○ マニア度○ 総合△

…原作では5話にも渡る長編なんですよ…それを1話に無理矢理纏めてるので、ダイジェスト版としか言い様が無く。(汗)ぴえろ時代から謎だったのですが、「毎回1話に纏めなくちゃ駄目」と、上からお達しでも出てたのかなぁと…。(汗)毎度作画は最高に良く、特に伊東浩二氏が原画を担当した飛鳥VS飛鳥の母シーンはダイナミック極まれり。男達の扱いが実に惨い。(笑)


★第177話 謎の坊さん登場!鐘つきバトルロイヤル 脚本△ 演出○ 作画○ マニア度○ 総合○

…久し振りに巧いパロディ表現を観たよな気が…。(笑)
『マジンガーZ』に『バロム1』、『く○○○○○ン(←18歳未満で解った方、職員室までいらっしゃい)』までネタにする、その徹底したマニアック演出に爆笑した。
何よりテンポが良いんですね~、原作2本を繋ぎ合せてるのに、あまり不自然に思わせないし。
原作では名前の無かった坊様に『言語道断』と言う名前が……良い名前じゃないか!(笑)
原作以上にゲストキャラを立たせていたと思う。
舞台のモデルは立石寺だろうか?(笑)


★第180話 ダーリンのやさしさが好きだっちゃ… 脚本○ 演出○ 作画○ マニア度○ 総合○

…「イイ話」としてファンから人気が高く、原作者自身最も気に入ってた話を、アニメでも巧く表現してました。
主にゲストの母親視点で淡々と進ませる演出には、「感情移入し難い」との声も無きにしも非ずだったのですが…ラストシーンを考えると効果的だったんじゃないかなと。
最後の「墓参りに訪れたあたるとラムに、一礼する望ちゃんの母親」というシーンが、印象深かった。
原作では相手の女の子が幽霊と知って、ラムは嫉妬を止めるんですが、アニメでは嫉妬したままで居る…この違いが興味深い。


・第181話 またまた純情キツネ!しのぶさんが好き 脚本△ 演出○ 作画×(好みによるかと) マニア度△ 総合△

…クセの強い作画も有り(『イデオン』の作画等を担当してたスタジオが請負った為)、好き嫌いは分かれるでしょうが、メルヘン調の演出が結構気に入ってたり。挿入されたオリジナルシーンも、浮上がってなく思えたし。スナフキン的キャラ「案山子の三四郎君」登場、この後準レギュラー化します。…久々に良いオリキャラが生れたなと感じられた。
最大の見せ場はケンシロウVSコタツネコかと。(爆笑)
こんだけ学ランの似合わないキャラも居ないだろう。(勿体ぶって登場した割には、あっさり敗退するし)(笑)


・第183話 竜之介 VS 弁天!むなしきお色気大決闘 脚本△ 演出○ 作画○ マニア度○ 総合○

…長らく原画担当だった西島克彦氏が、遂に1本作監を務める。(おめでとう御座います)
この方の緻密にして躍動感溢れる作画にはファンが多い。
その証拠にこの時代、うる星の同人やってた人には、「西島」と入ったペンネームが多かったのです。
氏はこの後、『プロジェクトA子(1986年公開)』や『炎の転校生』等の監督を就任するまで上り詰めた…裏方で終るアニメーターが殆どの中、この出世劇は凄いと思う。
あたるの『ユパ様構え(ナウシカ)』やら『闇の甲冑軍団(カリオストロ)』やら、何故か宮崎作品パロが多くて笑えた。
で、お話の方は大体原作通り…舞台劇『新妻鑑』を中心に構成してて、久方振りに爆裂してたと思う。


★第185話 大魔人現る!ラムの危険なお買物!? 脚本○ 演出○ 作画○(クセは強い) マニア度○ 総合○

…徹底した『風の谷のナウシカ』パロに爆笑した。
此処までやれば偉いかと。(笑)
正直原作以上に面白かったと思う。
原作自体『大魔神』パロで、割とあっさり終ってた筋に、巧くナウシカパロを組み込み、訳解らん世界を構築したのが偉い。
ただ他力本願なメガネがらしくなく、あたるの影がひたすら薄いのは残念でした。
ナウシカコスしたラムが可愛い。
物語のラストシーンには、宮崎ファンも感動のあまり、涙流して爆笑するかと。(笑)


