Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

早慶戦の意義

2010-06-01 | 日本の教育一般
東京六大学春季リーグ最大の山場、早慶戦が終わった。
早稲田残念ながら力及ばず、慶應に勝利の女神は微笑んだ。
斎藤佑ちゃんも1戦目を完投し、3戦目で疲れがでたのか・・・
私はテレビで2試合目しか見れず、佑ちゃんのライブな雄姿は見れなかった。
抑えのエース(でいいのか?)大石君の好投を初めて見て、「よっしゃ、早稲田いける!」と期待したが・・・

「斎藤世代」とタイトルが大きくでていた雑誌を立ち読みしたら、早稲田大学出身のもと頭脳派ピッチャー、小宮山の分析では、佑ちゃんと大石君の投球フォームを比べると、佑ちゃんより大石君のほうが足が上がっていると指摘。たしかに、写真ではそうだ。
球速も大石君の方が速い。
2人とも今年のドラフトの目玉。

慶應の監督の江藤氏も早慶戦前のインタビューで、「佑ちゃんを打ち込む」と宣言し、あの斎藤の時代にどれだけやったかを印象づけたいようなことを言っていた。慶應の選手たちはかつて王ともプレーしたこともある監督の指示で1日1000本の素振りをしてファンダメンタルな練習を続けていたという。

佑ちゃんの実力がどのぐらいすごいのかわからないが、「松坂世代」のような「斎藤世代」という名前がつくほど大きな影響力を持つ選手で、早慶戦で優勝が決まるというお膳立てもあって、その斎藤を打ち崩し、優勝を成し遂げた慶應の選手たちの歓喜はいかばかりか!

そんな大きな大きな試合である早慶戦に学校をあげて応援しに行った息子たち。
1試合目だったので、負け投手になったが、佑ちゃんの好投する姿を焼き付けながら、歴史ある神宮球場の早慶戦の独特な雰囲気を味わっただろう。

息子が帰ってきたら、佑ちゃんのことを根掘り葉掘り聞く。「ユウちゃんって・・・」
そのたびに、息子は自分のことを言われたと思い、「(ユウちゃんの前に)斎藤とつけろ!」とおこる。
うちの息子も呼ぶときは小さな頃から「ユウちゃん」と私から呼ばれてきたためだ。

さて、息子が持ってかえってきた紙は応援歌だらけ。
「早稲田大学校歌」「紺碧の空」「ひかる青雲」など12歌も書かれている。
息子の話では、試合前、試合途中、試合後と3回も校歌を歌ったらしい。
その紙の冒頭に「試合前、七回守備時、試合終了後に行われるエール交換は、相手校の健闘を祈り、讃える伝統ある文化です。エール交換には、ご起立、御脱帽の上、私語はお控えください」と書かれている。
「打倒 慶應」「2010春 早稲田」と書かれた早稲田カラーの厚紙の棒を一斉に振りながら、声を振り絞ったのか。

息子の高校は、新入生だけ早慶戦の応援にかりだされたという。
2試合目のテレビに映し出された外野席は学生たちがみんな一心不乱に手をふりながら応援していた。
自分たちが近い将来進むであろう大学の野球部を応援できる幸せ。
その野球部は世間の注目度ナンバーワン。
ライバルの慶應の附属校の高校生たちも同じ気持ちであろう。
入学して間もない高校生が1つになって早慶戦を盛り上げる意義は大きい。


写真は息子がもらってきたタオルと応援グッズ


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5 コメント

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Unknown (tomo)
2010-06-02 13:28:48
kuniさん、調子はいかがですか?
お忙しい上にお子さんの具合がよくない…なんて、気分もかなり下がりますよね。専業主婦の私だって家族が具合が悪ければ同じですもの。
少しでもゆっくりと出来る時間が取れるといいですね。

早慶戦、我が息子も同じ日に応援に行っていました。慶應に進んだ友達も来るということで、実際球場で会えたかは分かりませんが、kuniさんの息子さんと同じ場所で応援していたのですね。

去年の今頃「もし、早稲田に入れたら来年、佑ちゃんが投げる早慶戦、見に行けるんだよね?」って言っていた息子を思い出すと佑ちゃんが投げる日に応援に行けただけでも感激だったと思います。

こちらでは土曜日の試合は放映されず、日曜日は放映されたのですが、下の子のソフトボールの大会で見れずでした。

応援グッズも頂いてるのですね。
息子とは最近スカイプしてないので、話をじっくりしてません。聞きたいことはたくさんあるのですが…。

kuniさん、無理されないでお身体大事にしてくださいね。
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同じ日に応援したのか! (kuni)
2010-06-02 18:11:21
そうですか、なんと同じ日にそちらの息子さんの学校も応援だったんですね。
お互い知っていれば野球好きの帰国同士で大いに盛り上がったかも・・・

息子の話では、息子たちはそちらの学校は「石神井」と呼んで、自分たちの学校は「ガクイン」と呼ぶとか。
そちらは勿論自分たちの学校は「ガクイン」で、息子の学校のほうを場所で呼ぶんでしょうね。
まあ、兄弟みたいな感じがしますね。
交流がもっとあればいいのに・・・

ご心配いただきありがとうございます。
下の息子もやっと元気をとりもどしつつあり、ほっとしています。
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良かったですね。 (tomo)
2010-06-03 09:21:40
息子さんも良くなりつつありそうで良かったです。

そうなんですか…、学校の呼び方は自分たちのほうを「ガクイン」と呼ぶのですね?面白いですね…。
「兄弟」という表現がぴったりですね~。

その「兄弟」のガクインのお話をブログを通してうかがえるのを楽しみにしています!!
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良かった~! (waiukitako)
2010-06-03 12:59:17
お久しぶりです。
下の息子さん、回復されてきて、ホントに良かったですね。
子どもの病気は親にとってつらいとてもつらいことですよね。
我が家の息子も昨日一昨日とダウン。中間テストの最中だったので、這うようにして学校に行きました。
(なんでこんなときに…)

早慶戦、息子の学校は秋に応援に行きます。齋藤君の投げる姿が見られるかな?(私も見たい~)
きっと盛り上がるでしょうね。(「紺碧の空」、ときどきお風呂で歌ってます)

これから高校野球の予選が始まります。
その応援もけっこう力が入るようです。
私も見に行っちゃおうかな、と思っています。

それにしても、7月の学校予定表を見たら、テストのあと登校日がほとんどない。信じられなーい。私立って、みんなそうなんでしょうか?
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楽しかったです! (kuni)
2010-06-06 13:30:14
waiukitakoさん、ついにお会いできて、楽しくお話ができてよかったです!
ブログを通して知り合うというのもなかなかめずらしいですが・・・
早稲田という共通点が大きいですね。
こういう出会いも大事にしていきたいですよね。

イルカ君も高校でがんばっているとのこと。
お互い息子たちに合った学校に入れてよかった。
昨日は、初めての保護者会で、すごい人数の保護者に圧倒されました。


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