今日は氷見市中心部でイベントでした。
ハナマチ・ロマンティスク ~氷見・遊郭・和体験~
というイベントです。
場所は旧氷見市役所の裏手にある、旧遊郭「大濱楼」だった建物を、地元の企業が買って改築された「無尽蔵」という建物です。
昭和13年の氷見町大火で消失した建物を、能登の木材を使って再建されたということです。
私の生まれ育った実家は、旧遊郭街の一角にありました。
私が生まれた昭和31年に施行された「売春禁止法」によって、各妓楼は転業を余儀なくされ、料亭に変わったり、細々と芸者さんの置屋さんを続けているところもありました。
廃業して妓楼の建物のまま住宅として住んでおられる家も多くありました。
大体においてこの町内の建物はほぼ同様の作りになっていて、少年時代に友人宅へ遊びに行くとよく似た構造の家ばかりだった記憶があります。
玄関が比較的広くて、すぐに幅の広い立派な階段があります。
廊下がずっと奥まで続いていて、中庭があったりします。その廊下の一番奥に当時ではかなりおしゃれなタイル張りのトイレがあり、裏戸があります。
奥の方には幅の狭い階段があって、かくれんぼするにはうってつけの構造でした。
また、廃業して普通の住宅になっているのに昔の妓楼の屋号をそのまま使っている場合も多く、「○○楼さん」「△△楼さん」と祖母や親が呼んでいたのを覚えています。
その意味を知るのは20歳を過ぎて地元を離れてから後の事でした。
さて、そんなノスタルジーにしばらく浸かっていましたが、今日は三味線体験の講師です。
ワンコインで、30分の三味線体験。
なかなか良い企画だと思い、ほぼボランティアですが引き受けることにしました。
実はかなり赤字でした・・・(^^ゞ)
定員5人ということで、自分の所有している民謡三味線2丁に、三味線屋さんから3丁レンタルしてなんとか5人分の三味線、指掛、撥、駒を確保しました。
30分の体験を2回、計10人はあっという間に予約が埋まったそうです。
なかな敷居が高いと言われている和楽器ですが、やってみたくても二の足を踏んでいる人は多いはずです。
三味線屋さんにいきなり行って教室を紹介してもらうというのはなかなかハードルが高いです。
そんなところにワンコイン30分の三味線体験は、大変良い企画だったと思います。
どんな曲をやれば良いか考えた末、30分で「さくらさくら」を弾こう!ということにして、三味線文化譜を書いて、今日に臨みました。
さて、朝8時に自宅出発。
私の三味線を含めて6丁の三味線を会場の2階に搬入します。
調弦してすぐに三味線体験ができるようにスタンバイして一旦ケースに入れます。
2回ともに、日本舞踊の体験の後で三味線体験になるので、一旦邪魔にならないところへ移動。
待ち時間の間に展示してある着物の写真を撮ったり、展示物や各所も写したりして時間潰しました。
三味線・日舞体験のスペース
二階に見える丸いのは月を模しているそうです。
で、三味線体験です。
1回目はちょっと模索状態でしたが、なんとか皆さん30分で「さくらさくら」を弾けるようになりました。
これで三味線にもっと興味を持っていただければありがたいのですが。
全員三味線を触るのは初めてという方ばかりでしたが、なんとかできるものですね。
30分ではどうかなと不安でしたが、良かったです。
2回目は1回目の反省を生かして無難に30分を乗り切りました。
ギャラリーから拍手が出るなど、ちょっとびっくりでした。
では、三味線体験の模様をば・・・
最後に、ウチの家内とその友達です。
頂き物ですが。
今日は天気予報では、ところにより激しい雨が降るとの事でしたが、良い方に外れてあまひどい雨が降ることはありませんでした。
「降る降るサギやね」と言っていましたがあまり降らなくて良かったです。
ただ、湿度が高くて汗が流れて大変でした。
またワンコインの三味線体験を企画してもらいたいと、主催者に伝えておきました。
ぐったり疲れましたが、楽しい一日でした。