・第186話 大変!ダーリンに言葉が通じないっちゃ 脚本△ 演出△ 作画○ マニア度○ 総合△

『リメンバーマイラブ』再び。(笑)
筋、各キャラの役所、作画(土器手氏だし)迄、全て映画3作目そのままだった。
「監督だった山崎氏が、この回の演出だったんだから、当り前」と言ってしまえばそれまでだけど。(汗)
ディーンシリーズに入ってから、あたるがただのガールハント野郎に成り下ってしまったのは、ファンとして哀しい…。
「女好き」である事は、確かにあたるの大事な個性だけど、心のハーレムの中心に居るのは「ラム」ってのが、奴だと思うのだが…。
解釈は人それぞれで、違うのは当り前だと思う…けど観ていて流石に言いたくなったのでした。
その1点を気にしなければ、楽しく観られるんじゃないでしょか?(←投げやり)
でも『リメンバーマイラブ』同様、後半が退屈に思えるかもしれない…。
特別ゲストは岡ひろみ&お蝶夫人。(笑)


・第188話 お見舞いパニック!?悪気はないっちゃよ 脚本△ 演出△ 作画×(好みによるかと) マニア度△ 総合○

…原作話に上手くオリジナルエピソードを挿入してたなと…この頃になると本気でほっとしたり。(苦笑)
口喧しい姑の様なランちゃんが微笑ましい。
ラムとランちゃんの関係ってのも不思議だなと感じるんですが…お互い幼馴染で悪い所知ってるから、気になって世話焼きたくなるのかもしれない。(笑)




…「ディーンシリーズになってから『アニメうる星』から離れました」と答える人は結構多い。
自分も本放映時離れてしまったし…。

ウィキペディアでは「原作のイメージからかけ離れている」、「原作中の諸星あたるとラムの間の恋愛感情描写をアニメに取り入れず、全く内容の違う話にした」等の批判が有ったと述べられてましたが…まぁその通りなんですが…実はぴえろシリーズの頃の作品よりも、ディーンの頃の作品の方が「原作通り」にはしてるんですよ。
じゃ何でそういう批判が起きたかっつうと、「ただ原作通りにトレスしただけ」だったからではないかと。

こっから先は自分の勝手な推理なんで、話半分に聞いて貰いたいのですが…。(汗)


ぴえろ時代、脚本は伊藤和典氏がメインに立って、他の脚本家は殆ど引下げてしまってたそうな。
伊藤氏以外は、押井氏や安濃氏といった、互いに気心知れた演出家主導で、話を練ってたらしい。
スタッフ間が密だったからこそ、シリーズ通してキャラ設定・展開等がズレなかった。

が、ディーン時代に入ると他アニメ番組同様、4人の脚本家がメインに立ち、ローテーションに則り話を作るようになった。
4人の脚本家とは、柳○茂氏、井上○樹氏、土屋斗紀雄氏、島田満おぜう様………………正直凄い豪華な顔触れだなと思っちゃうんですが。(いや土屋氏とおぜう様はいいんですがね)(汗)
4人で順番に書いてるのだから、連携取る必要が有る。
繋ぎ役を担うシリーズ構成は責任重大な訳ですが…ぶっちゃけ今一頼り無かったかなと。(苦笑)

各々原作をアニメ脚本化するにあたり、困った事に気が付いた。
アニメでは1話約30分…しかし原作通りに書き起すと、約15分で終ってしまう。
どうしたか?――もう1本原作から話を持って来て、繋ぐ事にした。
ディーンになってから、急激に原作2本を繋いで1話にするパターンが増えたのは、そいった事情からじゃないかと。

しかしファンからは、あまり評判良くない事が解った。
そりゃそうだ…元は2本の話なのだから、話の軸やオチが2つ在るという不自然さ。
それを誤魔化す為に無理矢理1本に繋ぐから、話全体の構成がガタガタになってしまう。

