昨日は師匠のお伴で金沢で津軽三味線を弾いてきました。
有名な近江町市場に、「近江町いちば館」という再開発ビルが出来て、それのオープニングに合わせてのイベントだったようです。
その昔、30年ほど前にこの武蔵が辻近江町にほど近い歯科医院に就職して、それから2年ほどこの界隈に通勤していましたが、今では当時の面影は全くなくて、見知らぬ都会へ出てきたような感覚しかありませんでした。
会場へ着くと私たちのひとつ前のグルーブ、ブラジルのサンバグループが景気よくパフォーマンスをしています。この派手なグループの後はちょっと厳しいなぁとか思いながら皆さんと合流、準備をはじめました。
今回のグループは、5月の金木の全国大会に団体戦で出るメンバーが全員揃うと言うことで、予行演習のような感じでもありました。
加えて個人戦に出る人の最終調整、肝試し的なニュアンスでもありまして、皆さんかなり気合いが入ってました。
こちらは我が師匠の三味線で津軽タント節を熱唱する、私の姉貴分です。
武蔵が辻いちば館で30分演奏した後は、横安江町へ移動して再度演奏します。
横安江町もその昔通勤でよく歩いたのですが、昨年アーケードが撤去されてまるで違った空間になっていました。
むかしは、仏壇屋さんなどが多くてやたら線香の臭いがしたりして暗いイメージのアーケードだったのですが、オープンスペースの明るい感じに変わって、良いイメージの商店街になっていました。
その横安江町の真ん中で再度30分のステージです。
こちらは全員集合(師匠をのぞく)何故か珍しく師匠がシャッターを押してくれました。
こちらはマイミクのかすみンの後ろ姿。曲弾きを熱演中です。
後ろ姿なのでモザイクしませんでしたが、全体にモザイクしたほうが良かったですかねぇ(笑)
というわけで、楽しくライブを終えて地元富山に帰り、夕方からお弟子さん2号のお稽古に行きました。
で、二人で柔軟運動がわりの六段を弾いていたときのことです。
「ばちっ」という音がしたので、ありゃ、糸が切れたかな、と思って見てみると、何と皮が派手に破れていました。
今まで何度も皮はパンクしていますが、ほとんどがケースを開けてびっくり、というパターンで、演奏中に破れたのはこれがはじめてです。
昨日は屋外で長時間弾いていたし、空気も乾燥していました。加えて結構風も吹いていましたので、完全に水分が飛んでしまっていたのだろうと推測されます。
そんな高い三味線でもないのですが、永年使っていて、いろいろと改良して今では一番気に入って知る三味線だったのに、かなりショックです。前回の張り替えから1年5ヶ月、賞味期限が切れにかかっていると言えばそうなのですが、ショックにはかわりありません。
空気の乾いている時期です、皆さんも注意しましょうね。