黄昏れたフクロウ

黄昏が近づくとフクロウは飛び立つ準備を始めます。暗闇で木に激突。最近は夜目、遠目が効かなくなって来ました。

カセットテープの虫干し

2021-06-20 | 修理
 最近虫干しにハマっている。

 ただ、我が家の虫干しは衣服や本に付く虫を退治しようとするのではなく、カビ対策が主な理由だ。何しろ我が家は湿気が多い。虫干しというより風通しというのが実態に近い。

 カメラのカビ干しを終え、さて次は何をやるか。



 我が家に眠っている200本ほどのカセットテープだ。

 50年ほども前、若者は、オープンリールには手がだせず、それでもレコードの次はテープだと、カセットテープを色々買い集めた。
 
 クラシックからポピュラーまで雑多に集まっている。



 自分で録音したテープもたくさんある。



 このところこれらを聴く機会が殆どなかったが、最近ラジカセが見直されているということで引っ張り出してきたら、カビが生えているテープが出たきた。



 これはいけないと、テープの虫干しをすることにした。

 ケースをアルコールで拭き、カセットデッキとラジカセを総動員して最初から最後まで再生するという作業を延々と続けた。



 同時に8本も再生するから内容をすべて聞くわけではない。出だしをちょっと聞いて問題なければあとは勝手に機械にやってもらう。

 問題が発生したのは1970年代のラジオ番組を録音したテープが再生された時。それは、愛川欽也のパックインミュージックだった。ケースにもカセットにも何も書いていない生テープのような状態のテープから懐かしい声が聞こえてきたのだ。

 本の虫干しをやると本を読み始めてしまい全然はかどらないということになるが、ここでも同じことが発生した。50年前にタイムスリップし、懐かしさに涙を流しながら1時間。カセットにしっかりタイトルを書き、録音禁止の爪を折り、大事にしまっておくことにした。



 こうなると野沢那智と白石冬美のパックインミュージックもあるはずだと、一本一本確認することになり、急に作業効率が落ちてしまった。

 あと100本ほど。いつになったら終わることやら。


人気blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。