じゃあ次にどうしたか?――オリジナルシーンを挿入した。
井○氏や柳○氏が特にこの手法で書いてたのですが…残念ながら話の中でそこだけ浮いてしまってた。(汗)
他部分は原作通りに書いてるだけに、話の雰囲気がいきなり変って感じられるんですね。(汗)

もう1つ困った事に…原作にはメガネ達4人組が居ない。
扱いに非常に難儀してた節が窺えるのです。
クラスメートだから絡めない訳にも行かない。
でもキャラが掴めない。
土屋氏のみが、何とか活かしてたかなと。
段々と影が薄くなり…出て来てもラムさんラムさん言ってるだけのオタクとして描写され、人間味を失ってく奴らを見てるのは哀しかった。
メガネ以下の3人なんて、本当に以下略って感じで、メガネと同じ動きで怒ったり笑ったり悶えたりしてるだけだったもんな~。(苦笑)
折角生出したオリキャラが、その個性を失ってしまったのは、残念としか言い様が無く。

演出面でも問題が有った。
腕利き演出家が集まり立ち上げた制作スタジオ『ぴえろ』と違い、『ディーン』は作画専門の下請けだった会社。
演出家が不足してたんだろうな~と。(汗)
いやディーンの頃だって、山崎氏や吉永氏等が、独特な演出カラーでもって、傑作送り出してましたよ。
ただ、ぴえろは当時、アニメ業界で抜きん出た演出力を誇っていた…それと比較されてしまったのは可哀想に感じる。

…何かディーン作品の悪い点ばかり挙げてて申し訳無い。(苦笑)
ディーンになってから良くなった点も結構有るんだし。
それは作画――終盤は別として、兎に角毎回綺麗だった。
それと何度も言ってるけど、しのぶの扱いですね~。

まぁぴえろ時代だって、慣れてなかった最初の頃は、酷いもんだったし。(笑)

『ぴえろ』シリーズのキーワードを挙げるなら、牛丼、立ち食い蕎麦、メガネ…
『ディーン』シリーズなら、校長、キツネ、コタツネコ、しのぶといった、何処か悟ったキャラ達かなと…。




【続】




【私信】

かるらさん…いや~、自分でもよく書けるよな~と呆れるばかりで…此処を見てる多くの方も、きっとそう思ってるかと…気分は動物園のパンダです。(笑)
書く事が好きと言うより、好きな事だから書けるって感じですか。

以前相棒さんがLD持ってるって仰ってましたよね。
自分も昔欲しがりましたよ…。(照)
ビデオでも出すだろうなと思いつつも、LDに描かれたイラストに惹かれましてな。

独断と偏見に満ちたセレクトですが、何時の日か作品観賞の助けになれば、幸いに思います。(笑)




巨人優勝おめでとう。(今丁度決ったようで)

…今年は小笠原と古巣の対決になりそうな…そんな予感が有るな~。(笑)
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歌え!!アニソン!!~うる星やつら・6~

2007年10月01日 23時02分31秒 | アニソン
――ザ・西島克彦ショー開幕!