ハナマチ・ロマンティスク ~氷見・遊郭・和体験~
というイベントです。
場所は旧氷見市役所の裏手にある、旧遊郭「大濱楼」だった建物を、地元の企業が買って改築された「無尽蔵」という建物です。
昭和13年の氷見町大火で消失した建物を、能登の木材を使って再建されたということです。
私の生まれ育った実家は、旧遊郭街の一角にありました。
私が生まれた昭和31年に施行された「売春禁止法」によって、各妓楼は転業を余儀なくされ、料亭に変わったり、細々と芸者さんの置屋さんを続けているところもありました。
廃業して妓楼の建物のまま住宅として住んでおられる家も多くありました。
大体においてこの町内の建物はほぼ同様の作りになっていて、少年時代に友人宅へ遊びに行くとよく似た構造の家ばかりだった記憶があります。
玄関が比較的広くて、すぐに幅の広い立派な階段があります。
廊下がずっと奥まで続いていて、中庭があったりします。その廊下の一番奥に当時ではかなりおしゃれなタイル張りのトイレがあり、裏戸があります。
奥の方には幅の狭い階段があって、かくれんぼするにはうってつけの構造でした。
また、廃業して普通の住宅になっているのに昔の妓楼の屋号をそのまま使っている場合も多く、「○○楼さん」「△△楼さん」と祖母や親が呼んでいたのを覚えています。
その意味を知るのは20歳を過ぎて地元を離れてから後の事でした。
さて、そんなノスタルジーにしばらく浸かっていましたが、今日は三味線体験の講師です。
ワンコインで、30分の三味線体験。
なかなか良い企画だと思い、ほぼボランティアですが引き受けることにしました。
実はかなり赤字でした・・・(^^ゞ)
定員5人ということで、自分の所有している民謡三味線2丁に、三味線屋さんから3丁レンタルしてなんとか5人分の三味線、指掛、撥、駒を確保しました。
30分の体験を2回、計10人はあっという間に予約が埋まったそうです。
なかな敷居が高いと言われている和楽器ですが、やってみたくても二の足を踏んでいる人は多いはずです。
三味線屋さんにいきなり行って教室を紹介してもらうというのはなかなかハードルが高いです。
そんなところにワンコイン30分の三味線体験は、大変良い企画だったと思います。
どんな曲をやれば良いか考えた末、30分で「さくらさくら」を弾こう!ということにして、三味線文化譜を書いて、今日に臨みました。
さて、朝8時に自宅出発。
私の三味線を含めて6丁の三味線を会場の2階に搬入します。
調弦してすぐに三味線体験ができるようにスタンバイして一旦ケースに入れます。
2回ともに、日本舞踊の体験の後で三味線体験になるので、一旦邪魔にならないところへ移動。
待ち時間の間に展示してある着物の写真を撮ったり、展示物や各所も写したりして時間潰しました。
三味線・日舞体験のスペース
二階に見える丸いのは月を模しているそうです。
で、三味線体験です。
1回目はちょっと模索状態でしたが、なんとか皆さん30分で「さくらさくら」を弾けるようになりました。
これで三味線にもっと興味を持っていただければありがたいのですが。
全員三味線を触るのは初めてという方ばかりでしたが、なんとかできるものですね。
30分ではどうかなと不安でしたが、良かったです。
2回目は1回目の反省を生かして無難に30分を乗り切りました。
ギャラリーから拍手が出るなど、ちょっとびっくりでした。
では、三味線体験の模様をば・・・
最後に、ウチの家内とその友達です。
頂き物ですが。
今日は天気予報では、ところにより激しい雨が降るとの事でしたが、良い方に外れてあまひどい雨が降ることはありませんでした。
「降る降るサギやね」と言っていましたがあまり降らなくて良かったです。
ただ、湿度が高くて汗が流れて大変でした。
またワンコインの三味線体験を企画してもらいたいと、主催者に伝えておきました。
ぐったり疲れましたが、楽しい一日でした。