Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

ハーパー・カレッジの春学期の成績来る!

2008-05-31 | ハーパー・カレッジ
昨日、ハーパー・カレッジの春学期取っていた「デッサン2」のクラスの成績表が送られてきた。今回は、忙しくて、日本に3月一時帰国して、クラスも休み、プロジェクトによって、メタメタの評価があったので、「B」を覚悟していた。

しかし・・・封を切ると、なんと「A」。ウーン、最後のコラージュ作品で、思い切り盛り返し、その作品が教授のペリーも気に入り、サンプル作品として大学に保管されたとはいえ、不思議だ。かなり、ペリーの恩恵ありか。ペリーに感謝!

ペリーとは、「デッサン1」からの付き合いで、お互い性格も良く知り合うほど、仲良くなっている。(ちょっとした喧嘩もするほど)ペリーは、アーティストゆえ、教授くさくない。突然、床に寝そべったり、とんでもない言葉を発したり、ハーパーの教授陣の中でも、ユニークな部類だろう。

「まあ、いっか。取ってしまえば、こっちのもの。」と私は、一気に心配が吹っ飛び、GPA(今までのクレディットのクラスの成績の平均値)をチェック。30時間(1科目3時間なので、10科目取ったということ)で、3.90ポイント。「A」が4ポイントなので、限りなくオールAに近い成績。1回だけ文学の「創作詩」のクラスでBを取ったためだ。「フィクション」のクラスでもBを取ったことがあるのだが、もう一度別の教授の「フィクション」のクラスでAを取ったので、「フィクション」の評価はいいほうのAとめでたくなった。

アメリカの大学の成績というのは、一生生きているようで、大昔、留学していたときに取ったクレディットのクラスの成績というのも、その大学に頼めば、その時の成績をハーパーに送ってくれて、加算されるクラスもある。たとえ、日本に帰国しても、ハーパーでとったこの成績は、ずっと生き続け、いつかまたアメリカの大学に通うときがあれば、加算される。まさに、生涯教育だ。同じクラスを何度も取るおばちゃんもアート・ディパートメントにはいるようだ。ハーパーのようなコミュニティ・カレッジは、学費も安く、低所得者の家族に属する学生たちや年配の人々にも入りやすい。いつでも、簡単に入れて、一つのクラスだけでも取れて、いつでも継続できるアメリカのコミュニティ・カレッジのようなシステムが日本にもできるといいのに。留学して、日本にずっといて、アメリカの大学にもどるのが夢だった私。「いつの日かアメリカの大学を卒業できたら、いいなあ。」とかなわない夢をいだいている私なので、多少つらくても、ハーパーに通い続ける日々だ。


写真は、教授のペリーと同級生のヒロミさんと、ハーパーのアート・ディパートメントにあるギャラリーにて。今学期が終わって、みんなほっとしている。ことのきは、ハーパーの学生のいい作品が展示されていた。このギャラリーは、各地から有名なアーティストの作品展も行われる。

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