――ジャカジャーーーーン♪…パラリララリラララ♪パラリラリラリラ…♪

――ズン…ズズン…♪

ロァック・ザ・プラァネット♪――ツツツツ…ズズン♪

ロァック・ザ・プラァネット♪ ベイベェ~♪

ロァック・ザ・プラァネット♪ エ~ブリワァ~~~ン♪

――ジャカジャンッ♪ジャカジャンッ♪――ジャカジャカジャンッ♪

――ズンズズズズズズ♪――パパァーン♪パーン♪パァーン♪

か・がぁ・や・い・た・銀~河ぁ~~~♪

――パララ♪パァ~ラララァ~~~♪

光ぃ~を~♪ つぅ~らぁ~ぬぅ~きぃ~~~♪

――ベェ~ンベベ♪ベェ~ンベベベベ♪

あ・な・た・へ・と・燃え~たぁ~~~♪

――パララパ♪パララパ♪

ハァ~トォ~がぁ~♪ 止らなぁ~い~~~♪

――ジャッジャッジャン♪――ジャカジャッカッジャカジャカジャ♪

オンザサードストン♪ フロムザッサァ~~ン♪

ユーリンマイ♪ ベェルアイ♪ ベァンユアドラァ~ム♪

シギィン♪


ロァック・ザ・プラァネット♪――ジャ~ンジャジャン♪

ロァック・ザ・プラァネット♪ ベイベェ~♪

ロァック・ザ・プラァネット♪ エ~ブリワァ~~~ン♪

――ズ~ンズズッズ~~ン♪――ジャカジャカジャン♪


ロァック・ザ・プラァネット♪ ウィルビィ~~♪――ジャ~ンジャジャン♪

ロッキン・ザ・プラァネット♪ ベイベェ~♪

ロァック・ザ・プラァネット♪ エ~ブリワァ~~~~~ン♪

――ズゥ~~~~~~~~……ゥ~~~ン♪

――チャッチャッチャッチャカッチャッチャ…♪――ジャーンジャジャーン♪




あくまで自分の耳に聴こえた通りに表してみた。(笑)
いやこの歌、レコード持ってるんで、歌詞知ってるんだけどね…。

唐突に済みませんが……自分が知ってる場合、歌詞はその通りに書いてくれっつう方…いらっしゃいます?
「自分の好きなアニソンを馬鹿にされてるようで不快」って方がいらっしゃいましたら、匿名で構いませんので御意見下さいませ。
貰っても最終的な判断は自分が下す積りですが(←じゃあ訊くなよ)、考慮する材料にはさせて戴きますんで。
ただこのまま行った場合、キャッツアイやバイファムが大変な事になると、先に断っておきます。(笑)

173~188話迄流れたOP曲は『Rock The Planet』、作詞はRalph McCanthy氏&松井五郎氏、作曲はタケカワユキヒデ氏、編曲は椎名和夫氏、歌ってるのはステファニー氏。

新シリーズになって、OPもパカパカ変更するようになりました。
…煩い監督が辞めちまったからかなと。(苦笑)
このOPに変更した頃のアニソン界は、英語歌詞が流行ったのです。
多分『キャッツアイ』の主題歌がヒットしたのを受けてでしょう。
思い起すに、この頃放送中だったアニメの主題歌の多くが、『キャッツアイ』の曲調によく似ていたなと。
…段々作品のイメージからかけ離れたアニソン主流になって来ましたね~。

このOP前のOP1本&ED2本をスルーしてる事を謎に思う方も居られましょうが、ぶっちゃけあんま好きじゃないからです。
歌は巧いが『うる星』らしくないんだもん。
映像も可愛いけど…円の中に大人しく閉じ篭ってる奴らなんて、らしくない…そいった理由から好きじゃありませんでした。(好きな方には御免)(汗)
『恋のメビウス』については、作監さんの修正がちょっと…。(汗)

で、この『ロック・ザ・プラネット』については、映像が兎に角凄い事から気に入ってる。
西島克彦氏が好き勝手描いてるのが窺えて楽しい。(笑)
ユーチューブに入ってたんで、宜しければ参考にどうぞ。(1番最後に在ります…音が出るので注意)(→http://www.youtube.com/watch?v=HYA9ccd0RCY)


え~今回次回は『この方に注目!』と題し、アニメうる星に関わったスタッフさんを勝手に紹介しようかなと。
毎度申し訳無いが、独断と偏見で選んでる事を、御承知下さいませ。(笑)



【演出】

・押井守氏…ぴえろシリーズ時代、チーフディレクターつまりは総監督を務めていた、人呼んでアニメ界のヒッ○コック。その独特なカラーで遂には世界進出。夢と現の狭間で独自の演出技法を貫く男。担当した回は、素人が観ても氏が担当したなと解るっつうのが凄いかと。出作品をよくパロる。シリーズ中で1つ代表作を挙げるなら、『あぁまぶたの母』。

・早川啓二氏…ぴえろシリーズ時代の演出家。押井氏と違い、なるたけ原作通りに演出する方だったが、1話30分形式になってからは、オリジナルシーンを挿入する様になって行った。ただ話の中で浮上がらないよう挿入出来る辺りに実力を感じる。でもギャグは苦手だったらしい…得意は所謂「イイ話」系。宮崎作品をよくパロってたなと。代表作は『パニックイン台風!』。

