今回のレンタカーははじめてのハイブリッドカーで、当初まったくガソリンが減らなくて驚いていました。初日は120km弱、長崎は電車で観光、フェリーで移動したせいもあったが、、、
ハイブリッドの仕組みはよくわからないけど(^^ゞ表示板を見てみると、アクセルを踏んでいない時にはバッテリーとつながっていて、アクセルを踏むと、ガソリンのマークのようなものと矢印がつながるので「なるほど、、」と思ったりした。
阿蘇の山道を走ったころから一気に減ったので今晩の高千穂→宮崎へのドライブにガソリンが心配だったので給油、、我が家のノアちゃんの感覚で「20リットル」と言ったら、、実はFLメーターのラインが半分以下だったのに、20リットルも入らなかったらしい(^^ゞあれっ?ハイブリッドカーはタンクも小さいのか(^^ゞ
ガソリン満タン返ししなくてもいいのだからカスカスで返却しようと思っていたのだけど(笑)知らない田舎でガソリンが無くなるのだけは嫌だったので、いたしかたない。
それはともかく道路の案内板に「高千穂駅」という表示があったので、「ちょっと寄り道しよう!」と探していったのだけど、、あれっ?ナビちゃんがおかしいのか?見つからない(^^ゞ
実は鉄道は廃線になっていて、「高千穂駅」というのは実存しなかったのです。「駅前通り」という通り名は残っているのですけどね、、国土交通省にでもコメントしてやろうか、、などと思ったりしたけど、佐保姫が気がついた「車の看板を見る人は普通、鉄道の駅は探さないんじゃ?」確かにね、、わざわざ探して走っているって私たちだけ(笑)
「道の駅高千穂」にも寄ってみました。ここは午後6時まで営業です。大きな能面のような石のオブジェが目立っています。この女の子のキャラクターは「うずめちゃん」
「きなこの漬物」とチーズ饅頭と手作りミニドーナッツだけお買い上げ。
最後になったが、やっと「高千穂神社」にごあいさつ、、神話の総本家という気持ちもあってとても期待が高まります。歴史の長さが迫ってくる気がします、
「夜神楽」もこの神社の中で行われるので、一旦車に戻って先ほど買ったチーズ饅頭やいきなり団子や持参したスナック菓子を食べて運転手は仮眠、、
何ともエンゲル係数の低いツアーです。
午後8時からの「夜神楽」ですが、畳敷きの会場だったので早めに行かなくてもいいかな?でもおばちゃんは「今日は土曜日だから結構来るかも、、7時から開場です」と言っていた。
ということで間をとって7時半に車から離れて坂道を登っていきます。料金は700円也。
いっぱいになったら300人くらい入るという会場ですが、観光バスこそ来なかったけど、あっという間に各旅館から送迎された浴衣姿の観客が増えていっておそらく120-30人はいたと思います。舞台の上にしめ縄や白い紙をレースのように切り抜いたもので飾られているのが気になります。神主さんのご挨拶に続いて本来の33編のうち、4編が上演されます。
最初は「手力雄の舞」は天照大神が天の岩戸にお隠れになったので、力の強い手力雄命が天の岩戸を探し出すため静かに音を聞いたり、j考えたりする様子を表現しています。
2番目:「鈿女の舞」は天の岩戸の所在がはっきりしたので岩戸の前でおもしろくおかしく舞い、天照大神を迎え出す舞です。一説にはストリップ説もあるので、、思ったよりも上品(笑)
3番目:「戸取の舞」は天の岩戸の戸の所在がはっきりしたので、手力雄命が岩戸を取り除いて天照大神を迎え出す舞です。腕の筋を強調したり、とにかく引き込まれました。
はがした2枚の戸は1枚は長野県の戸隠、、には聞き取れたのだけど、もう一枚は?
しめ縄は漢字で「注連縄」と書くらしく、糸の字の象形を成す紙垂(しで)をつけた縄をさす。標縄・七五三縄とも表記するとあるように、7本5本3本とセットになって四方に飾られていました。
最後は「御神躰の舞」でイザナギ・イザナミの2神が酒を造ってお互いに仲良く飲んで、抱擁し合い、極めて夫婦円満を象徴している舞です。
とはいえ、本来の夜神楽は収穫を神様に感謝しつつ、ごとの大人の娯楽だったようで実際は夜中中盛り上がって、お子様にはみられないような場面もあったとか(笑)
4幕はイザナギ・イザナミの神様も客席に入ってのいたずら合戦、と嫉妬合戦が繰り広げられます。ノリのいいお客さんがいると、言い寄られた奥さんかばって、イザナギに対抗して行ったりしてなお面白かったです。
最後は神主さんの謡のおまけと、ちょっとした宣伝!「夜神楽」は365日観客一人でも続けてきているそうで、「何もない田舎ですが、、ぜひまたお越しください」と好感のもてるご挨拶。
せっかく高千穂に行ったらこれは見ることをお勧めします。多くのツアーではほとんど入っているのかもしれませんが、、予約不要で700円です。
アー楽しかった!土砂降りになってきましたが、高千穂→宮崎へ爆走姫でございます。佐保姫の母上の八重垣姫の60回租借エピソードに始まり(笑)おしゃべりはつきませんので一向に眠くもなく(笑)、、宮崎にチェックインでございます。16608歩・走行約350KM
しかし、知らない道で真っ暗、、高速と名が付いているものの、一車線に中央には棒が出ている道路、、地方はやはり交通に関しては予算がないのかもしれません(^^ゞそれでも9時に終演ですぐに出て、140KMを何とか今日中に走って11時半にはホテルに着きました。