Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

「第10回子ども国会」開催!~中高校生が熱い討論をかわす!~8月15、16日オリンピックセンターにて

2013-08-13 | 日本の教育一般
ブログに長いことご無沙汰ですみません。
いろんなことはさておき、今日はこの夏の中高生の重要イベントの一つ「第10回子ども国会」の紹介をしたい。

子ども国会とは全国から中高校生たちがオリンピック記念青少年総合センターに集まり、1泊2日をかけて、各分科会に分かれて討論し、「子ども国会宣言書」をまとめ、参議院会館にて発表し、模擬ホールで本会議を開き、採択を行うというエキサイティングな行程をたどる。
参加した子どもたちが子ども議員として議員や各省庁に政策提言として提出する、という社会的に大変意義のある活動である。
文科省も後援し、企業からの協賛や3つの団体が協力している。

私が子ども国会を知ったのは、長男が高1の夏にこのイベントに初めて参加したときだ。
息子は充実した時間を過ごし、すぐに子ども国会実行委員となり、このブログでもそのことにふれた。
あれから3年・・・その間息子や実行委員の友達たちが学生生活と両立させながら、隔週の週末コツコツと活動を展開する姿を見てきた。

去年の夏の「第9回子ども国会」は、中学生の次男も初めて参加し、次男の小中学生の友達も参加し、充実した時間を過ごしたようだ。
次男の分科会では、「日本xスポーツ」という分科会で討論し、日本のスポーツ政策への提言を時間をかけてまとめた。



その他の分科会は、「働くとは」「教育~伝わる仕組みを作ろう~」「日本の難民と私たち」「経済格差」「成人~大人ってなんだろう~」
この時の子ども国会の模様は進学ナビ(日経進学Navi改め)が取材し、詳しくレポートしているので、興味がある方はぜひ一読を!http://daigaku.shingakunavi.jp/p/contents/student/mizukara/case01.html

さて、今週15日から16日まで開催される子ども国会の分科会は、「本当にあるべき先生の姿とは」「これからのエネルギー問題~原発事故をふまえて」「仕事と育児~子育ては誰がする?~」「改めて考える選挙制度とこれから~今、僕らにできること~」「これからの震災とどう向き合うか」「わたしたちとメディア」と私たち大人も参加したくなるような興味深い内容ばかり。
子ども国会実行委員のメンバーたちが時間をかけてリサーチや準備をし、各分科会ファシリテーターとして、討論をリードしていく。

15日の開会式には、衆議院議員小泉進次郎氏も応援にかけつけて、参加者にメッセージも届けてくださるという。
毎年衆参両議員からの応援メッセージも文書で届き、去年は文部科学大臣の下村博文氏や世田谷区長の保坂展人氏からのメッセージも冊子の中に入っている。


冊子「第9回子ども国会へのメッセージ」 井上信治氏、小川勝也氏、神本みえ子氏、城井崇氏、下村博文氏、鈴木寛氏、橘秀徳氏、谷博之氏、橋本きよひと氏、保坂展人氏、松木けんこう氏、横光克彦氏からのメッセ―ジの中の一部、p8-9

過去の子ども国会では、議員や省庁の人々にロビイング(意見交換会)活動を行っていて、2012年は厚生労働省の職員の方々と意見交換会をし、2011年に保坂氏、2009年に小沢一郎氏や原口一博総務大臣など、2008年は文部科学省徳永保高等教育局長、前川喜平審議官にロビイング活動を行っている。(「第9回子ども国会報告書」p20より)

子どもたち自身がとことん社会問題を考え、子どもたち同志で徹底的に討論し、自分たちの考えをまとめていき、政治家や省庁の人々へその意見を提言するという貴重な経験を与えてくれる子ども国会という場所。
いつか子どもたちの意見が国の政策を変えるヒントになるかもしれない。
そして、子ども国会の一番の大きな宝は、中高大学生たちのネットワークの輪が広がるということだろう。
今年も子ども国会の成功を祈っている!
実行委員の皆さま、本当にご苦労さまです。

「子ども国会」に関する問い合わせ: 子ども国会実行委員会

〒157-0062
東京都世田谷区南烏山6-6-5 安藤ビル3F(特活)フリー・ザ・チルドレン・ジャパン内

E-mail: info@kodomo-kokkai.net

HP: http://kodomokokkai.web.fc2.com

Twitter: @kodomo-kokkai









最新の画像もっと見る

コメントを投稿