・小島多美子氏…ぴえろシリーズ時代の演出家。良くも悪くも「クサイ」演出が特徴。スタッフ間のアイドルだったのか(とも名前の語呂の良さからか)、よく名前を作中で使われていた。(笑)『パトレイバー』の「多美子さん」も多分氏の名前から。代表作は『サクラ・哀愁の幼年期』。うる星以降も『めぞん』や『らんま』といったルーミック作品の演出を、引き続き担当。

・安濃高志氏…うる星ではあまし表に出なかったけど、ぴえろ魔女っ子アニメシリーズの立役者として、アニメファンの間ではかなり有名な方。日常的なリアリティを重要視し、BGMを極限まで使わず自然音だけで表現したり、作中に生活時間を設定したり…この方が監督した作品のキャラは、シリーズで出て来た事件やゲストをちゃんと覚えているんですよ。代表作は『大金庫!決死のサバイバル!!』。映画『オンリーユー』では押井氏の片腕役を務めても居た。

・西村純二氏…ぴえろ時代~ディーン時代172話迄の演出を担当。130話~172話迄、アシスタントディレクターとして山崎氏を支える。映画『ビューティフルドリーマー』では押井氏の演出をアシスト。早川氏とは反対に、ギャグが得意で、シリアスが苦手だったよう。代表作は『ビンづめレター海辺の怪!』。うる星以降、『らんま1/2』で3代目監督に就任(70~143話迄)。

・吉永尚之氏…ぴえろシリーズ時代は主に原画担当、ディーン時代は演出を担当。良い演出家が不足していたとしか思えないディーン時代、押井氏や山崎氏にも負けない独特な演出カラーで、傑作を送り出して下さった。第三者の目で見ている様な、淡々とした演出が特徴。代表作は『ダーリンのやさしさが好きだっちゃ…』。うる星以降は『めぞん』の3代目監督(53~96話)、TV『パトレイバー』の監督に就任。

・望月智充氏…残念ながらうる星では、ディーン時代に2本しか演出して居らず…しかし安濃氏同様、ぴえろ魔女っ子アニメの立役者としてファンの間では有名。『クリィミーマミ』で氏が担当した回は、全て傑作の呼び声が高い。青春ドラマの様な酸っぱい作品が得意。代表作は『謎の坊さん登場!鐘つきバトルロイヤル』。その後『きまぐれオレンジロード』や、ジブリで制作したTVスペシャル『海がきこえる』の監督を務め、評判を呼んだ。

【脚本】

・伊藤和典氏…ぴえろ時代、押井氏とタッグを組んで、プロット作りに当っていた脚本家。お互いマニアックなので気が合ったんでしょう。(笑)ちなみに両氏の出会いは『ニルスのふしぎな旅(1980年放映)』迄遡るそうな。そのまま現在まで付合いが続いてるんだから凄い。代表作は『ドキュメント・ミス友引は誰だ!?』。『クリィミーマミ』や『パトレイバー(ゆうきまさみ氏、出渕裕氏と共同)』、『平成ガメラシリーズ』の原作者としても有名。

・島田満おぜう様…良い脚本家が不足していたとしか思えないディーン時代、世界名作劇場(実際1990年代の名作アニメシリーズの立役者である)の香り漂う様な名作を送り出して下さった。極めて優等生的な話を作る方なので、好き嫌いは分かれるでしょうが、うる星ではアクの強い演出家が多かった為、結果バランスが巧く取れていた様な気がする。代表作は『死ぬほど会いたくて!純情キツネ再び!!』。『クリィミーマミ』や『めぞん』でも脚本を数本担当。美人脚本家としてアニメ界では有名で、一時期ファンクラブまで作られていた程。氏の育ちの良さに注目したアニメーター芦田豊雄氏が、某アニメ雑誌でお嬢様キャラに仕立てた為、ファンの間では「おぜう様」と愛情込めて呼ばれる事に。(笑)…しかし腹を立てる事無く笑ってスルーする辺り、人間が出来た方だなと感心してしまった。(…って何か作品外の事ばかり語ってる気がする。)

