週末の顛末記です。
17日土曜日は武道館で郷土民謡協会の全国大会、18日は靖国神社で津軽三味線シニア全国大会でした。
とにかく疲れました。
週が明けて水曜日になってようやく疲れが取れてきました。
もう若くはないので、そろそろこんな強行スケジュールは無理です。
16日金曜日の夜に、となみ野民遊会チャーターのバスで一路東京へ向けて出発します。
男性軍はバス後方の座席を回転させてサロン風にして、あっという間に居酒屋状態。
ただ、横向きに座って飲みはじめたため、何だか酒に酔う前にバスに酔ってしまって調子が出ません。やはり前向きに座って飲まないとダメですね。
大量に飲んでトイレばっかり行ってるのも迷惑なので、いい加減に沈没します。
バスの中はなかなか熟睡できず、1時間ほどうとうとしただけで早朝に九段会館へ到着、朝食バイキングの後、武道館へ移動します。
とりあえず荷物を下ろした後、夕方の出番までかなり時間があるので、元気な者だけで浅草へ観光に行くことになりました。
関西は若い頃住んでいたこともあって何とかわかるのですが、東京は全く未知の領域です。
案内看板を頼りに地下鉄を乗り継いで浅草へ何とかたどり着きました。
小学生の頃に両親に連れられて浅草へ行ったことを思い出しました。今から40年以上も前の事です。
しかし、人出の多さに驚きます。それも行き交う人の言葉はとにかく中国語の多いこと多いこと。
中近東系の人も多いし、欧米系の人も多いし、さすがに東京だなと感心しました。
お昼過ぎに武道館に戻り、明日のシニア津軽三味線全国大会に向けて、武道館横の公園で1時間半ほど津軽三味線の練習をしました。物珍しいのか皆さん立ち止まって見ていかれます。
警察官や私服刑事が何度も私の前を行ったり来たり、決して怪しい者ではありませんって・・・。きっと警備で走り回っているのでしょうけど(^^ゞ
夕方から郷民合唱の部で「といちんさ」の伴奏で尺八を吹きます。続いてヤングの部で出場のお姉さんの「越中おわら」の伴奏で尺八を吹きます。
どちらも何とか無難にこなしてこの日は終了。
合唱の結果は4位入賞。やはり数の力には勝てません。
合唱の部の順番待ちの時に、マイミクののぶやまさんと遭遇。弘前や東京でばったり合うなんて世の中狭いですね。
夜は皆さんバスツアーでの寝不足を物ともせず、大盛り上がりの宴会へ突入。さらに宴会後はラーメンを食べにタクシーで水道橋まで出かけました。みんな本当に信じられないほど元気です。
18日はいよいよ今回のメインイベントのシニア津軽三味線全国大会です。
となみ野民遊会バスツアーの皆さんは軽井沢で観光をしてから帰られますが、私は東京に居残りです。
朝食後、皆さんを見送って、九段会館から靖国神社まで数百メートルということなので、重い荷物を持って歩き始めます。
靖国神社はほんとすぐそこなのですが、ずっと上り坂なんです。鳥居をくぐってからもずっと上りが続いて汗だくになって能楽堂へ。良い運動になりました。
ここで、まず第1回目の不思議な現象が・・・・
能楽堂前の椅子に腰掛けてメールを打ち始めたわけですよ、ところが携帯のディスプレーが突然真っ暗になるんです。キーも受け付けなくなってしまい、蓋を閉じて再び明けると復帰するのですが、この現象が10回以上繰り返されました。
しかしこの現象、能楽堂の前だけで発生して、この後今日に至るまで全く問題なく動いているんです・・・・何か寒いものを感じませんか。
なんせ、多くの英霊達が眠る靖国で、能楽堂前の桜の木には、各戦線から生還した皆さんから寄贈されたという標が掲げられているし、不謹慎にもちゃらちゃらと携帯でメールなんかしている私に対する警告だったのではないかと思い、早々に神社への参拝をすませて集合場所の靖国会館へ向かいました。
さて本番です、60歳代の部はたくさんのエントリーがあって超激戦でしたが、なぜか50歳代の部はエントリーが少なくて、逆に言えば少数激戦でした。
じょんから中節の曲弾きは今回が最後、集大成のつもりで弾きました。
結果は50歳代の部で2位、優勝は石川県の同門のお姉さん、さすがにキャリアが長いので余裕の優勝ですね。
木田の同門でワンツーだったので、嬉しい限りです。
団体の部は結果2位、優勝した団体には技術では勝ったつもりですが、数で負けたようです。我が方は5名、敵方は23名でしたので勝負ありってとこですかね。
悔しいことに前日の合唱に続き、この日も数の力を見せつけられました。
今回の大会は、靖国神社への奉納演奏ということも兼ねているので、神社からも感謝状をいただきました。
さて、2回目の不思議な現象ですが、能楽堂で演奏しているところをデジカメで撮ろうとしたら、それま全くトラブルのなかったデジカメが突然「カードが異常です」という表示をして、それっきりシャッターも切れなくなってしまいました。
やっぱり能楽堂はちょっとまずいのかなぁぁぁ、って確信しました。
私は霊的なものには異常に敏感なところがありますので、これ以上無用のトラブルを差避けるためにデジカメはそのまま使わずにかたづけました。
自宅へ帰ってカードをチェックしてもデータは壊れたまま復活ならず、結局今回の東京ツアーで撮った写真は全滅ということになりました。
ひょっとしたらカードやデジカメ本体、携帯に問題があるのかも知れませんが、何かこれ以上騒がされたくないという力があったように思えてなりません。
というわけで、残念ながら今回の画像は携帯で撮ったのが数枚あるだけでした。
表彰式の後、大條先生の講演や、数年前に金木大会で仁太坊賞を取った西村しのぶさんの演奏などがあり、午後6時過ぎに閉会となりました。
帰りは夜行寝台なのですが、ちょっと時間が空いてしまったので、とりあえず上野まで行って三味線や荷物をコインロッカーに入れてから、夕食を取ったりカフェで時間を潰したりして午後11時には列車の中へ。
ところが信号故障とかで発車時間になっても一向に動きません。結局2時間半遅れで発車、そのままの遅れで走って、予定では午前6時前に高岡に着くはずが、なんと8時半に到着でした。
最後の最後までトラブル続きでしたが、何とか無事に帰還、ようやく平常な毎日に戻りつつあります。