祖父のこと

会うことのかなわなかった祖父をみて　若き姿をうれしく思ふ

新聞を読むのが好きな少年が　仲間と奏でるマンドリン会

若くして旅立つ祖父の未来知り　未来が過去となる我が（わが）見ゆる　　

「見ゆる」で合っているかどうかは？　「今見ている」ことを表わしたいのですが。。。



３２歳で、母が２歳の時に他界してしまっている祖父。

祖父の若き姿、仲間と集い、マンドリンを奏でる姿。またその成長と青春を謳歌していた様子に嬉しく思ったこと、
その若くして亡くなってしまう未来を知っている私が「若き日の写真」を見ていることの複雑な気持ちを詠んでみました。

会ってお話してみたかったです。どんな声だったのかなぁ。

スイスより友が来て～

透き通る葉っぱのもとで片手振る　スイスの友と秋を楽しむ

散歩道　向かいの山の錦織　夕陽がさして輝きひかる

バス行きて私の片手に忘れ物　もいちど再会大笑いする　



日々の記憶の短歌です。

バス停で盛大に手を振って「さようなら～またね～～」とバスを見送り、

その直後にわが腕を見たら、渡すはずのお菓子がぶら下がっており、驚き慌てふためいて、私はタクシーで追いかけました。

またドジ話が増えてしまったの巻…デシタ。