【音響】

・斯波重治氏…ベテラン音響監督として、効果音やBGMのイメージ決定、声優陣の演技指導等を行った方。押井氏の良き理解者でも在る。うる星以降『めぞん』や『らんま』でも引き続き音響監督を担当。林原めぐみ氏、山口勝平氏といった、実力若手声優を発掘した偉い人。余談ですが『パトレイバー』の「シバシゲオ」なるキャラ名は、氏の名前と、声を担当した千葉繁氏の名前を合せて作ったそうな。

【音楽】

・安西史孝氏…主にぴえろ時代、BGMの制作を担当してた方。原作の大ファンだった事から、自ら音楽を担当させてくれと売り込んだとか。未だ業界ではシンセサイザー・サウンドが珍しかった時代、作品の世界観を表現するのに最も適していると主張、当初音響側から「効果音と被る」という理由で難色が示されるも強引に押し切ったそうな。しかしその甲斐有って、かつてアニメ界には無かったBGMと評判を呼ぶ。あの暴走シーンでお馴染みの「ツーター♪ツーター♪ツータカタッタッターー♪(←これだけでどーゆーBGMか解った方は超うる星マニア)」という音楽は、氏が生出したものです。『オンリーユー』BGMは氏の真骨頂と言えるのではないかと。



…字数がオーバーしそうなんで、声優&アニメーターさんは次回。(汗)





ヴヴヴヴヴヴヴ~~~♪ ヴヴ~~~♪

ヴヴヴ~~~♪ ヴヴヴ~~~♪

ヴヴヴヴヴヴヴ~~~♪ ヴヴ~~~♪

ヴヴヴヴ~~~♪ヴヴ~~♪ヴヴ~~♪ヴヴ~~~♪

アイウォンダァ~ドアロァ~ン♪ インザレェ~イン♪

アーワンスアポンタァ~イム…♪

エンイトワソコールド♪ ティルユケェ~イム♪

アンメディトソォ~ファ~イン…♪

エンベィベ・ベィベ・ユゥ~…♪…ズンズズズンズズズンズズ…♪

ユーチェ~ンジマイラァ~イフ♪ オ・ベイベェ~…♪

キャンユーフィリットゥ~~♪

ゲッダベタァ~…♪ エ~~ヴリィ~~デェ~~~~~イ♪

――ズゥ~ンズズズズン♪――ジャン♪

エヴリデェ~イアイフォーリンラァヴ♪
(エヴリデェ~イアイフォーリンラァヴ♪)

インラァヴアゲインウィズユー♪
(インラァヴアゲインウィズユー♪)

エヴリデェ~イユーフィルミア~ップ♪
(エヴリデェ~イユーフィルミア~ップ♪)

ウィズドリームユメェイカムチュー♪
(ウィズドリームユメェイカムチュー♪)

――チャッチャッジャカジャカジャン♪

エヴリデェ~イユー・ブリンザ・サァン♪
(エヴリデェ~イユー・ブリンザ・サァン♪)

エンチェースザナァイトア~ウェイ♪
(エンチェースザナァイトア~ウェイ♪)

――チャッチャッジャカジャカジャン♪

エヴリデェ~イマイプレェイシャスワァン♪
(エヴリデェ~イマイプレェイシャスワァン♪)

アイプレェイユアゴーオンステェイ♪
(アイプレェイユアゴーオンステェイ♪)

――チャッチャッジャカジャカジャン♪

ペレレレペレレレレェレレェ~~~♪ ペェレェレェ~~レェレレェ~~~♪

ペェ・レ・レェ~~~~~…♪



173~188話迄流れたEDのタイトルは『エヴリデイ』、作詞はRalph McCanthy氏、作曲はミッキー吉野氏、編曲は椎名和夫氏、歌ってるのはステファニー氏。

…無理にカナ文字で表すともう何が何だか解らんですね。(笑)
某イラストレーターの画調をパロッたっつうかパクッたっつうかなのですが(汗)…映像の雰囲気が好きです。
訳を読むと『うる星』の内容とは全く合わない事が解るんですが。(笑)
描いた方…「阿部司」とクレジットされてるのですが、絵から判断するに土器手司氏かなぁと。(違ったら御免)
あたるは最後にシルエットだけ登場するという。(全く出ないラブミーモアよりはマシか)(笑)
コメント
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